チャプター15 混沌の街
翌日。ニュースを観た一般市民は、街の公園でデモを起こしていた。
皆、プラカードを掲げている。「ファルコンマンは悪魔だ!」「ファルコンマンを逮捕しろ!」
デモを抑えるため、警察は止めていた。
「皆さん、落ち着いて!ドレイクシティの至るところに私服警官を派遣しています!警戒中なので、安心してください!」
しかし、市民たちは不満を漏らす。
「何が安心だ!」
「警察など信用できん!」
「そうだそうだ!」
「ファルコンマンを逮捕しろ!」
そのとき、デモ集団の1人が銃を発砲。周囲はパニックに。
ミラーが群集を掻き分け、なんとか拘束。
ロドリゲス警部は市民に、自宅へ帰るよう説得。
なんとか抑えることができた。
そんなとき、ロドリゲス警部の携帯電話が鳴った。
「もしもし?こちらロドリゲス・・・何だって!?銀行が火事だと!?わかった、すぐに向かう。」
「ミラー、ジェンキンス。銀行に向かうぞ!」
「わかりました!」
ミラーとジェンキンスが答えると、車で銀行に向かった。
銀行は、消火活動に当たっている消防隊と、警察でいっぱいだった。
「火元は?」ロドリゲス警部は私服警官に聞いた。
「爆発物が仕掛けられていたようです。被害者の中に上院議員が含まれていました・・・」
「上院議員だと?奴の仕業か・・・」
すると、制服警官がやってきて、ロドリゲス警部に報告した。
「警部!ここから数キロ離れたレストランに車が衝突しました!車に乗っていたのは上院議員で、運転中に車をリモートコントロールされていたとのことです。」
「クソッ!遅かったか・・・残り1つの場所とは一体・・・
ミラー、ジェンキンス。お前たち2人で周辺を警戒してくれ。」
「待ってください、警部!」ジェンキンスが呼び止めた。
「今夜、ノーラン産業の企業パーティが開かれるわ!」
「そういえば市長が出席するとノーランが言っていたが・・・それがどうかしたか?」
「市長が出席するとしたら・・・彼が狙われる可能性が考えられるわ・・・」
「そうか・・・よし、私服警官に警戒を強めるよう言っておく。」
ロドリゲス警部は車に戻ると、走り去った。




