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捨て子からの異世界転生  作者: ほっかいろ
10/12

ソフィー

 精霊についてです。

 「だ、誰?」

 『あの、すいません!私、その、わざとじゃないんです!だから、許して、、、、、。』

 え?何?

 「あの、何が、、ですか?」

 『わ、わたじのせいで、、異世界に、て、転移しちゃったん、です。』

 「は?」

 『ゆ、許してください!偶然だったんです。偶然、練習して上手くいった、聖石に書いた、入れ替わりの魔法陣を、落として、拾うのを忘れていたら、入れ替わっちゃって、、、、。』

 「え?あなたって精霊でしょ?どうしてそんな事ができるの?」

 『あ、あの、私、神様、だけど、神様も精霊も同じで、上位は、神様で、下位は精霊、、、、あっちの世界では、下位も上位も神様なんだけど、、、、、。』

 「あっちって、私の世界?」

 『はい。他にもいっぱい、世界があって、神様が、全部作ったんです、、、。』

 マジか。まあ、別に転移についてはそこまで怒ってない。やり直させてくれて嬉しいくらいだ。

 『罰として、地上に来たんですよ。』

 え?何?頭が追いつかない。





 結局理解するのに三分弱かかった。その間、精霊さんは謝り続けていた。なんか怖いは。神様みたいな人に平謝りされるって、、、、、。

 「ここまでは分かった。それで、罰っていうのはどういうこと?」

 『こっちの世界での、三百年くらい前に、決まりを作ったんですよんです。異世界の、転移や、転生、あと、空間を繋げたら、いろいろ問題起こるから、駄目だって。でも、破っちゃったから、下界の、精霊になって、あなたを、守らなきゃいけない。もちろん、あなたの体に入った、ユイちゃんも。だから、そっちの世界は、時間を止めています。』

 「つまり、あなたは、自分でつくった決まりを、自分で破ったっていうこと?」

 『、、、、、、そういうことです。いまから、あなたとユイさんが、死ぬまで、御つきの精霊です。」

 「え?本当に?うわー、残念な人だね。」

 『、、、、、、でも、私は偉いから、天界を行ったり来たりできて、あなたの運命も変えられたりするんです。したら、最高神に怒られるけど。』

 「っていうかさ、あなたって、偉いの?」

 『そうです。十柱の一人です。私がいなければ、天界はちょっと困るから、行き来できるんです。」

 「へえ、十柱、、、、、神様軍団ってほかには誰がいるの?キリスト教とか仏教で信じてる神様もいる?」

 『十柱にはいないですね、、、、。

 あと、十柱の中には、えっと、今は、八人が天界にいて、私と、もう一人の、人の運命を変えて、スライムになって落とされた、、、、、、、あ!この世界にいるじゃない!」

 「え?どういうこと?」

 『あの、十柱の一人が、人の運命を変えたせいで、私と一緒に、下界に落とされた子がいるんです。私の罰が終わるまで、天界にも帰ってくるなって、怒られてました。」

 「十柱なのに、掟を破ったの?」

 『うーん、まあ、みんなそんなもんですよ。』

 うわっ。神様、全員残念。なんかこの人突っ込みどころ満載なんだけど。

 『あ、で、許すって、言ってください。そうじゃないと、元化できないです。』

 「元化?」

 『そう、この姿で、本物になることなんですけど、許しが出なければ、出来ないようになってるんです。』

 「あ、うん。でも、絶対に元化していいっていうとき以外しないでね。」

 『はい!いやー、もう、一生気づかれないかと思っていましたよ。魔力を上げればいいはなしだったんですね。』

 「うん、じゃあ、許します。これでいい?」

 『はい!』

 『あ、あと、私の名前は、ソフィーです。十柱の中では、魔法担当です。』

 「ソフィーね。分かった。」

 「ねえ、全小属性っていうのも、ソフィーのせいなの?」

 『はい、全属性だと、魔女狩りにでもされそうだったから、小属性にしておきました。』

 「魔女狩り、、、、、、」





 「あの、精霊が見えるようになったんですか?」

 あ、先生忘れてた。一応聞こえないように喋ったから大丈夫だと思うけど、聞こえてないよね?

 「はい、私の精霊も見えます。」

 「あらぁ、じゃあ、本格的に魔法の授業が始められるわね。」

 「はい。」

 「あ、でも時間がないわ。精霊が見えるようになったのなら、お昼ごはんの時じゃなくて、もっと時間のある時に練習しましょうね。」

 「はい。」

 「じゃあ、お食べになって。」

 「あ、いただきます。」

 「あら、いただきますってどういう意味かしら?平民の間で使われていたりしたの?」

 異世界って、結構注意を払わなきゃいけないんだよね。

 「え?何ででしょうね?気づいたらやってました。私、昔の記憶を覚えてないんですよ。」

 「そう。あ、嫌な思いさせちゃったんなら、ごめんなさいねぇ。」

 「いえいえ。」

 喋り方が一番嫌だよ、という言葉を飲み込んで、昼ごはんのパンを口の中に入れた。

 うーん、やっぱり異世界の食べ物ってあんまり美味しくないな。いや、バンカさんが作っているから、他のより大分マシなんだけど、、、。小説みたいに、シャンプーは売れなさそうだし、料理で儲けようかな。一応料理得意だし。

 『魔法か。魔法なら、私が教えてあげますよ。予習しましょ。予習。それに、人間よりも教えるの上手いし。』

 あーあ、またやる事増えたよ。今日は宿題もあるのに。

 「ねえ、魔法はちょっと、、、、、、」

 『まず、基礎の魔力の扱い、それから、ちょっとだけここもやっておこうかしら?、、、、、、、、、、』

 これは駄目だな。今は諦めよう。あとで断っておこう。次はピアノか。にしても隣がうるさいな。

 初登場なのにキャラが濃すぎてなんか凄い


 次から、話を早く進めていく予定です。

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