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殺し屋JKが異世界で冒険する話  作者: 飯泉翔羅
第一章:異世界最初の国、冒険前の下ごしらえ
14/71

14:初めての北の森Ⅰ


森の木は一本一本が大きく、たくましく成長しているようで地面に太陽の光が届いていない。奥の方は肉眼では全く見えないほど暗くなっている。


「くらいね〜」


乃愛は顔を顰めながら目を凝らして見ている。


「あっ、なんかみえるようになった。なんでだろ。」


「スキルでも得られたんじゃない?」


私も森の奥をじっと見続ける

すると急に奥の方まで普通に明るい場所と同じくらい見えるようになった。


「ん、私も見えるようになったわね。」


ストレージを開く


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

名前:篠宮唯香

性別:♀

年齢:15歳

Lv:51

経験値:70%


体力:57

MP:25

物攻:59

魔攻:25

物防:20+20

魔防:15+20

器用さ:66

速さ:65+5

幸運:75


所持スキル

言語理解

全属性魔法対応

身体強化Lv5

自己再生Lv1

予知Lv1

加速Lv5     効果UP(Lv6相当)

隠密Lv15    効果UP(Lv16相当)

暗殺Lv20

攻撃連鎖Lv1

解析Lv2

乱舞Lv1

効率化Lv1

威圧Lv1

猫目Lv1 new


魔法

光・空間転移(テレポート)Lv1


装備:制服・改

武器:小型サバイバルナイフ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


やはり、猫目という新しいスキルが得られている。

暗いところも日中と変わらないくらいはっきり見えるというスキルらしい。


「それじゃ、行きましょうか。」


「ん!」


私たちは猫目と隠密、加速を使い暗い森の中へと入っていった



しばらく走っていると、乃愛が何かを感じ取ったのか立ち止まり、木の上に登った。


「なんかへんなにおいする。まものかも。」


「了解」


私も乃愛のように木の上に登り、息を潜める。

1分程たったころ、複数の足音が聞こえてきた。

そのまま待っていると、人型の黒い魔物が視界に入った。

私が城門で殺した魔物と同じように見える。だが、それよりひと回り大きいようだ。


乃愛に目線で合図を出し、彼らが下を通るのを待つ。そして最後の一体が通ったところで息を殺して下に降り、殺戮を開始した。


私は相棒で首元を抉っていく。乃愛は大きい特殊注射器で血を一瞬で抜き取っていく。

魔物は6体しかおらず、2人で3体ずつ、時間にして10秒かからずにかたがついた。


魔物の死骸を見ると、そこから¥のマークが出ているのが分かった。

手を触れると消えた。6つ全部消してメニューを開くと、所持金と書かれた枠が増えていた。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

所持金 銀貨6


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


銀貨6枚分、1体銀貨1枚か


「この調子ならだいぶ儲けられそうね」


大量発生しているというのだからこれはきっと序の口であろう。

私はこの森での儲けに期待を持ちながら、さらに奥へと進んでいった。




どのくらい時間が経っただろうか。

私たちは森のかなり奥の方まで入ってきていた。

これまで数十体もの魔物を殺してきたが、どれも今までと同じ魔物ばかりで少々飽きがきていた。

加えて私たちのチートのおかげでさらにレベルが上がっているようで、本気で隠れなくても魔物に気づかれず、軽く腕を振るうだけで魔物の皮膚は割かれてしまう。もはや単純作業と化していたのだ。


だが、やはり奥に行けば行くほど強さは上がっているらしく、その体の大きさは城門で見たものの2倍程のものも何体かいた。特に先程倒した魔物は、レベルの上がった私たちの隠密を、本気で隠れなかったとはいえ見破り、配下の魔物をけしかけてくるくらいには強かった。

戦って手応えはなく、例によって10秒程度で殲滅は完了していたが。


「ゆいか〜いまなんじかな〜。そろそろかえったほうがいいかも〜」


「そうね…」


私は呟きつつメニューから所持金を見る


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

所持金 銀貨86


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


今のところ集まったのは銀貨86枚だけだ。

魔物の種類が同じだからか、強くても弱くてもドロップする金額は変わらず銀貨1枚だった。

86体魔物を屠ったのはいいことではあるが、流石に少なすぎる。瑠璃香を助けるにはさらに8倍強稼がなければいけない。明後日までに稼ぐ必要があると考えると、せめて金貨2枚分、200万円はほしい。


「乃愛、先にお店に戻っててくれない?私はもう少し狩ってから帰ることにするわ。」


「え〜?ゆいかおいていくのやだ〜…」


乃愛がしょんぼりした顔で言う。これに加えて上目遣いでおねだりされたら誰も断ることは出来ないだろう。私は断れない。


「あんまり遅くなってシノを心配させたらダメでしょう?だからせめて連絡だけはして欲しいの。」


「ん〜…れんらくしたらもどってきちゃだめ〜?」


乃愛の上目遣い攻撃。

私は断れない。


「しょうがないわね!シノにわかるように説明したら戻ってきていいわ。シノが分かったって言わない限り戻ってきちゃダメだからね?」


「うん!」


最後にはいい笑顔で頷いた乃愛が元来た道をものすごいスピードでかけていった。


さて、私はさらに奥に進もうと思っていたのだが、これまで周囲に警戒してきたこともあってか、なにかスキルを覚えたらしい。全く視界に入らず物音も聞こえないが、私が向かう先に今までと違う種類の魔物がいることがわかるようになっている。すぐ近くには数体しか魔物はいないようだが、私は初めて見る魔物である。最大限の警戒をしつつ、魔物に近づいていく。


魔物が視認できるまで近づいた。その魔物は恐竜のティラノサウルスを小さくしたような魔物で、色は緑。大きさは頭の位置が私と同じくらいにあることがわかる。

警戒しつつ暗殺スキルで敵の弱点を見る。


「尻尾の付け根…?」


何故か尻尾の付け根が弱点として出てきた。私のイメージでは、尻尾はトカゲと同じように傷ついてもすぐ治るものだった。まさか弱点がそことは…


私は全力で息を殺しながら魔物達の中心部に降り立ち、一瞬で尻尾の付け根を切り取った。

魔物は声もあげることなく、1度硬直したあと倒れ伏した。

お金をとるために魔物に近寄ると、尻尾の断面から赤黒い血液と共に、青く弱い光が出ていることに気づいた。


「何この青い光…解析」


[魔核]魔物の心臓部。破壊されるとその命を失う。破壊されずに取り出された場合、取り出された肉体は死ぬが、魔核は魔力を閉じ込めたままになるため高値で売れる。魔核に閉じ込められた魔力は、魔力回復のために使われることが多い。


この青い光の正体は魔核という魔物の心臓部だったらしい。

暗殺スキルはその魔核がどこにあるかを教えてくれる上、バレない殺り方を提示してくれるのだ。便利なスキルだなぁとつくづく思う。


改めて倒した10体のお金を拾っていき、メニューを開く。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

所持金 銀貨116


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


一気に30枚増えた。つまり1体銀貨3枚だ。

かなり効率が良くなる。


「よしよし、乃愛が戻るまでゴリゴリ稼ごうかしらね。」


こうして私はさらに奥に進んでいった




「ゆいか〜もうもどらないとだめなじかんだって〜…」


それから暫くして、かなり奥に入った私に乃愛が追いついてきた。


「そう?それじゃあ帰りましょう。乃愛がいったあと、魔物の種類が変わってだいぶ稼げたわ」


そう、あのあと、さらに奥に入って恐竜型のほかに二種類の魔物を狩ることが出来た。

一種類は猪型の魔物、もう一種類は狼型の魔物だった。得られるお金は猪型が銀貨5枚、狼型は銀貨6枚。恐竜型と狼型の魔物は10体程度の群れになって行動していたため、一気に数をかることが出来たが、猪型はほとんど一体のみで行動していたのであまり狩れなかった。


だが一体一体のドロップ金が増えたのでだいぶ稼ぐことが出来た

乃愛にメニューの所持金を見せる

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

所持金 銀貨 408


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


銀貨408枚。これは金貨4枚と銀貨8枚の意味だ。

期限が明後日と考えるとこのペースで稼げれば余裕で買う金は整うだろう。


「お〜いっぱい〜♪」


「とりあえず次はここら辺まで急いできて、さらに奥に進むわ。乃愛も頼りにしてるわよ♪」


「うん!」


ということで私たちはシノの待つ飲食店ゲストへ戻ることにした。

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