パニック・プロローグ
拙い文章ですが ご容赦ください(・・;
ポツリポツリ 投稿していきます
「(え〜〜〜…ってナニコレ?!)」
どこからどうなってここに来たのだろう
なぜこうなったか自分でもよくわからないが、気づけば
今 目の前に広がっている町並みは明らかに今まで暮らしてきた街の景色ではない。
レンガか角に切り出され石ブロックを積んだようなか
壁で構成された 瓦や、茅葺きのような感じの屋根の建物が並ぶ町並み
海外の映像でよく見るバザーや露天のような店が立ち並ぶ通りに 様々な人種。
人種 とは言ってみたがこれもなんと言えばいいか…見知った"人間"じゃない"ヒト形のなにか"が 人間に混ざってウヨウヨいる。
「ここはどこだろう?」
文字にしてしまうとこんな短い文章になるが、彼の中には色々な思考が渦巻いてパニックになっていた。
明らかに現代ではない もっといえば地球上にこんな場所はない こんな生き物もいない
見たことはあってもそれはゲームやアニメやマンガ 誰しもが色々な形容で描くクリーチャーとしてのそれで、リアルに見たことなど一度もない。
VRで見たそれに近いが CG感がないし、何より自分の感じている五感 肌感が妙に生々しい。
どうやらゲームではない なら夢か?
そもそも夢かこれは?
頬に受ける風の感触 露天からと思われる何かしらの焼ける香ばしいいい香り スープのような匂い
人が活動している場所の喧騒 子どもたちの声とおぼしきはしゃいだ声
足元はアスファルトではなく、石畳ともまた違う石と何かが混ざった舗装
空は…普通に空かと思いきや 月が赤い。そもそも月か?アレは!?
いつも日常で見る月は 昼間は白く 夜はチーズのような色で発光しているみたいに明るくなっているものだが まるで写真で見た火星に近い、しかもサイズ感も見た感じ見慣れた月よりも何倍か大きい。
肌を触ってみる。触れた感触は ある。瞬きもする。
頭 顔 そして肩や腰、腹 触ってみるが特に違和感なく自分そのもの。鏡はないので顔は確認できてはいないがおそらくそのまま。
とりあえずウロウロしてみる。
うん、やはり何かおかしい。リアルすぎる。
明晰夢ってやつか?おいおい 明晰夢ってのはこんなにリアルに色々感じられるものなのか?よくわからんが。
…なんだコレ?とりあえずどうすればいいんだコレ?!
落ち着け俺 そう とりあえず…ん?
不意に誰かに肩を叩かれる。振り向くと見知らぬ男性。
「よう、おめぇ 今来たばっかりか?」
と、よくわからない問いかけをされ返答に困っていると
「ああ、すまんな兄ちゃん えーっと つまりだ 多分迷い込んできたんだよ兄ちゃん。こっちの世界に。
見覚えのない場所に来て、ビックリしてたか何かだろう?よくいるんだよ ここ最近。
で、声をかけてみた。理解できたかい?」
え…迷い込んで? 俺? どこに?こっち?どっち? え?
そもそ迷い込むって何?どこに?!
「その様子だと、自分に何が起きたか ちゃんとは理解できてないみてぇだな。おっと、俺の名前はジオット。この街の自警団の団員…って言って通じるかい? 兄ちゃん、名前は?」
「名前?俺の名前は…」
その後 自分の記憶を呼び起こすのだが、それで更にパニックになることになる。
少しずつ 面白いものをかけるようにがんばりますので
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