(6)最大の対策は学校や教師の努力
学校や教師が、今までの誤った教育観を改めれば、問題は緩和あるいは解決へと向かう。
まずは、子供暴力組織が厳然と存在する事実を認識して、その形成、構造、増幅、活性化の過程をきめ細かく理解すること。
そして、子供暴力組織の形成、増幅、活性化を防ぐために、ありとあらゆる手段を駆使すること。
人間に対する誤った考え(元気明朗快活外見重視。運動音痴蔑視思考。腕力容認)を改め、正しい人間観(人の多面性、多様性)を持ち、慎重に教育指導に当たること。
そして何よりも、問題が子供の手では解決できないことを肝に銘じ、誤った精神論的な指導を行わないこと。
これは、教師が陥りやすい子供の自主的解決偏向思考を戒めるものである。
「殴られたら、殴り返せ」などという精神論は、百害あって一理なし。
腕力で負けているからいじめあるいはサンドバッグ行為を受けるのであり、問題の解決への道を阻む指導といえる。
最近注目されている連絡ノートなるものは、意味がない。
被害の申告の意味が、辛うじてあるだけである。
担任教師のいかにも仕事をしてるぞパフォーマンスにしか、見えない。
そんなことをしているひまがあるなら、その子供に対していじめあるいはサンドバッグ行為をしている子供暴力組織を特定し、腕力ないし暴力行為を早急に阻むことが急務だった。
加害者が野放し(適切な教育指導を受けない)の場合、次の進学先で子供暴力組織を作り、いじめあるいはサンドバッグ行為をする問題を起こす危険がある。
中学校教師が、責任を持って、矯正指導をすること。




