オモイオンナ
芋焼酎に少し酔った友人マミがグラスを握ったままで人差し指を私に突き立てて言った。
「あんた重い。」
それはみぃちゃんに会うのを数日前にまでに控えたある晩の事だった。
私はみぃちゃんの部屋に行く。当然泊まるんだろう。
当然Hな流れになるんだと思う。
好きじゃなくても恐らくみぃちゃんはHできる。経験も数十人だと言っていた。
私はどうだろう・・・。初対面とはいえこの一ヶ月のメールでだいぶ惹かれているのは事実だ。
当然抱かれてもみたい。今さら会って幻滅する気なんてない。
でもむこうの気持ちはまだ動いてなんか全然ない様な気がする。ただのメル友くらいだろう。
会って間もなくHする様な女を彼女にしたいなんて誰も思わないハズだ。
と、一連の悩みをマミに相談すると先ほどの発言に繋がる。
「大人なんやからもっと軽く考えーや。今時ヤル事そんなに重く考えてるんとか引かれるで。」
私は唇を尖らせて反論する。
「でもちぃは好きやからHしたいけど付き合ってもないのに・・・」
「だーかーらーそれが重いっちゅうねん!付き合わなヤラせへんて・・・中学生か!いや・・・小学生か!」」
私が言い終わるより前にマミは会話をぶった切った。そして手を叩きながら笑い出す。
マミが連れてきた、私とは初対面のボーイッシュなタチさん二人もここぞと会話に交じってきた。
「ちぃちゃんそれは重いわー。あんまり重すぎたらほんまに相手逃げるで。」
みぃちゃんと同性側の意見にギクッとする。
「マミちゃんの言う事もごもっともやで。ちょっとガード下げな。」
そうなのか・・・みんな口々に重いを連呼するもんだから自分がほんとに重い女なんだと改めて気づいた。




