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異世界にきちゃったみたい?  作者: 耶汰姫
リュヒトリア公国
9/59

牢にて

主人公はいまだに鎖国した外国だとおもってます



只今絶賛囚われ中です

って

なんでこうなるのでしょうか!!


何でかわかんないけど、この黒髪黒目が不吉みたいなこと言ってるのが聞こえた

日本人はみんなこんなものなのに、この国は鎖国とかしてるのかな


はぁ・・・

「お腹すいたよぅ」

牢の中には粗末なベットと、用をたすトイレ(汚いんだよね)が設置されていた


牢に入れられてすぐにお腹がすいたってわめいていたら、硬いパンと薄いシチューみたいなのがでてきたよ

何もないよりはましだったから、

「いただきます」をして

完食したけどお世辞にも美味しいとはいえなかった



はぁ・・・

何でこんなことになったんだろう

思い返してみたけど、何にも思いつかなかった


あ、そういえば制服着てるんだった

もしかして

ゴソゴソ

あった


あいふぉん!!

先週漸く買った大事な宝物

あんまり使いこなせてないけど、ここは音楽でも聴いて気を紛らせてよう


イヤフォンを耳にはめ、お気に入りの音楽を聴き始めた



「・・・ぃ、・・ぉぃ」

「ふんふんふーん♪」

この曲いつ聴いてもいいな

高校生になって初めて欲しいっておもったのがこれ!

自分の好きな曲をいつでも持ち歩けるのって素敵だよね


「ぃ!・・おい、おきろ!!!!!!」

あれ、雑音が

牢の外に誰かいたよ

赤茶色の髪の(目の色は暗くて見えなかった)ダンディーなおじさまだった

こんな状況じゃなきゃみとれていたのにな

服装からして身分の高そうな人だな。でも、なじみのない服

なんていうか・・・中世ヨーロッパあたりの貴族ってかんじかな

貴族なんて見たことないから想像なんだけどね


「はい?」

とりあえず、アイフォンを止めてそちらを向いた


「本当にお前が殿下を拉致した首謀者か?だとしたら、誰の差し金だ。答えよ

返答しだいでは温情が下るやもしれん」

「いあ、拉致してないので返答ができません。っというか!!あの子が襲われそうになったから

助けただけなのに、この仕打ちなんなんですか!?」


たまりにたまっていた鬱憤をおじさんにぶつけたよ

ほんとなら下手に出てでも、情報を集めたほうがいいんだろうけど

そんな高度なこと女子高生に求めないでほしい


「な、なんだと」

おじさんは少しビックリした顔をして牢に手をかけた


「それは、真実なのか、その・・・殿下をお救いしたというのは」

「だからさっきからそういってるじゃないですか!?

それなのに誰もきいてくれないし、あの子もフォローしないし!役立たずって言われたけど

こっちからしたら、あの子のほうがよっぽど役立たずなんですけど!!」


しまった、ちょっと言い過ぎたかな

この状況だとあの子は身分の高いお姫様なんだろうから、悪口はよくなかったかも

でも、言っちゃったものはしょうがないよね

私だって怒ってるんだもん



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