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殺し屋JKが異世界で冒険する話  作者: 飯泉翔羅
第二章:異世界を冒険、二つ目の国にも
59/71

59:続 戦闘大会の終盤

遅くなりました…

戦闘シーンってなんでこんなに書けないんでしょうか…

わかりづらい文章羅列してしまいました…

想像力を働かせながら読んでみてください…


王子様の装備は片手剣、バルドは双剣のようだ。バルドの細長い体格なら双剣よりも弓とか片手剣とかの方があっているんじゃないかと思うが…


最初は予想通り王子様が私に突っ込んでくる。三日前に見た時もものすごい速度で成長していると感じたが、やはり相当な速さで成長しているようだ。速度も力も増している。課題なのかもしれないが、多少狙いが荒いのだが、それに目をつぶっても十分にいい戦士のいい攻撃と言えるのではないだろうか。


…まぁひとつの攻撃で私にこれだけ考える余裕を与えてしまうあたりまだまだだ。獣王様には程遠い。


私の胸前めがけて突き出された木剣を、いつも通りギリギリまで引き付けて避ける。


ドパンドパンドパン


避けるタイミングでバルドが結構なスピードでこちらに追撃してきたが、もちろん瑠璃香が抜き打ちで牽制し、近づけさせない。


王子様が突き出された形から体を回転させて切りつけてきた。右腕を掴んで止める。ついでに引っ掛けようとした右足のスネを蹴り飛ばす


「っぐぅ!」


「甘いし遅いしわかりやすい。まだまだですね〜お坊ちゃん♪」


痛みに顔をしかめる王子様に挑発をかける。これで盛り上がってくれるかしら…


「うぁぁぁぁ!」


まっすぐ上段切りを叩き込んできた。先程より威力のある一撃。いい攻撃だ。これが全力だろう。だが弱い。成長を促すためにも実力差を見せることにした。


バシッ


「なっ!?」


左手の親指と人差し指で剣の腹を掴んだ。それも上から。王子様が力を込めるが剣は全く動かない。私はそのまま剣を取り上げ、左手に構える。


「さ、これからどうする?まだ牙を向けるかしら?」


「…く、くそぉ!くっそぉぉぉぉ!!!!」


王子様は四つん這いになって地面を何度も叩く。


「王子様死亡!壁際に寄ってください!」


アナウンスも入ったことだし、バルドで遊んでいる瑠璃香の様子を見てみるとしよう。


瑠璃香は上手くバルドに当たらないギリギリの位置に何発も撃ちまくっていた。

私はのんびり歩いて瑠璃香の方に向かう。隙だらけだが、バルドはこっちの様子など構っていられないようだ。


「随分遊んでるじゃない。そんなに余裕?」


「んー…それがちょっとおかしいんだよ。別に外そうと思ってないの。腕とか足とか致命傷にならないとこ狙ってるのに当たんない。無限に撃ちまくってるから当たらない限り動けないとは思うんだけどさー…」


「へぇ…」


バルドを見ると、たしかに小さく体を動かしているようだ。私は小声で指示を出した。


「ヘッド」


「はいよっ!」


ドパンッ


瑠璃香が撃つと同時にバルドに向けて走り出す。


カッ


バルドはその頭に向かった土製の弾丸を、双剣をクロスすることによって弾いた。


「やるわねっ!」


私は最速で接近し、クロスから戻そうとする双剣に狙いを定めて回し蹴りをかました。


バルドも流石にこのスピードにはついていけなかったようで、バランスを崩して後ろに倒れ、双剣は弾き飛んだ。


「もう、いいわね?」


私が笑顔で言うと、バルドは何故か顔を赤らめながらそっぽを向いた。


「勝者、シノミヤ・アマキペア!」


「てかバルドさんなんで赤くなってんの?」


未だにこっちを向かないバルドに尋ねると、蚊の鳴くような声で呟いた


「パンツ…見えてる…」


あぁ…たしかに今、バルドの脇腹の横に私が両足をつけて仁王立ちしている格好で、私は制服…つまりミニスカ。普通に見えるわね。

私は後ろに下がり、バルドに手を貸して体を起こさせ、耳元で呟いてみた。


「興奮した?」


「…!!!???」


それだけでバルドは素早く後ずさり、口を近づけた左耳を両手で抑え、真っ赤な顔になった。その様子を見て、私と瑠璃香は顔を見合わせて笑うのだった。


これで、決勝進出である。





4人揃って控え室に戻ると、乃愛の突進を受けた。


「おつかれー!すごかった!さすがゆいか!」


「おつかれさま…!」


マリナもすこしテンションが上がっているみたいだ。言葉尻が上がっている。


「ありがとう二人とも。次はあなた達よ。絶対決勝まで来るのよ?」


「「うん!」」


ふたりして元気よく返事をしてくれた。可愛いなぁ。


「ベンガルドたちは…まぁ、まだまだだったな。バルド君はなかなかにセンスの良さがあったがね。」


「全く歯が立たなかった…まさか上段切りをつまんで止められるなんて…」


「ありがとうございます王様。力不足ゆえ王子様を補助できなかったのが唯一の後悔にございます。」


王子様は肩を落としながら、バルドは頭を軽く下げて右手を胸に当てながら答えた。


「うんうん。2人のかたきはわしがとってやるからな!」


獣王様はご機嫌そうに笑う。


「準決勝2戦目、獣王様ペアとシロノ・マリナペアの戦闘は16時15分から行います。両ペアは準備をお願いします。」


放送が入った。今がちょうど五分前だ。


「じゃ、いってくるねゆいか!」


「がんばってくる…」


「頑張るのよ!負けたらお仕置きね!」


「二人とも〜!私も応援してるからぁ〜!できたら無視しないで頑張ってぇ〜!」


2人は獣王様を残して走っていった。瑠璃香はいつも通り無視だ。


「さて、わしも行くか!」


「そう言えば、獣王様ってペアいるんですか?さっきのブロック決勝でも相手と合わせて4人呼ばれてたし、さっきもペアって言われてたし…」


私が尋ねると、獣王様はニンマリと笑った。


「さぁ、どうだろうな。」


そう言い残して出ていってしまった。




「準備はよろしいでしょうか。それでは、スタート!」


合図がかかるも、互いになかなか動かない。むしろマリナは後ろに離れていった。狙撃銃を使うのだろうか。


内容は分からないがなにか話しているようだ。お、始まった。マリナが狙撃銃で会話中の獣王様を狙って撃ち始めた。それと同時に乃愛が最速で獣王様の懐に飛び込む。獣王様は狙撃を躱し、乃愛の突撃を身を翻していなした。ちょっと驚いた顔をしている。スピード自体は昨日よりもあげているからな。


避けた獣王様を狙撃銃でマリナが狙い撃つ。その銃撃を木剣で受け流した獣王様は乃愛のナイフの突きを間一髪で躱す。そこにさらに銃撃が飛んでくる。


獣王様はこの攻撃パターンに早くも気づいたのか、銃撃を無理にかわそうとせずまっすぐマリナの方向に向かった。銃弾は左肩に当たったが、即死レベルではない上弾丸の性質上ダメージも通らないため、かなりのスピードでマリナに迫る。その背後から乃愛の投げナイフが降り注いだ。


獣王様はそのナイフの気配を察知したのか、急ブレーキして右に転がって回避する。そこに拳銃(ケンちゃん)による銃撃が降り注ぐ。マリナの方向にも投げナイフは飛んでいったはずだが、マリナは避けた様子はないし、死亡コールもない。乃愛がマリナに当たらないようにコントロールしてばらまいたのだろう。


転がってからさらに回避というのは流石に難しかったのか、獣王様はいくつか銃弾を受けた。だがどれも致命的になるような直撃ではなく、死亡までは至らなかった。


獣王様は急に、後ろに大ジャンプを決めて壁際に寄った。マリナと乃愛が警戒するように構える。しかし獣王様は脱力してただ棒立ちになっている。乃愛はマリナをちらりと見ると、マリナは頷き、拳銃(ケンちゃん)を何発も撃ちながら獣王様に向かって歩き始める。乃愛はその後ろに入り、二人一緒に少しずつ距離を詰めていく。


銃撃はほぼ全て獣王様が持つ剣に吸い込まれるように弾かれていく。獣王様の動きは、戦士のそれとはかけ離れたゆっくりした動きで、にも関わらずひとつの攻撃も通す様子がない。


5mほどまできた。状況は全く変わらない。


我慢出来なくなった乃愛が、1歩目から最速でマリナを飛び越えつつ、突きを放つ。しかし次の瞬間、乃愛は地面に寝ていた。獣王様は懐から取り出した短剣を乃愛の首元に当てながら銃撃の雨を見ずに捌く。


「シロノ死亡!壁際に寄ってください!」


まずいな…乃愛がやられた今、マリナにできることは無いに等しい。圧倒的にマリナのレベルが低すぎる。


「勝者、獣王様ペア!」


ノータイムでマリナは降参を申し出たようだ。賢明だな。

こうして決勝は、私達と獣王様に決まった。

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