属性と魔法
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活力になります(o;ω;o)ウゥ・・・
「まず、魔法というのは人自身が扱えるものではないというものなのじゃ。火を熾したければ火の精霊と契約を結び、必要に応じて魔力と引き換えに火を熾してもらう。つまり精霊と契約を結んでいなければ、どんなに膨大な魔力があっても火は熾すことができぬのじゃ。」
「それなら先生、精霊と契約を結ぶにはどうしたらいいんでしょうか」
講義をしてくれているのは、リエルさんの紹介してくれた人で、魔法学の研究をしている偉い学者さんらしい
名前をオーフェン・メルディアさんという白髪に濃い紫の目、しかもサンタクロースみたいなお髭を生やした素敵なおじいちゃんだよ
あれ、もふもふしてて気持ちよさそうだな、ちょっとだけ触らせてくれないかな
「契約にはいくつかの条件があるが、どれも精霊に気に入られなければ交わせるものではなく、精霊に選択権があるのじゃ。そして精霊は気の流れに歪みのないところに住むといわれておる。じゃが、すでにおぬしの周りにはいくつかの精霊たちが集まってきておる」
「それが、私には全然感じられないんですけど」
「フム、己の魔力を感じ取ることはできるのか?」
魔法の何たるかもしらない人間に無茶を言わないでほしいな
「いえ、まったく」
「ふむふむ、では、まず魔力を感じることから訓練していくかのぅ。それが出来れば自然と精霊に干渉することが出来るようになるじゃろう。じゃが、まずお主が知らねばならぬのはこの世界のことについてじな」
そういってオーフェン先生はため息をついて目を眇めたよ
私何かしたのかな
「この世界では黒目・黒髪などというものはかつて存在しえなかったのじゃ。ワシももう少し若ければ色々といじくらせてもらいたいものじゃがな。」
怖いことを言わないでほしいな。全力で走って逃げちゃいそうだよ
「この世界の色の話を少ししておこう。簡単な例は赤い髪の人間は火属性の魔力を持っておる。同じように青だと水属性、茶色は土属性、金色は天空(雷など)白色は空間属性だといわれておる。そして目の色の濃さがその魔力の強さ(質)を現しておるのじゃ。」
話が長くて眠りそうだったけど、ほっぺたをつねって耐えてみた
この話は重要そうだもんね。特に白色の髪をもつ人が空間属性っては重要だ!
きっとこれに元の世界に戻れる
あれ、先生も白髪だよね
これって、年をとったからなのかなそれとも空間属性を持っているからかな
「あの先生は「まぁ、一概にはいえんのじゃが、概ねそういうことじゃ」」
「どうして一概には言えないんでしょうか?」
髪しか属性を判別できないなら、しっかり分かれていてほしい
白髪のオーフェン先生が目の前にいるのに空間属性じゃないなんて困るよ!
「複数の属性をもつものがおるからじゃ。複数の属性があれば髪色もそれなりに変化する。例えば赤茶色の髪なら土と火属性じゃな。ほかにも事例はあるし一概には言えんのじゃよ」
あっ、なるほど確かに属性が複数あるなら絵の具みたいに混ざったりするよね
ん?あれ絵の具ってごちゃごちゃに混ぜていくと最終的には黒になるんじゃ・・・
「あの、私の属性ってもしかして全部の属性をもっているとかなんでしょうか?」
「ワシもこの目で見るのは初めてなのでな。絶対とはいいきれんが、おそらくそうじゃろう
ちなみに、ワシは空間属性じゃ。これが聞きたかったのじゃろう?」
やっぱり、そうだったのか
これで希望が見えてきたぞ
リアルが少々忙しくなってきましたので、毎日の更新が出来なくなりそうです
ご迷惑おかけします