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殺し屋JKが異世界で冒険する話  作者: 飯泉翔羅
第二章:異世界を冒険、二つ目の国にも
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66:初めての森精種

前回までのあらすじ


戦闘大会を終え、帰宅した唯香、乃愛、瑠璃香、マリナの4人。瑠璃香とマリナが早起きして訓練している間に唯香と乃愛は王子様に誘われて学校の授業を経験。楽しく授業を受けたりしたりした2人はのんびりと家路につくのだった。

授業が終わり、王子様達に馬車で送り届けてもらったゴルド子爵の屋敷で待ち構えていたのは、苦笑いしながら2人の人影と話すベオラント獣王様だった。


「お、ようやっと来たか…済まないな、待たせてしまって。」


「いえいえ!お世話になっておりますし、これくらい大丈夫でございますよ!」


「その通りにございます!悪いのはあちらの人族であって獣王様ではありませんから!」


獣王様と会話している相手は随分と口の悪いやつのようだな。もう少し言いようがあるだろうに…


「獣王様、このお二人は?」


「…まさか、お主、忘れていないか?わしに頼んだこと…」


頼んだこと…?なにか…頼んだっけ…?


「あ、ゆいかゆいか。えるふじゃないの?」


乃愛の言葉でようやく思い出した。昨日の夕飯時に森精種に会いたいって言ったのは私だった。


「…あー、その、ごめんなさい。自分で言ってたのに完全に忘れてました。」


「まぁ、学校のことで頭がいっぱいだったというのはわかる。だからそこまで気にしなくても良いぞ。」


獣王様が笑いながら言ってくれた。助かった…


「私たちとしてはぁ?無駄に待たされた時間だいぶ長かったのでぇ?それ相応の要求をぉ?飲んでほしいですねぇ?」


「ですねぇ?」


と思ったら待たせたエルフと思しき2人の少女に睨まれてしまった。


「紹介しよう。森精種の国から来てくれたアリシャとメルジェだ。戦闘大会が始まってから毎年エルフの代表として参加してくれている。実際森精種は皆物理戦闘は得意ではないから毎回不利になるが、それでも3回戦4回戦位まで勝ち進むこともある優秀で強力なペアなのだ。」


「アリシャでーす!」


「メルジェでーす!」


「「よろしくねー!」」


随分と揃った挨拶だ。姉妹なのだろうか。だが2人の見た目はお世辞にも似ているとは言えない。アリシャは髪が金色で長く、目が大きい。可愛い系の女の子と言ったところか。メルジェは髪が黒でかなり短く整えられている。その目は鋭く、先程のような明るく可愛い挨拶などしなさそうなイメージだ。ツンツンしてそう。


「ちなみに私たち」


「こんな揃った挨拶や動きしてるけどぉ〜」


「「姉妹じゃないでーす!幼なじみでーす!」」


やはり姉妹ではなかったか。幼なじみだとしてもこんなに揃った挨拶をよくできるものだと感心してしまう。


「おぉ〜」


乃愛がなんか拍手している。これ見世物とかじゃないと思うんだが…


「それでそれで!おねーさんたち、魔法について知りたいんだって?」


「教えてあげるけど、なにか対価が欲しいなぁ〜?」


ニヨニヨしながら2人が迫ってくる。


「そ、そうね…」


「あとあと、さっき私たちをまたせたお詫びも欲しいよねぇー!」


「ねぇー!」


すごいこの人達求めてくる!こわい!


「ねぇ。」


ニコニコ笑顔で私に詰め寄る2人に乃愛が声をかける…


「んー?なにぃ…ぇ」


鬼の形相で。


「ゆいかをこまらせるのならようしゃしないよ?」


「は、はいぃっ!?」


「ごめんなさいぃ!」


乃愛の圧に2人は恐れをなしたのかすばやく私から離れた。


「おいおい城野。悪いのはそっちだぞ?わしがせっかくお願いしてきてもらってるんだから、2人を怖がらせるのはやめてくれ。」


獣王様が困ったように顔を顰めて言うが、乃愛はどこ吹く風だ。


「乃愛。今回はこっちが悪かったんだから詰められても仕方ないわ。さっきのことは2人にちゃんと謝りなさい。」


「え〜?もぉ…しょ〜がないなぁ…さっきはびびらせてごめんなさーい。」


おざなりだが謝ったし、まぁ良いだろう。そっぽを向く乃愛の顔を真っ直ぐ2人の方に向けさせ、ちゃんと頭を下げさせる。


「悪かったわね。この子も悪気があるわけじゃないから許してあげて?」


「ま、まぁいいですぅー!」


「こ、こっちも調子に乗りましたぁ!」


2人はそっぽを向きながら冷や汗をかきつつ返答した。

いまだに乃愛の圧に押されているようだ。


「それじゃ、わしは仕事をサボっておるからそろそろ行かせてもらうぞ。喧嘩せず、仲良くな?」


そう言って獣王様は行ってしまった。四人に空白の時間が流れる。


「えっと…魔法について教えて欲しいんだけど、いいかしらね?」


私が尋ねると2人は腕を組んでそっぽを向いてしまった。


「ま、まぁ?私たち?魔法に関してはプロですし?」


「さっきも言った通り対価が、欲しいですけどね?」


「こりないの?」


頑固なのかポリシーなのか、対価を求め続ける2人に乃愛が再燃しそうになる。


「乃愛。そうやって脅さないの。そんなことしてるからまた拗れてめんどくさくなるのよ?」


乃愛に睨まれて汗をダラダラ流していた2人に希望を見つけたかのような目で見つめられる。私としてはとにかくめんどくさい展開になるのが嫌なので、彼女たちが対価を求めるならその通りにしてしまいたい。


「うぅ〜…ゆいかがいうならまぁいいけど〜…なにをもとめてくるの?」


乃愛も渋々降りてくれた。2人は何を求めてくるんだろう…

夏休み…実家への帰省…暇にならないはずがなく…(仕事、家事、遊び)


ということで、約1ヶ月全く更新出来なかった上にちょこちょこ進めてた分をミスって公開してしまうというボケっぷりを見せてしまい申し訳なく思います。


現在一人暮らしの家に戻りかける環境になりましたので明日からまた書いていこうと思います。

今後ともよろしくお願いします

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