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殺し屋JKが異世界で冒険する話  作者: 飯泉翔羅
第一章:異世界最初の国、冒険前の下ごしらえ
13/71

13:三人目のために

店に戻った私たちは昼の準備にかかる。と言っても私は食器を準備、乃愛は小さいコップ(濃い赤色)を用意するだけで料理ができるまで待つしかないわけで。


「二人ともミートソースパスタでいい?」


「いいわよ。飲み物は私は水で乃愛にはいらないわ」


「ぱーすたー♪」


「乃愛ちゃん飲み物いらないの?」


「ん〜べつのあるからだいじょ〜ぶ〜」


「べつの…?」


「後で説明するからサクッとパスタ作って〜」


「わ、分かったー!」


シノはサクサクとパスタを作り、持ってきた


「わ〜おいしそ〜!」


乃愛はかなり嬉しそうだ。


「おいしいよ〜。まだまだあるし、たくさん食べてね!」


「じゃあここでシノに重大発表します。」


急に私は立ち上がりシノに向き直って言う


「は、はい!」


「乃愛、いいわよ」


「わーい!」


乃愛我からの注射器を取り出し、私の腕にブスリと突き刺す


「えっ!?」


そのまま一本分血を抜き取ると、小さいコップに移した。

そして、乃愛はそれを一気に煽る


「ええっ!?」


「あ〜ひさしぶりのゆいかのち〜おいし〜♪」


乃愛は恍惚の表情だ。


「このように、乃愛は血を好んで飲む不思議な子です。あなたの血も美味しいらしいから寝てるあいだに取られないように注意するのよ。」


「…吸血鬼?」


「ちがうよ〜ちがすきなだけだよ〜?」


「だけって感じじゃないんだけど…」


「はい、重大発表おーわり。」


そう言って私はパスタを食べ始める


「重大発表軽すぎない!?内容の重さと発表の姿勢が釣り合ってないんだけど!」


「気にしないでいいわ。それより金儲けよ。これから私森に行ってくるわ。魔物倒せば金になるらしいし。」


「本当に大丈夫なの?確かにお金は儲けられるかもしれないけど、命懸けなんだよ?」


「大丈夫よ。私、チートあるし。隠れながら倒せば余裕余裕。乃愛もいるしね」


「よゆ〜♪」


シノは不安そうにこちらを見ているが当の私たちは何も気にすることなくパスタを食べる。元の世界でやってきたことを相手を変えてやればいいだけだ。しかも普通の家より隠れやすい森での行動だ。いつもよりも楽なことは言うまでもないだろう。



「夜営業までには戻ってくるから、悪いけど待っててくれる?」


「絶対戻ってきてね?死なないでよ?」


パスタを食べ終わりストレッチして軽く体をほぐしたところで私たちは森に向かうことにした。

森の近くにあるドリス王国の北門は、店から徒歩2時間といったところにある。この国は東西には広く広がっているが南北の距離はかなり狭いらしい。

私たちの足で走り続ければ40分で到着するだろう。


「それじゃ、いってきます」


「いってきま〜す♪」


私たちは森に向けて全力で走り出した。



この国の交通手段は歩く、走る、馬車に乗る以外にない。最速は走ることである。私も乃愛も元の世界での経験もあって、疲れづらい走り方は身につけてはいる。とはいえ異世界の、建物も地形もまだわからない街中を全力疾走するのはなかなかに難しく、私たちは思った以上に時間と体力を削って北門に到着した。



「ようやくついた…なんか遠くない?」


「そんなことないよ〜。走りづらくてスピードでなかっただけ〜。」


同じように体力を消耗したはずなのに乃愛は余裕そうだ。私は少し疲れている。既にめんどくさくなってきているが友人を救うためだ。仕方がない。


「じゃ、入っていきますか…」


二人で門を通ろうとすると門番が声をかけてきた。


「おいお嬢ちゃんたち。どこへいくんだい?」


「ちょっと森まで」


「それはやめた方がいい。今魔物がみんな凶暴化してるからな。しかも数も増えてる。死にたくなきゃ、冒険者様が森の魔物を倒すまで行かない方がいいぞ。」


「あーうん。でも魔物倒すのが目的だからいくわ。」


「おいおい冗談はやめてくれよ。そんな若いのに魔物退治なんて無理があるぞ。」


面倒なので実力を示すことにした。


「門番さん。私、今から軽く攻撃するからそれをみて行けるかどうか判断してくれる?もちろん門番さんにダメージ行かないから。」


「え?それってどういう…」


門番が話している途中で私は動き出した。身体強化と加速と隠密、さらに暗殺まで使って門番に迫る。

門番は私を見失ったようにキョロキョロしているが、その時には既に門番の背後に回り、ナイフの峰の部分を首に当てた。


「えっ!いつの間に…」


「どう?」


「す、ステータスを見せてくれないか!」


「いいわよ。」


ステータスを表示する

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

名前:篠宮唯香

性別:♀

年齢:15歳

Lv:51

経験値:70%


体力:57

MP:25

物攻:59

魔攻:25

物防:20+20

魔防:15+20

器用さ:66

速さ:65+5

幸運:75


所持スキル

言語理解

全属性魔法対応

身体強化Lv5

自己再生Lv1

予知Lv1

加速Lv5     効果UP(Lv6相当)

隠密Lv15    効果UP(Lv16相当)

暗殺Lv20

攻撃連鎖Lv1

解析Lv2     1up

乱舞Lv1

効率化Lv1

威圧Lv1


魔法

光・空間転移(テレポート)Lv1


装備:制服・改

武器:小型サバイバルナイフ

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


おっ、解析のレベルが上がっている。奴隷の解析したことで経験値が溜まったのかな。


「れっ、Lv51だとぉ…!?その若さで…!?」


「まぁ色々あったの。」


話すのが面倒なので様々な話は割愛する。


「そ、それなら俺がとめることは無い…だが気をつけろよ?レベルが高くても簡単に人は死ぬんだ!やばい思ったらすぐ逃げてこいよ?あとそっちの嬢ちゃんは?」


「乃愛は隠れてるだけで戦いはしないから大丈夫。隠密あるからそう簡単にはバレないわよ。じゃ、行ってくるわね。帰ってきて入国料払えとか言わないでね?」


「ああ、短期の出国なら問題は無い…けどその子が心配だな…君もステータス見せてくれないか」


「んー?」


乃愛がこっちを見てくる


「見せていいわよ乃愛」


「ん!」


許可を出すと乃愛はステータスを表示した

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

名前:城野乃愛

性別:♀

年齢:15歳

Lv:1

経験値:50%


体力:13

MP:26

物攻:11

魔攻:26

物防:7

魔防:∞

器用さ:27

速さ:37

幸運:80


所持スキル

言語理解

全属性魔法対応

身体強化Lv5

自己再生Lv1

嗅覚Lv1

加速Lv1

魅了Lv10

隠密Lv10

暗殺Lv15


魔法

光・遠隔感覚(ロングセンス)Lv1


装備:制服

武器:大型注射武器

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「魔防∞って、どういう…」


「さいしょからなってた〜」


やはり∞という表示は珍しいどころじゃないのだろう。

門番は目を白黒させている。


「ってことで私たちは行くわ。あんまり私たちのステータスをおおっぴらに吹聴しないでね」


私は門番の肩をポンポンと叩き、北門をくぐった。


その先には、大きな木々が生えた森林が広がっていた。

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