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異世界とシュウ  作者: タナサンさん
4/11

4:初依頼とミス

翌日、朝食を取り昼は戻らないと伝えると弁当を貰いギルドに向かう。

初めての依頼だと思うと緊張しながらも、剣に鎧を装備してファンタジー世界に居る事実が修を興奮させているよだ。

修はその興奮のせいで自分がミスを犯した事に気が付いて居なかった。


少し浮わついた気持ちでギルドに着くと掲示板で依頼を選ぶ、採取依頼は人気が無いのか結構残っていた依頼書を剥がし受付に持っていく。

依頼内容は以下の通だ。


薬草の採取

草原に生えている薬草を採取してきてください。数量は問いませんが、多いほどありがたいです。

報酬 薬草1本50ルド


「此方の依頼でよろしいでしょうか?」


「はい、お願いします」


「では、受付処理をするのでギルドカードをお出しください。」


「はい、どうぞ。あと薬草の特徴を教えてほしいのですが良いでしょうか?」


「薬草の特徴ですね。暫くお待ちください、ただ今、植物図鑑をお持ちします」


ギルドカードを受け取ると図鑑を見ながら薬草の特徴を聞く。


「ありがとうございました」

礼を言いギルドを後にする。

礼を言われた職員は少し不思議そうに首を傾げていた。



ギルドで教えて貰った薬草の特徴はヨモギと酷似している、似たような植物は他には無いと言ってたから見つけやすいだろ。



門へ着くと街に着いたときに対応してくれた門番さんがいた。名前はマイルズと名乗っていた。


「マイルズさん、おはようございます!」


「おう!おはよう!今日は依頼か何かか?」

「はい、薬草の採取を受けました!」


「余り街から離れるなよ、森の近くには上位魔獣も出るからな」


「解りました」


「じゃあ、気を付けてな!」


「はい、行ってきます!」


暫く街道を歩きながら薬草を探していたが街道付近の薬草は既に採取されているらしく薬草は見当たらなかった。

なかなか見当たらないものだなと思いながら街道から脇にそれ薬草を探していく。


脇にそれてから暫く歩くと、ようやく薬草の群生地があったので修はそこで薬草の採取を始める。



が、そう修は大きなミスをしていた。昨日、修は武器や防具を買う事で頭が一杯になり道具袋を買うのを忘れていた事だ。

修は自分が武具を買って装備した事に興奮して浮わついていた事に気付き気を引き締める。


「危なかったな、これが討伐依頼で忘れたのが回復薬だったら死んでいたかもしれない。」


修は仕方なく、10本程度を一纏めにして蔦のような植物で縛り、それを4束ほど作って、これ以上は持てないため採取を諦め剣に慣れるために素振りを始めた。

休憩を挟みながら2時間ほど素振りを続けると、お腹が空いてきたので貰った弁当を食べることにした。

景色を観ながら食べるお弁当はピクニックに来ている様な気になり格別に美味しく感じられた。

魔獣が出なければ毎日でも来たいくらいだ。

弁当を食べ終わると食後の運動を兼ねて再び素振りを始める。暫くすると腕が疲れてきたので今日はこれくらいにして街に帰ることにした。



ほどなく街に着いた修はギルドに行き薬草の納品をお願いした


「お疲れ様です。薬草の納品ですね。検品をするので暫くお待ちください。」


受付の女性は薬草に鑑定チェックを使い確認していく。

ほどなくして鑑定チェックが終わっり「確認しました。ギルドカードをお出しください。」

「あ、はい」

ギルドカードを渡すと職員は端末に通して完了処理をする

「報酬は薬草40本で2000ルドになります」

「ありがとうございます」


修は礼を言うと報酬とギルドカードを受け取りギルドを後にした。

修の去った後には、お礼を言われて少し嬉しそうな職員が居た。



修は道具袋を買いに道具屋に向かいながらこれからの事を考える。


今日の報酬は2000ルドか、採取依頼だと1日頑張っても宿代が出る位かな。採取依頼はそんなに稼げないのかも知れないな。

ガイさんに返すお金のこともあるから明日からは、もう少し効率が良い依頼を受けないといけないな。

けどまだ討伐依頼を受けるには早い気がする。

明日は少し早めにギルドに行き効率が良い採取依頼を探してみようかな。



道具屋に着いた修は背負うタイプと肩から掛けるタイプの道具袋を1000ルドで買う。

背負うタイプには採取品や直ぐに使わないような物を入れといて、掛けるタイプには直ぐに取り出して使う様な薬やアイテムを入れれば使いやすいと思う。

良い買い物をしたと思う。


目的の物も買ったので宿に戻ると丁度ガイのパーティーも帰ってきた。


「おう!シュウ!マイルズから聞いたが今日は採取依頼に出たんだってな!調子はどうだった?」


「ガイさん、こんばんは、今日は道具袋を買い忘れて全然採取出来なかったです」


「ガハッハッハッ、それは仕方ないな!だが今日が採取依頼で良かったな!討伐依頼だったらヤバかったぞ! 今日の事を教訓にして気を付けろよ」


「シュウ君はソロなんだから気を付けなきゃ駄目よ」


「そうですよ、シュウさん、採取依頼でも少しの油断が命取りですからね!気を付けて下さいね。」


「頑張れ」


「解りました、気を付けます」

知り合ってまだ2日なのにこんなに心配してくれるガイさんのパーティーは良い人達ばかりだ、ガイさん達に心配かけない様に気を付けよう。

「おう!じゃあ頑張れよ」と言いガイは階段を昇っていった。


修も鍵を受け取り食事を済ませてから部屋に帰った。


今日は色々教訓があった日だ。気を付けなければな、と気を引き締め眠りに着いた。




またまた読みにくくてすいません。

文章が下手ですが宜しくお付きあい下さい。


誤字、脱字の指摘等も宜しくお願いします。



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