65:瑠璃香達の日常
マジでテストとレポートが鬼でした。
昨日までレポート頑張ってたんですけど、来週からテストで沢山勉強しないとマジで単位がサヨナラするので、また来週までかけないです。今回もくそ短くてごめんなさい。夏休みは、夏休みは頑張って書きます!
────────瑠璃香side────────
久しぶりに射撃訓練して帰ってきたら唯香と乃愛がいなかった。聞いたら王子様と一緒に学校で講師をしているとか。
「いいなぁ〜楽しそう!私も行きたかった〜…」
「ルリカには…にあわない…」
一緒に訓練してきたマリナがボソッと呟く。
「に、似合わないってなにさぁ〜…」
マリナはちらっと瑠璃香の顔を一瞥し、溜息をつきながらつぶやく。
「わたしたちのたたかいかた…かんがえたらわかる…」
「あっ」
基本的に瑠璃香とマリナは共に銃を使う戦闘以外はしない。元の世界で瑠璃香は殺し屋の集団に属してはいたものの、人を殺したことは無かった。
「そういう意味か…それでも私行きたかったなぁ。学校気になるし、戦闘中にいかに相手の視界や意識から外れるのが大事かを教えてあげたかった〜…」
マリナは瑠璃香の言葉に反応せず、キッチンへ入っていく。昼ごはんの調理だ。きっと今日も肉だろう。
瑠璃香はいつも通りスマホを開いた。このスマホは神様の不思議な力とかで、元の世界の情報を何でも得ることができるようになっている。まとめサイトに乗るようなくだらない出来事や、日本を代表する放送協会のニュース番組でやるような真面目な出来事、それどころか普通ネットには乗らないような政府や秘密機関との秘密裏の情報のやり取りまで、何でも見ることが出来るのだ。もちろんSNSも見ることが出来る。ただし、こちらから干渉することは出来ないため投稿も評価もできない。瑠璃香としてはそこだけが不満であった。
「あ、あの子彼氏出来たんだ〜…楽しそ〜…」
ドアの外のメイドに聞こえないような音量で、食堂に1人、瑠璃香が呟く。キッチンの方からは肉を叩くようなダンダンダン!という大きな音が響いているので、いかに有能なメイドとはいえ、流石に聞こえることは無い。
「アニメは…今三、四話めあたりか。今のうちに見よ。」
アニメを見るのにも有料サイトに何もせず入ることが出来るので苦労しない。高校入学直後にアニメにハマった瑠璃香は、転生し2人の無事を確認したあと、初めて見始めたクールのアニメが見れなくなることだけを不安に思っていたが、スマホを初めてつけた時にすぐ確認して見れることを知って初めて神に感謝した。
〜♪
5分のご当地ギャグアニメを見始め、3話終わったところでマリナが料理を持ってきた。
「おまたせ…ぎゅうもものたたき…」
目の前の皿には肉のたたきが山のように積み上がっていた。
「ま、マリナさん…?流石にたたきすぎでは…?」
「だまってたべて…いらない…?」
「いえ、いただきます。」
手を合わせて、手をつける。
とてもうまい。ご飯があればいくらでも行けそうだ…1杯もないけど。
しばらく堪能したが、流石におなかいっぱいになったので、外にいたメイドたちにお願いして一緒に平らげてもらった。彼女たちはメイドらしいキリッとした顔のまま、口をりすのように膨らませ、涙を流して食べていた。「文字通り病みつきになってしまいそうなほど美味しい」そうだ。普通レベルだと思っていたが、料理Lv11は伊達じゃない。
ちなみにメイドの食事はいつも各自で済ましている。いつの間にか食べているらしく、ゴルド子爵一家の誰もその食事を見たことがないという。食べるよう言った時にしか食べている姿を見れないというレア物らしい。
食べ終わったメイドたちが片付けをしにキッチンに入った。瑠璃香達は暇になる。
「ルリカ…あにめみたい…」
「ん〜?いいよ!何がいい?」
「おまひか…」
『おまひか』というのは先程瑠璃香が見ていたご当地5分ギャグアニメのことである。早口でテンポよく進んでいくストーリーと無限に笑えるギャグがぎゅうぎゅうに詰め込まれているアニメで、見ている人は皆笑わずにはいられない作品である。
「ナイスチョイス!部屋で見よっか。」
マリナが頷き、少し小走りで部屋へ向かう。マリナ用のスマホも瑠璃香が作ったし、機能も変わらないのでそれで見ることも出来るのだが、瑠璃香の膝の上で見るのが気に入っているのか、アニメを見る時はいつもマリナは瑠璃香膝の上を占拠する。
「ルリカ、はやく…」
ひと足早く部屋についたマリナが急かす。
「はいはい、今行くから〜…」
瑠璃香はのんびりと部屋に入り、ベッドの近くにテーブルを運んでからベッドに腰をかける。その膝の上にマリナが乗り、テーブルのスマホをいじってアニメを再生し始めた。
その後、メイドが夕飯の支度ができたことを報告しに来た時にはアニメの再生は止まっており、仲良さそうに抱き合いながら眠る2人の姿を見て鼻血を出してぶっ倒れたりするのだが、これはまた別の話である。




