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Grayland  作者: ざね
10/13

暗殺のイメージ

 クラブ「エル」の入り口を正面から写す一枚の写真。ゲイルはそれに注目した。


「ドスターが帰る状況を教えてくれ」

「来る時はいいのか?」

「余計な事はいい。とにかく教えてくれ」

「わかった。基本は変わらん、周りに護衛が三人付き入り口に用意した車に乗る。あとは――」

「待った。繁華街の様子はどうだ」

「そうだな、来るときに比べ多少減ってはいるが大した変わりはない」

「マスターが予想する時刻はどれくらいだ」

「大体三時から明朝にかけてと思う」


 ブラウンが言った後、ゲイルはふっと笑う。既に空のコーヒーカップを見、何かを確信したかのように二度三度頷く。


「マスター。悪いがあと二回のチャンスは必要ない。そして、また悪いが一つ、頼みごとがある」

「ほう、大きく出たな」

「いいか?」

「ああ。だが俺に出来る範囲でな」

「問題ないさ。マスターにとっては簡単な用だ」


 再び入り口の写真を見るゲイル。その頭には、恐らくドスター暗殺のイメージを浮かべているのだろう。一息ほどの間が経ち、ブラウンへ顔を向け、仕留める為の、ブラウンへの注文をする。

 聞いたブラウンは、またよく低音が響く笑声を響かせる。

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