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~チャッピーの登場~

次に健治が目を覚ましたのは大きな噴水が綺麗な広場だった。人が多い。よそ見しているとぶつかってしまいそうだ。健治は近くのベンチに腰掛けた。


「よいしょっと」


妙におじさん臭い声を出してしまうのはご愛敬ということで。

まずは、ステータスを確認してみよう。


ステータス:

Lv1

名前:ケンジ

職業:テイマー

装備:始まりのテイマーの靴 始まりのテイマー

の帽子 始まりのテイマーの服

加護:チャッピーの加護(テイマー限定)

HP:50

MP:50


MPがあるということはきっと魔法も使うことができるのだろう。ごくごく一般的なステータスだが一つ気になるものがあった。


「チャッピーの加護?」


周りに聞きたいところだが、説明の時にメイドさんに「テイマーを希望する人ってなかなかいないんですよね~。助かります♪」と言われていた。きっと、知らない人の方が多いだろう。どうやら、この『チャッピーの加護』というものはボタンになっているらしく、押してみることにした。

すると、ピコンッと可愛らしい音がして1匹のうさぎが飛び出してきた。驚く健治を尻目に兎は白い尻尾を揺らしながらその場で一回転した。


「えっ、あの、その?」


「♪」


多分、これがチャッピーだろう。まさかうさぎだったとは。まぁ、役職がテイマーなため動物なことは当然だろう。『相棒』と言うやつだろうか。

しかし、黒いつぶらな瞳の小柄な白兎は可愛すぎて戦いなどには向かなそうなのだが…。

まぁ、目の保養にはなってくれるだろう。チャッピーを肩の上に乗せるとステータスを覗いてみることにした。


ステータス:

Lv:?

名前:チャッピー

装備:無し

HP:20

MP:10

注意事項:プレイヤーのレベルが10まで上がると

チャッピーは消滅します。


やはり、戦い向きではないようだ。しかし、レベルが上がると消滅するとはどういうことだろうか。健治は肩に乗ってご機嫌のチャッピーを見つめた。心が少しキュンと締め付けられた。


「なんとかしてあげたいな」


本当はチャッピーをもっと早い段階で登場させたかったのですが遅くなってしまいました^^;

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