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異世界とシュウ  作者: タナサンさん
10/11

10:新たな出会い

街からでて3時間ほど歩くとようやく森が見えてきた。

4回ほど魔獣から襲撃が有ったがガイさん達が瞬殺してた。

「ガイさん、俺のレベル上げは?」


「あぁ、悪いな!でも今のシュウでは魔獣に瞬殺されてたぞ?あれでもDランクの魔獣だからな」


「D!!確実に瞬殺されましたね、ありがとうございます」


「なに、気にするな!よしこの辺りで飯にするぞ!あと少しでゴブリン共の目撃地点だルーク、ローザ、シュウは飯を食べ周辺の警戒をしてくれ!エリーは悪いが俺と偵察に出るぞ!出来れば拠点を見つけたい!」


「分かったわ!」


「了解だ!」


「分かりましたわ」


「それと、シュウはルークに付いて気配の察知を学べ!ルーク頼むぞ!」


「あぁ!分かった」


「はい!ルークさんよろしくお願いします」


「指示を出すとエリーと共に森の中に消えて行く」


歩いている音が全然聞こえなかった。凄い技術だと思う。

「ルークさん、あの歩行術は教えてもらえませんか?」


「あれは今のお前には無理だ、簡単そうに見えるが隠秘と探索の両方のスキルを覚えなければ出来ない技術だからな」


「分かりました、先ずはスキルですね」


「そうだ、よし飯を食べたら警戒に移るぞ」


「はい」


流石にゆっくり食べてられないので急いで食べる。


「ローザは右手側を頼む、俺とシュウは左手側を見て回る」


「分かりましたわ」


「はい」


「よし、シュウ付いてこい」

コクりと頷きルークに付き従う。暫く周囲を警戒しながら歩いているとルークに手合図で止められた。

そしてルークの指差す先には錆びた武具で武装した1m位の二足歩行の魔獣が8匹居た。

良くRPGで出てくるゴブリンの姿だ、あれがゴブリンで間違い無さそうだ

しかしゴブリンの様子がおかしい。

ルークに音を出さないように近付いてゴブリンの様子がおかしいことを伝える。

「ルークさん、あのゴブリン達何かおかしくないですか?」


「あぁ、確かに変だな」


「少し近付くぞ」

ルークと修は音を出さないように更に近付く。ゴブリン達は自分達の音のせいで2人の接近に気が付かない。

ゴブリンとの距離は凡そ5m、流石にこれ以上の接近は見付かる恐れがある。

しかし、それ以上接近しなくてもゴブリン達の動きがおかしい原因が判った。

ゴブリンは女性を抱ながら歩いていたのだ。そのせいで動きがおかしくなっていたようだ。

「ルークさん!!助けましょう!」


「待て!やり過ごしてから背後から奇襲するぞ、その方が救出出来る可能性が上がる」


「…分かりました」


「シュウは左だ」


修は無言で頷き剣に手をかける。


ゴブリンが警戒もせず目の前を通り過ぎる。その数瞬後、2人は目で確認をすると頷きあい背後から奇襲をした。


修はゴブリンを見送るとルークに目をやり頷くとルークも頷いてきた。

準備は良いようだ。

向かって左側の最後尾に居るゴブリンを背後から斬りつける、グギャー!!致命傷だろう。倒れ込むゴブリンの横を通り抜け2番目のゴブリンを突き刺しそのまま蹴り飛ばす、飛ばされたゴブリンを咄嗟に受け止めたゴブリンは手を塞がれ避けることも身を守ることも出来ないまま斬り伏せられた。

先頭に居たゴブリンは女性を離して錆びた剣を抜き修を迎え撃つ、ガキンと剣と剣が打つかる。ゴブリンはかなりの腕力が有るらしく徐々に押されてくる「くっ」呻きながらも耐えていると、ゴブリンがニヤリと笑った様に見えた。

「こんな所で殺られるわけにはいかないんだよ!!」力を振り絞り少し押し返す、するとゴブリンは更に押し返そうと力を入れてくるタイミングで半歩退き態勢を崩させると足を払い倒れ込むゴブリンに剣を突き刺す。

修がゴブリンを倒し終えた時には既にルークもゴブリンを倒し終えて周囲の警戒に移っていた。

「ルークさんお待たせしました」


「あぁ、大丈夫だ!俺はローザを探して呼んでくるから彼女を見ててくれ」


「分かりました、ですが魔獣が来る可能性があるので彼女が目を覚ましてからつれて行った方が良いと思いますが?」


「それは大丈夫だ俺がスキルで周囲の確認をしたからな、周囲200mに魔獣は居ないぞ」


「分かりました。仮に魔獣が来ても彼女は逃がして見せますよ!」


「大丈夫だ、直ぐに戻る!」


そう言うとルークは駆けていく


ルークを見送ると女性に目を移す。年齢は18歳位だろか?

金髪でかなりの美人だと思う。服装はローブらしき物を着込んでいる。

様子を見ていると女性が目を覚ましそうだ。少し躊躇い声をかける。

「大丈夫ですか?」

声をかけると女性はビクッとしながら起き警戒している様子だ。


「俺は修といいます、気分は大丈夫ですか?」


「……ゴブリンは」


「ゴブリンなら俺達が倒しました」


「俺達?」


「はい、仲間が居ます、直ぐに戻ると思いますので仲間が戻ったら移動しますよ」


「助けてくれてありがとう。私はアリサです」


ゴブリンが居ないと言ったら少し警戒が緩んだようだ。

これが俺とアリサの出合いだった。





ようやく新しい登場人物が出ました。

急いで書いたのでおかしい部分が有ると思いますが見付けたら指摘をお願いします。


お読みいただきありがとうございました。




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