62:獣王国の学校
昨日一昨日と実家に帰ってたので忙しくてかけませんでした。
また今日から頑張りたいですが、テスト期間なのでテスト勉強やレポート作成で書けない日があるかもしれません。あと普通にちょこちょこ書けない日かもしれないです。かける限り頑張ります。目指せ今月中に二章終わり!
学校は、白くて四角くて大きな建物で…言ってしまえば元の世界の学校と大して変わらなかった。ただ、校庭が広い。野球場とサッカー場が両方あってなかなか広かった私の母校のグラウンドの1.5倍くらいある。
「学校ではどんなことをしているんですか?」
校舎に向かって歩きながらキーストに尋ねる
「座学は言語学、数学、歴史学、常識学、作法学。この5つは必修で、魔物学、魔法学、戦闘学、魔族学の4つの中から学びたい分だけ選ぶことが出来る。実技は物理・身体戦闘、魔法戦闘、資源採集の3つだ。」
「結構あるんですね。」
まるで高校の授業みたい。私のところに選択は2教科しかなかったけど結構似たようなものだ。
「こうていひろいね〜!」
「この校庭で戦闘の授業が行われるからな。ちなみに強力な防御結界が学校側に向けて張られているから学校の周りには被害は出ないようになってる。」
「ほぇ〜ぼうぎょけっかい!そんなのもあるんだねぇ〜すごいなぁ〜」
「魔法学ってどんなことするんですか?」
「我々の場合は、MPがそこまで高くない上魔法適性を持っているものも少ないからな…基礎の基礎しか教えられない。1番不人気の授業だ。」
獣人の国ならば仕方ないといえば仕方ないか…私も独学、と言うより使いながらなんとなくどんなものか見極めているが、ただ不思議な力がMPを消費するだけで使えるってことくらいしかわからない。
空間転移は転生したら身についていたし、重力操作に至っては、疲れて体がめちゃくちゃ重くなった時に軽くなれーってやってたら何故か身についたし…
こんなもので身につくなら火を出したり風を起こしたりも簡単に出来るのではないだろうか…
「のあまほうやってみたい〜!のあだけまだまほうひとつしかつかえないもん!ゆいかはともかくるりかにまけるのはやだ!」
本人のいない所で容赦ない発言だ。いつもの事だが。
「そうね…私も受けてみたいし…キーストさん、私たち魔法の授業受けられますかね?」
「そうだな、問題はないと思う。私がかけ合えば校長も許可してくれるだろうしな。」
今まで魔法に関してなかなか触れることが出来なかったので、ここで学べるというのはありがたい。
「ここが校長室だ。校長先生!いますか!」
話しているうちに到着した校長室の扉は木製で、ちょっとオシャレな感じだった。
「はぁ〜い!ちょっと待ってくださぁ〜い!」
間延びするような女性の声が返ってきた。
そしてガタガタと何かを動かすような音が聞こえ、扉が開かれる。
「おやぁ〜、キースト騎士団長にベンガルド君じゃないですかぁ〜。そちらの方は…あぁ、例の英雄さんたちですかぁ〜?」
そこから現れたのは乃愛に勝るとも劣らないご立派なものをお持ちのうさ耳少女だった。身長は私より少し高いくらいだ。この身長でこの大きさはとんでもない存在感を放っていた。ついつい自分のささやかなものと見比べてしまう。
「ええ。彼女達がかの英雄の孫とその友人です。このふたりの他にもう2人いますが、今日は来てませんね。」
そういったキーストがこっちを見たので察して自己紹介する。
「篠宮唯香です。よろしくお願いします。」
会釈しつつ手を差し出して握手する。
「のあはしろののあ!よろしくね!」
乃愛も満面の笑みで近寄って握手する。近寄った時になにか呟いた気がするが、なんて言っていたかは聞き取れなかった。先生がビクッとしたので多分良くないことなんだろう。
「え…えっと、ごほん。私はこの学校の校長してる、アラネといいます〜!よろしくお願いします〜」
アラネはしっかりと最初の笑顔に戻り、改めて挨拶した。
「さて、王子様。もうすぐ始業だと思うので王子様は先に行っていてください。諸々は私がしておきます。」
「わかった!くれぐれも粗相をせぬように頼むぞ!ユイカ!戦闘の時間は午後だからのんびりして行ってくれ!では!私は行ってくる!」
王子様は勢いよくそれだけ言い残して走り去っていった。
「ベンガルド君!廊下は走らない!」
「はいっ!」
と思ったらアラネに注意されて早歩きに変わった。こういう所はまだまだ子供だな〜と思ってとても安心する。
ほっこりした目を王子様に向けていたら乃愛が私をつんつんつついて来た。
「おうじさまにこころうつりしないで」
ムスッとした顔で言ってくるので私は思わず抱きしめてしまった。あーかわいいかわいい。しばらくなでなですると満面の笑みで私から離れた。
「随分と仲がいいんですねぇ〜」
アラネは楽しそうに優しい笑顔を浮かべる。
「もちろん!」
乃愛が満面の笑みで嬉しそうに答える。
「そんな当たり前のことよりも、頼みたいことがあるんですよ。」
私は言いながらキーストに目配せする。
キーストは頷いて、私たちが実践物理戦闘の講師として参加することを伝えた。それ伝えずに連れてきたのかよ。
「あらあら〜それは嬉しいですねぇ〜大歓迎ですぅ〜」
嬉しそうにはにかむアラネ。顔の周りに花でも舞っていそうな輝かしい笑顔だ。たいそう男に好かれたことだろう。
「それともうひとつなのですが、この2人を魔法学の講義に参加させてもらいたいんですが。」
「魔法ですかぁ?お二人とも物理攻撃特化型の戦士なのではぁ?」
「私たち、一応全属性魔法対応を持ってますし、乃愛に至ってはMPかなり高いので。」
「そうなんですかぁ?ステータスを拝見しても〜?」
私はステータスを見せる。昨日見た時とレベルもスキルも変わっていない。
「さすが英雄ですねぇ〜!すごい通り越してやばいですねぇ〜!それでノアちゃんはどんな感じですか〜?」
「ん!」
乃愛も胸を張ってステータスを開く。
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名前:城野乃愛
性別:♀
年齢:15歳
Lv:516
経験値:48%
体力:528 58up
MP:490+20 65up
物攻:418 49up
魔攻:490+20 65up
物防:318 45up
魔防:∞
器用さ:544 72up
速さ:583+5 88up
幸運:80
所持スキル
言語理解
全属性魔法対応
身体強化Lv20
自己再生Lv15 12up
嗅覚Lv19 2up
加速Lv20
魅了Lv19 3up 効果up(Lv20相当)
隠密Lv20 2up
暗殺Lv20
猫目Lv20
見切りLv11 new!
根性Lv3 new!
解析Lv1 new!
魔法
光・遠隔感覚Lv2
装備:黒ワンピース・魔力特化
武器:大型注射武器、小型サバイバルナイフ
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乃愛もレベルが500台に乗ったようだ。各能力の上昇に加えて新スキルも3つ増えている。解析がLv1でもゲット出来たのは良い。今まで私が見せていたから面倒だったのだ。
「うはぁ〜…能力の高さもそうですけど魔防∞って…魔法の申し子ですか…」
アラネは愕然としている。それはそうだろうな、ここまで魔法に強い冒険者は普通いないだろう。
「どうどう?のあ、かなりつよくなったでしょ?」
乃愛が私に可愛い笑顔を向けてくる。その可愛い頭に手を乗せて優しくなでなでする。
「さすが乃愛。すごいわよ。基礎能力私より高くなってきてるわよ?」
「んん〜♪」
目を瞑って嬉しそうに縮まる乃愛。可愛い。
「ん〜そうですねぇ…たしかに魔法自体は使えそうですけど、まだ1つ2つしか身についてないんですねぇ…もちろん受けてくれて構いませんよぉ〜」
「ありがとうございます。」
「わーい!ありがと〜!」
「魔法の授業は戦闘実践の直前の授業なので午後なんですよねぇ…学校案内でもしますかねぇ〜」
アラネは伸びをしながら言う。張り裂けるようなそれを見て私はまたも比べてしまった。…大丈夫、まだ私は15歳。まだ育つ。大丈夫大丈夫…
「ゆいか〜♪ゆいかはそのままでいいの〜♪のあのをすきにしていいからきにしないで!ゆいかのそれがちょうどいいさいずかんだよ〜♪」
私が自分を励ましていると後ろから暴力的な2つの山の感覚が襲った。それだけで私の顔はふやけてしまうし落ち着いてしまう。
「ありがとう、乃愛。私は大丈夫よ。まだ育つもの。」
「…君たち、本当に仲がいいですねぇ〜。まぁそんなことはもういいので案内しますねぇ〜。はぁ…私にもいい人現れないかなぁ…」
アラネが少し呆れたような顔になった。
最後のつぶやきは聞かなかったことにした。
乃愛の年齢がまだ15なのにずっと16表記してたのに気づいたので修正しました。今月中には16になります。




