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(3)性格差による形成
子供時代の、子供の性格は、実は大人になると変化する。
気の弱い子供が大人社会のボスになったり、気の強い子供が大人社会の落伍者になったり。
しかし、子供にとっては、今あるリアルがステレオタイプとして印象づけられ、上位の性格と下位の性格が色分けされる。
具体的には、気の強い弱い、暴力的か穏健的か、根性の有無、冒険的か実直か、が、一面的表面的に捉えられ、それぞれ前者が上に立つべき者、後者が下に立つべき者、というふうに区別される。
子供が持つ内面や真実の性格は、無視される。
なお、価値判断の基準は、親の教育態度に由来することが多い。
腕力を価値判断の上位におく子供の親の多くは、子供への罰として暴力を用いる者である。
職業でいうと、警察官やスポーツ経験者の親の教育態度に多い。
いじめ犯人の親に警察官が多いのは、このことを意味する。