~可能性~
「幸運…?」
いきなり言われた言葉に健治は思わず聞き返さえさずにはいられなかった。どうやら、ドロシーはサリーナよりかはチャッピーの事を知ってるらしい。しかし、突然の展開に置いてかれている。そんな心境を察しったのかドロシーはさらに説明を続けた。
「チャッピーが消滅する条件はご存知ですね?」
「は、はい。それは知ってます。」
そのためにギルドで話を聞こうと思ったのだ。
「黒い子は大体早い子は3日で消滅します。でも、その子は色が黒の真反対です。」
「では、10Lvになっても消滅しないと…?」
それなら、大助かりだ。しかし、そんなことがあるだろうか。きちんとステータスに書いてあったのだから。
「いえ。ステータスに書いてあったのだったら確かに消滅はすると思います。」
やはりそうだろう。なら、現状は変わらないじゃないか。一体何を言いたいのだろう。
「私が言いたいのは、もしかしたら解決策が見つかるかもしれないということです。」
「本当ですか!?」
思わず健治とフミヤは身を乗り出した。人の兎のことでこんなに目を輝かせてくれるとはフミヤはお人好しだなと苦笑いが漏れるが、消滅させないでいれるのなら願ったり叶ったりだ。この後は解決策を考えようと決心し
「ありがとうございます!」
と礼を言った。
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