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Grayland  作者: ざね
7/13

状況による

 三日。ゲイルのタイムリミットであり、ドスターの命の期限でもある。

 ブラウンは写真をゲイルに手渡す。ゲイルは眉間にしわを寄せ写真に写るドスターの顔を見る。


「ドスターは仕事が無い間は繁華街にある自分の屋敷に閉じこもる。屋敷の警備は厳重、気付かれずに忍び込むのは不可能。分かっているとは思うが今回の件は同じ“ゴースト”の組織の者からだ。暗殺と気付かれるのは構わないが、他の組織によるものと解釈されるよう実行しなければならない」

「要は俺がやったとバレなきゃいいんだろ?」

「そうだな。お前はゴーストから多数仕事を受けている。やったのはゲイル、と知れれば多数の意味で問題が生じてくるからな」


 ゲイルは少し口角を上げ、ブラウンを見る。面白い、そう彼は思っていた。一度ブラウンへ向けた視線は再び写真へと移る。


「屋敷への侵入は無理か。……まさかこの三日全て引き籠ってるなんて事はないよな?」

「それについてはもう調べはついている。ドスターが外へ出る機会は、三回ある」

「チャンスは三回か……、まあ回数は問題じゃないな」


 そう、問題は状況だ。状況により獲物を仕留めるヤリ方は変わってくる。銃か、罠か、ナイフか。他にも道具、道具の使用方法など考えれば多種多様の方法が存在する。いかにして確実に仕留めるか、その方法の判断は、状況が肝となる。 

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