プロローグ
デスゲーム、異世界などにはするつもりはないです
「ログイン有難うございます」
「あ。あぁ、よろしく頼む」
俺は現在新発売のVRMMOのmineworldをプレイしようとしてる。
mineworld。日本語に直すと地雷世界。ゾクゾクするではないか。
ぶっちゃけ俺は廃人だ。それもただの廃人ではない。ネタや地雷と呼ばれる職を極めるのが好きというちょっと変わったプレイヤーだ。
普通にプレイしていれば強いのは当たり前。ゲームなどで主人公などを使えば楽に勝てる。それではつまらないので不人気なキャラを使うようになったらいつの間にか変人プレイヤーになってたのだ。
「お名前を入力してください」
目の前のプログラムAIが淡々と告げてくる。妖精がモチーフかな?手のひらサイズに背中に羽が2対ではえており冷淡な顔つきをしていて恐ろしく美人だ。おっといけない。話がそれた。
名前なんにしようか。。。ここは漆黒の~とか栄光の~とか敢えて偉人とかの名前でもいいな。悩む。。。あ。そういや机の上にプリン置きっぱなしだったな。プリン食べたいプリンプリンプリン
「プリン様ですね。登録完了しました」
「ふぇ?ちょ、ちょっとまって‼」
「どうなさいました?プリン様」
「変更お願いします」
「無理です。1度決めた名前は変更不可能です」
ふええぇ。俺のカッコよくて、イカしていて、モテモテになるはずの名前がプリンって。さすが地雷ゲーム。最初から名前変更すら不可能とか。だがそれがいい‼今日からプリンちゃんでがんばるお(。´Д⊂)グスン
「では、種族を選択してください」
「お薦めの種族はありますか?」
「プリン様にお薦めなのは小人、ドワーフ、スプリガンなどですね」
。。。身長か?俺のリアル身長なのか?ええ、俺の身長は22歳だが160しかない(実は158,8)小さい。そしてお薦めされていく種族は全て小柄の者ばかり。地雷め‼ゲームで人数を増やしたいはずなのになぜこうも嫌なことばかりしてくるんだ。始める前からプレイヤーのライフを削りにきてるではないか‼
「アーチャーをやりたいんですけど、アーチャーでお薦めは」
「ッチ。最初からそう言えよ」
え‼?ちょ。妖精さん?そ、空耳かな
「小人がお薦めです」
ほら。空耳だった。うん。よかったよかった
小人かぁ。。。まぁ一応、人ってついてるし人外プレイにならなさそうだしいいかな?人外だとPKされやすいらしいし。
「じゃあ小人で」
「かしこまりました。では次にステータスを入力してください」
ステータスは全てが1の状態から10振れるわけか。俺のロマンにより、もちろん敏速極振りでしょ‼
「全部敏速で」
「ぇ?かしこまりました。最後に技能を選択してください」
なぜ困惑した。妖精さん。いや、きっとこれも空耳かな。
技能なにがあるかなぁー。
ふむふむ。種族につき一つ特別な技能と職業で必要な技能は元々ついてくるわけか。そしてなにか一つ選べるっと。。。なんにしようかな
《技能》
盗む
隠蔽
隠れる
隠密
忍び足
・
・
・
まてまてまて上から表示されているのが間違いなく犯罪系に導こうとしてる。敏速極振りのせいなのか?元々なのか?
うーんなにかいいのはないのか?
お。名前的に良さそうなの発見。これにしよう
「韋駄天にします」
「はい。では良い犯罪ライフを」
「違いますよ‼普通にプレイです」
「ぇ?てっきり。。。」
マジか。敏速ってそう言う風にとられるのか。そりゃ技能も変なのばかり来るわな。
「では、VRの世界をお楽しみに下さい」
プリンいきまーーーす
こうして俺のロマンは始まった
『ステータス』
名前 プリン
種族 小人
職業 アーチャー
生命 1
精神 1
筋力 1
知力 1
器用 1
敏速 11
技能
低身長Lv MAX『身長が低いことを生かしてよからぬことができる』
弓術Lv 1『弓が打てる。ただそれだけだ』
韋駄天Lv 1 『脚が早くなる』
この小説はしつこい前書きあとがきがありますが
気にしないでいいです。
本筋に全く関係のない作者の独り言です。
タグにも一応つけています。