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~新作ゲームの受け取り日~


「おっ!来た来た」


佐山健治はこの日、注文しておいた新発売のゲームを受け取った。

箱の表面には目立つゴシック体で、


『プレヒィティヒ王国の日々』


と書いてある。ちなみに、プレヒィティヒとはドイツ語で華やかという意味だそうだ。このゲームは、育成・バトル・建築・VRMMOというこれでもか!!というくらいの様々な要素を詰め込んだゲームなのだ。広い世代から人気を得ており、『プレイスタイルは無限大!!』という謳い文句でCMでも有名だろう。


「るら~らら~」


健治は音痴な鼻歌を口ずさみながら大切に箱から出していった。カッターで切り込みを入れたら少し引っ張ってみる。少し隙間が空いたらそこからまたカッターを差し込む。間違ってもせっかちになっては行けない。ここで乱暴に開けて中が傷ついてしまったら元も子もないからだ。


「よしっ!」


カッターが最後の1ミリを切り終わったところでそっと箱から取り出すと、黒をベースとしたツヤツヤと輝くヘッドホンのようなものが出てきた。さらにダンボールの中のものを取り出していくと、パソコンに繋げるためのケーブルや大事なソフトなどがリビングの机の上に広がった。こんなに広げてしまうと後片付けが大変になるが、机いっぱいいっぱいに広げてしまっても、健治は絶賛一人暮らし中なので誰の迷惑にもならないのだ。


「いい事なのか悪いことなのか…いや、今はこのゲームを前にしてこんな事考えちゃダメだな。」


一瞬暗い気持ちになったが不屈の精神力で立て直すと部屋の隅にあるパソコンへとコードを繋げに行った。2年前から家で使っている大切な相棒だ。


「そろそろ行ってくるか」


夕飯はもう食べたし、明日までの仕事も会社で終わらせてきた。やり残したことはないだろう。今日は試しに1時間、ゲーム時間で丸一日行ってみることにした。勿論、なにか不具合があればすぐに帰ってくるつもりだ。健治は椅子を近くまで持っていき、深く腰掛けるのそっとヘッドホンの右側にあるボタンを押した期待と興奮を感じていた脳はゆっくりとモヤがかかっていき健治はゲーム世界に入っていった。

初めまして!!今回から小説の投稿をはじめました。色々と初心者ですが頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします!

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