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日本の僻地の片隅で 

掲載日:2026/07/27

楽しい思い出は、ほとんどありません。

哀しく想うことばかり。

片田舎で息をする独身高齢女性の心情吐露、日本の福祉政策の現状、疑問点...

カタコト語りではありますが、どなたかに届いていただけるのではとわずかばかりの期待を抱いて。

「この子の肌着は、必ず綿を。」

新生児であったわたしについて、産院で看護師がそう説明したとその場に居合わせたらしい叔母は言う。


還暦を目前に控えた今も、わたしの身体はますます敏感さを増し、慢性的な乾燥と肌荒れ、加えて、寒暖差が引き金となる熱を持ち、皮膚のあちこちに赤いぼつぼつが浮かび上がる温暖差アレルギー症状を引き起こすまでになった。

そのスイッチが入れば、掻かずにはいられない猛烈なかゆみが身体を襲う。


衣服が擦れる摩擦、汗の刺激、天候の移り変わり、常に自分の皮膚の苦痛と向き合い続ける日常生活は、煩わしくつらい。


しかし、この皮膚のトラブルの最も残酷なところは、「他者からの理解を得ることが極めてむずかしい」という点にある。

衣服の下、毛髪の下、炎症を起こし絶え間ない痒みをもたらすが、それらは当人以外、誰の目にも見えないことが常なのだ。

当人が感じる孤独感は、最も身近な家族の間であっても例外ではない。


わたしの母は、肌がとても強い人だ。

生涯を通じて目立った肌トラブルを経験したことがなく、その肌は83歳の今も白く、美しく、なめらかに澄んでいる。


寒暖差で炎症を起こし、かゆみに苦悩し、安定不調を繰り返すわたしの辛さが、どうしても理解できないらしく、加えて母は、すべてを自分の価値観だけで図り、わたしに詰め寄り、暴言を吐く。


長子長女として生まれ、不遇な環境の中で生き抜いてきた母は、自分の「強さ」がすべて正しいと信じ込んでいる。

そして、同じく長子長女であるわたしに対して、その強さを容赦なく押し付けてくる。

ことあるごとに「わがままだ」とわたしに対して言葉を結び、投げつける。


この皮膚が上げる悲鳴も、それに伴う生活の苦しさも、母にとってはすべて私の「甘え」や「わがまま」に映るらしい。

理不尽に言いなじられるたびに、わたしの心は激しく傷つき、どうしようもない悲しさとやるせなさに打ちのめされてきた。


母からの差別と無慈悲さは、日々の暮らしの至る所に溢れていた。

母は、年子の弟の好物や好きなことにはいつも細やかに心を配っていた。

そして7歳離れた末の妹の要望にはことごとく応え、学生時代の度々の海外旅行では費用まで出してやり、何一つ不自由のないように特別に扱った。

他の家族の誕生日は当たり前のように祝われていた。


けれど、わたしだけはいつも除外されていた。

母から両親から、誕生日を一度も祝われたことがない。

それどころか、わたしには徹底的にお金をかけず、「お前には何もやらない」と言い放つ。

そして度々、わたしに向かって「金食い虫」だと烈しい暴言を吐いてきた。


母からの不条理な扱いは、そのままきょうだいたちとの格差となってわたしの人生にのしかかっている。


実家の屋敷や田畑農地を継ぐ予定の弟は、市役所に勤めている。

彼はその身分にありながら、裏でいろいろな女性と浮気を繰り返してきた。


そのひとつが公になり、家庭や社会的な破滅の危機に瀕した際、その解決のために必死になって奔走したのはわたしひとりだ。

両親はうろたえるだけで何も行動できなかった。

当事者である弟もその妻である義妹も心身不調に陥り何も行動に移せず過ごした。


しかし弟は、その恩義をこれっぽっちも感じていない。


それどころか、用が済めばわたしを邪険に扱い、わたしの心身不調の苦悩や歪つに扱われる人生を気遣うような言動はただの一度もない。

父方の祖父母が遺した戸建てにひとり療養するわたしに向かって、「うちには双子の息子がいる、いつまでそこに住むのか?俺が所有したなら庭や家屋の手入れはするが、それまでは手出ししない、頼まれても手入れを手伝うことはない」とのたまう。

心身不調ではあっても、それなりに他にもいろいろ弟家族には気を遣い争いごとを作らないよう配慮してきた結果であっても。


7歳下の妹はといえば、両親が温存していた比較的交通の便が良い土地を、購入時の格安評価額で譲り受け、家庭を築き、生まれてからずっと家庭内で親族内で優遇されてきた幸せを今も全身で満喫している。


なぜわたしだけ、なぜ、こうも...。


還暦を間近に控えた今、これまでの人生を振り返ってみても、この血縁者との間に幸せな思い出はひとつもない。

誰にも分かってもらえないこの気持ち。

最も寄り添ってほしい肉親から拒絶され、搾取され、差別され続けてきた孤独。


頭皮から足の甲まで脆弱な皮膚に苦悩し、心には冷たい寂しさがおりのように積もっている。

救いのない孤独の闇の中であえぎながらも、それでもわたしはまだ生きながらえている、愚かにも。

この静かな孤独の淵で、自身のこの身体となだめすかし、日々模索している。


ダウン症を持ち生まれた二番目の弟のわたしのこの親族内での扱いもひどいもので、それを保護できるのはわたしだけなので。

裏淋しい出来事が、詳細がありますが、文章につなぐ才が乏しく...

自身の生きた証のひとつとして、記させてください。

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― 新着の感想 ―
メンタルやられてそうな文章だなぁと思って読んでみた。 長女が搾取されて、小説の中のような世界ですね。 お母さまは「年」ですからね、もう理解できないのも仕方ないですね。ちょっと想像力とか知識もたりない…
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