表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自然少女  作者: 奈倉憐
2/2

自然少女との出会い 2

続きです。

物語が少しだけ進みます。

相変わらず拙いかもしれませんがお付き合い下さいますと嬉しく思います。


「どうしたの?」

 出会ったばかりの女の子に声をかけられてしまった。

 少しとはいえ見つめてしまっていたこともあり慌てて目を逸らした。

 変に思われていないかとても心配になる。

「まさか人が居るとは思わなくて……」

「それであんな顔してたんだ」

 あんな顔って僕はそんなに酷い顔をしていたのだろうか……。

「綺麗だよね」

「えっ?」

「ここの桜」

 なんのことかと思ったけど辺りには綺麗な桜が一面に広がっている。

「確かにそうだね」

「私ね、この町が好きなの。自然に囲まれていて安心する」

「凄くわかるよ」

「良かった」

 桜を見ながら話す彼女は自分が褒められたことのように嬉しそうだった。

「ところで君の名前は?」

「僕は森野誠もりのまこと。君は?」

「私の名前なら知ってると思うよ」

「えっ……どういうこと?」

「私は転校生だから」

 彼女はふふんって声が聞こえるようなポーズをしている。

 転校生の名前なら先生が言っていた。

(ひじり)さんだよね?」

「正解! 聖凪(ひじりなぎ)。同じ若葉高(わかばこう)の一年だよ」

「よ、よろしく!」

「こちらこそよろしくね」


「森野君ね……ふむふむ……」

 聖さんは何か考えるようにぶつぶつと言っている。

 何を言ってるかまでは流石に聞き取れないけど。

「森野君は一組の日向さんって知ってる?」

「日向さんって日向楓(ひなたかえで)さんのこと?」

「そうそう! 同じクラスで仲良くなってよく話してるの。そしたら森野君達のことやゴールデンウィークに遊びに行くって楽しそうに話してたの」

「そうなんだ」

 どうやら日向さん達も楽しみにしてくれているようでよかった。

 それにしても転校生とすぐ仲良くなれる日向さんのコミュ力に驚かされる。

「それでもしよければなんだけど……私も一緒に行きたいなんて言ったらだめかな……?」

 葉月さんが上目遣(うわめづか)いで僕を見上げるように()いかける。

 気恥(きは)ずかしくなって僕はつい目を()らしてしまう。

「やっぱり迷惑だよね……?」

「えっと……。僕はいいけど他の人にも聞かないと……」

勿論(もちろん)それは自分で聞くよ」

 葉月さんはニコッと笑顔を見せる。

「あっ、そうだ! 一緒に行く友達がすぐそこにいるから聞いてみようか?」



 

奈倉憐です。

まずはここまで読んで下さってありがとうございます。

この物語はここからなので是非これ以降も読んで頂きますと嬉しく思います。

感想もたくさんお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ