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新世紀の殉教者

アウター・ワールド

作者: keisei1

「アウター・ワールド」


放課後の暗い夕空

振り返るのは僕達の歩いた汚れた道

誰も僕の本心になんて構ってくれなかったけど

それでプライドが崩れ去ることなんてなかった


新しい時代なんてもう二度と永遠にやってこないのよ?

あるのは今この一瞬それだけ

刺激が欲しいでしょう? 喜びが欲しいでしょう?

それなら夢も世界も全て売り払って

僕の胸に飛び込んでおいで


今すぐに部屋を駆けだして

大事にしてきた宝石箱にも似た思い出も振り払って

今夜こそ走り出し、目の前に開いていく

痺れるほどのアウター・ワールド!


部活の終わった帰り道

傾きかけた夕陽が僕らの十代にも重なる

誰も僕の本当の姿になんか興味を持ってくれなかったけど

それで心が折れることなんてなかった。


保障された未来なんてもう二度と永遠にやってこないのよ?

あるのは刹那のこの一瞬だけ

煌めきが欲しいでしょう? 輝きが欲しいでしょう?

それなら地球も世界も全て売り払って

僕の胸に飛び込んでおいで


今すぐに街へと駆け出して

大切にしてきた薔薇彫刻にも似た思い出も振り払って

今夜こそ駆け抜けて 目の前に開いていく

目眩を覚えるほどのアウター・ワールド!


ガラス張りのビルも崩れ去り

クール・ジャパンの夢もついえた時

きっと残るのは手を握り合う僕ら

だから今すぐそう!


今すぐに街へと飛び出して

大事にしてきた宝石細工にも似た思い出も投げ捨てて

今夜こそ走り抜け、目の前に開いていく

眩いほどのアウター・ワールド!


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