誤解
サブタイトルが思いつきません
やっと主人公の名前が出てきました
誤解がとけたのかな
おじさんに牢から出してもらったよ
さっきとは比べ物にならないくらいの綺麗な部屋に連れてこられた
「ここでしばらくお待ちください」
おじさんはそう一言いって部屋をでていっちゃった
「ふひゃぁ・・」
牢屋も嫌だけど、こんな場違いの部屋も落ち着かないな
王子様とかは普段からこんな部屋に住んでいるんだろうか
調度品だって高級そうだし、壊してしまったらどうするんだろ
身も蓋もないとおもうけど、キラキラチカチカした部屋なんか馴染みのない私からすれば
目が悪くなりそう
そんな感想しかでないよね
ところで
こんな部屋につれてこられても、することがないし、メイドさん?が入り口にずっと立ってる
調度品壊さないように、見張られてるのかな
「あの、私これからどうなるんでしょうか
できれば、日本大使館に連絡を取ってもらって、日本へ帰りたいんですけど」
縋る様な思いでメイドさんに訴えたよ
ここで、連絡を取ってもらわなきゃまた酷い目に合わされるかもしれない
異国の人間だとわかってもらえば誘拐犯なんてものとは関係がないってわかってもらえるかもしれないしね
なにより、もう家に帰りたかった
姥捨て山の線も捨て切れないけど、私が誘拐されただけかもしれない(そのほうがマシかな)
それならきっと家族が探してくれているはずだ
家に帰って家族と話し合いたい
鬱々と悪い考えがめぐっていたけど、いくら一人で考えても答えなんてでないよね
私は考えを振り切るように、ポケットにしまっておいたアイフォンを取り出した
コンコン
「リエル・デューガンです。入室の許可をいただけますか」
メイドさんが扉の前で対応してるみたい
「あの、デューガン閣下が面会を求めていらっしゃっておりますが、いかがいたしましょうか」
「え?誰ですかそれ」
「この国の宰相閣下でいらっしゃいます」
「そんな偉い人が何のようなんでしょう?もしかして、大使館へ連絡がついたとかなのかな
だったら、ぜひお会いしたいです!!」
もう連絡がついたのかも!
はやる気持ちを抑えて失礼にならないようにアイフォンをポケットにしまい
ソファーに座りなおしたよ
次回は明日香の過去を別視点で書きたいとおもっているんですが、書き始めると別の作品のようになって来ました。
これは・・・間にはさむべきなのか迷います
本編が進まなくてすみません(o;ω;o)ウゥ・・・