表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

見忘れた

「朝会っただけでそんなに意気投合するんだ」


と羨ましそうに見てきた。


「この学校で真美さんと1番仲がいいのはオレだからね。だよね!」



「うん。」



凄い嬉しかった。



オレが言わせたのかもしれないが、否定されなくてよかった。



その後も時間一杯に話した。



その日の帰り道

「オレらしか昼休み話してなかったよなぁ」


シュンは石を蹴りながら言った。

「みんな、何か男の方に行っちゃったよね。それに、男の方と話す時間がなかったよね。」




「そういえば、そうだな。双子の女の子があんな可愛かったから、男の方もカッコイイんだろうなぁー。」


?双子?真美さんが双子?兄弟?姉妹?何ていうんだろ?

まるっきり忘れていた。3組にきた生徒は双子なんだということ。それがしかも真美さんであり、前にあった人の山は真美さんの兄弟であること。

後悔した。初めに男の方を見ればよかった。そうすれば、似ているだろうから気付いただろう。


よくわかんないけどムカムカした。


「真美ちゃん、可愛かったなぁー。これじゃあ、お前いつまでたっても綺麗な人わかんないじゃん」


「ね、、」


返事が曖昧になってしまった。



「何で昼休みにオレを誘ってくれなかったん!!」


シュンの蹴っていた石がいじけているカズに当たった瞬間にスイッチが入った。「お前みたいな女垂らしなんか連れてく訳ないだろ」


「いや、女好きなだけさぁ、垂らしちゃいない」


「カズは垂らし野郎だよな!?どうかしましたかぁー?」


シュンが覗いてきた。


「あっ!いや、そうだよ、カズは垂らし野郎だよ。もうすぐ、中学も卒業なんだから、それ直せよな。」


「まぁ、彼女ができないのよりはいいけどね。」


オレらを下に見た顔で言ってきた。


「オレらは作る気がないんだよ。。ちゃんと品定めをしている最中だからな。なぁ?」


「そうであります、シュン様。」


「賞味期限切れになるぞ。」



「あ?」


軽い喧嘩になったがいつの間にか忘れて、仲はもどっている。いつも同じ。馬鹿が3人いればそんなもんだ。

そして、3人で石を蹴りながら昼休みの話題を中心に話し、真美さんとオレ2人が会った始まりの道を帰った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ