表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

繚乱ロンド

祈り─ある冬の日の物語─

作者: 由宇ノ木



一通の手紙が届いた。

航空郵便(エアメール)だった。


流暢な英語で書かれた手紙の内容は、彼女の死を知らせるものだった。


ピアニストという、

子供の頃からの夢を努力で掴みとった女性ひと


柔らかな金色の髪に、

白い肌に、

何度この唇を落としただろう。



───娘を愛してくれてありがとう



締めくくられた言葉。




君は・・・、


ひとりで逝ってしまったのか




降りつもる雪が、


木々を白く白く染めていく。




愛した女性(ひと)よ、さようなら・・




君の旅がどうか穏やかで、



安らかであることを俺は祈る。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ