ソフィーの魔法訓練
長めです。
「気を付けるんだよ!」
「はーい、いってきます!」
『うわー、いよいよですね!』
今は、魔法訓練場に向かっているところだ。作戦では、魔法訓練所で護衛の冒険者達を寝かせて、ソフィーを元化させて、ダンジョンに転移するよていだ。
「ここが魔法の練習場だ。」
冒険者がいった。
「大きいですね。」
「下級の、雑魚しか出ないから、実戦でしっかり練習するといい。」
「そうですか。」
うん、辺りに人はいないし、、、、
「いいよ。」
パアァァァァ、、、、、、ソフィーが元化した。神々しい。
「え?なんだ、こ、、、、、、」
『えーっと、良い夢を見てくださいね。(ニコッ)』
二人の冒険者が、スッと倒れた。
『ほかの人には中が見えない結界を、この人たちと、私たちにつけておきますね。』
「あ、うん。」
なんか普通にやりすぎて怖いんですけど。
『じゃあ、掴まってください。』
えーっと、どこに掴まれば掴まいいのか分かんないいんだけど、、、、、
フワッ。なんか、ソフィーがしゃがんだだけなのに、聖女感が半端ない。
『行きましょう。』
抱き上げられちゃいましたよ。恥ずっ。赤ちゃん抱っこだよ。めっちゃ恥ずかしいんだけど。
「あ、あ、すいません」
お、落ち着こう。大丈夫。自分で作った掟を自分で破るような残念な人なんだ。緊張することはない。
「えーっと、今日はですね、私が作ったダンジョンに行こうと思ってたんですけど、その前に、魔法のコツを掴んでおいた方がいいと思うので、攻撃魔法と、ヒールのやり方と、防御魔法もやりましょうかね、、、、。」
楽しみだなー。本当に魔法が使えるときが来るなんて。
「あ、バンカさんが持たせてくれた、魔法の本いる?私は読めないけど、ちょっと読んでくれない?」
『そうですね。人間にはどういう魔法が流行っているのか知らないといけませんね。』
流行るって、なんか、、、、神様なんですね。されていたこの世界ができる前から、生きていたんだから、そんなものなのかな。
『えーっとですね、音属性の魔法についてで、音波の攻撃では、、、、音波よ、その姿を現したまえ、、我に力、を与え、波のように荒れ狂え、、、、、、ハハハハ、、フッ、フフフフ、中二病かよ。』
かよ。とか、言うんだ、、、、っていうか、詠唱めっちゃ恥いんだけど。』
ソフィーはツボったようで、しばらく笑い続けていた。
『くだらないですね。もういいや、無視して無詠唱で行きましょう。』
え?いけんの?
「あ、う、うん。」
『確か、音属性ですよね?あ、他の属性も使えますから、やりたいなら言ってくださいね。うーんと、私が御つきの精霊なので、上級魔法まで全部使えますよ。音魔法って、強いんですよ。難しいですけどね。二番目に強いんですよ。特に、攻撃に特化しているんですよね。風魔法のように、自分では被害をうけないように、操れますから。風魔法って、天候に左右されるじゃないですか?でも、音魔法は、どんな状況でも使えるんですよ。ちなみに、一番いいのは水魔法ですよ。時間が余ったら練習しましょ?』
「あ、はい。私、火属性も練習したいな。」
確か、私の属性っていうことになってるし。
『火属性ですか?火属性は遠距離戦に向いてますけど、、、、微妙ですね。治癒魔法もそこそこだし、遠距離のすべてを焼き尽くすって、意外と使えませんよ?ファイヤーボールとかは効果あんまりないし、、、。やりたいんならいいですけど?』
そうなの?火魔法って強そうなイメージあるんだけどな。
『じゃあ、始めますか、、、、。まず、さっきの詠唱、、、、プハ、、、、フフフフ、、、、、、、、ゴ、ゴホン、さっきの詠唱で、何をイメージしますか?たとえば、音波があふれ出てるとか、、、、』
どれだけツボってるんだよ。
「なんか、音波が手から出てるところですかね?」
『あのね、音波って目に見えないんですよ。だから、難しいんです。魔法って、イメージでどうにでもなるんですけど、音波はイメージしにくいので、無詠唱も難しいんです。』
つまり?どういうこと?
『つまり、あなたは、詠唱を聞いて、『波』の部分で青を考えたでしょう?そして、青の音波を考えたはずなんですけど、どうですか?』
「すごい!私も水色だったけど、そんなイメージだったよ。」
『それが大切なんです。魔法は、手に魔力を集中させて、イメージすればできるんです。でも、なにをイメージすればいいのか知られていないので、正しいイメージができる詠唱に、皆頼っているんです。』
「へえ、つまり、青い音波をイメージすればいいんだね?」
『そういうことですよ。』
青い音波、、、、頭の中でイメージを固めて、、、、、魔力を集中、、、、は?どうやってやるの?だめだ、イメージが崩れてきた。取り合えず、手に力を込めて、、、、、よし!
「ズバーン!カサ、カサカサ」
あ、木が倒れた、、、、。十本ちかく、、、、周りを見回す。、、、、、、、誰もいない。
「よ、よかった、、、、、」
『わー、凄いですね!ほら、あそこにある神木倒しちゃいましたよ。』
「神木?」
あ、、、、白い布が巻かれたでっかい木が、奥の方で倒れてた。
『あれは、神が作った木なのに、倒せたんですよー!生まれたての神が作ったやつみたいなので、人間でいうところの、伸びしろがある中級ってところですかね?でも、はじめっからこんなことができるなんて人間にしてはすごいですよ。小さい頃から魔法の特訓をしていた人が、二十五歳ぐらいでやっとできるようになるんですよ。しかも無詠唱って、、、チートっすね。』
っすねってなんだよ。なんか敬語おかしい。
あー、疲れたは。
「魔力切れかな?疲れた。」
『魔力切れですか?』
『うーん、あ、ポチッとな。なおりましたよ。』
「え?あ、ありがとう。」
『じゃあ、次は盾のやり方教えますね。、、、、、、
忙しさがピークになり、ちょこちょこ編集以外は、月一か、もっと間隔あけて投稿します。