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ヤバイ?

表面上の俺もビビっていたが

(死にたくねぇ〜!ヤダーっ!!あぁ...)

と内心では号泣だった。

ここで逃げる事もできないと悟った俺はドアをカナリ強く閉めてやった。


「じゃあ、案内頼む!」


と、今さっきまでの態度とは変わり頼まれた


「わかりぃました。」


と、少しだけしか、間違わなかった言葉を返した。


車体がこんなにも傾いても大丈夫なのだろうかと思うぐらいのヘビーな運転で進んでいく。だいたい10分ぐらいたった頃だろうか、勇気を出し立ち向かった。

「なんで、スト中に行きたいんですか?」


これは俺の精一杯の抵抗だった。

すると、男は言った


「オメェ、気付いてねんかぁ!?後ろに真美がいんだろ。」


と、少し怒り口調で言われ驚き、また反射で後ろを見た




パッ




その瞬間

俺は男の声も聞こえなくなりタバコの臭いのした車内も、むしろ、良い香に変わった気がした。惚たのかは分からなかったが、確かに俺は彼女の、目、口、鼻...全てがこの一瞬のうちに気になった。

だが、彼女が俺に振り向く事は絶対にナイ事だと思ったせいか、すぐに一目惚れをするタイプなんだと自分の中で決めつけ、案内を冷静に初めた。


大分間違って、遠回りもした(何百回も怒られた...)けれど、どうにか目的地の俺の通ってる中学につくことができた。

乗る前の緊張感や恐怖感はあまりしなくなっていが、「送ってくれて、ありがとう」

と、今度もやはり間違えた、だがヤバイ人ではないとこの中学までの旅で分かった事から、出た言葉だったのだろう

「お前も案内してくれて、ありがとな!ホント助かった」


「あ、はい。全然平気です。俺行きます。」


「おう」


「さよなら」


「待て、何処に行くんだよ!」

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