イメリア公国滅亡
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魔王を倒した勇者パーティは皆祖国から称賛され褒美を貰う中、吟遊詩人は祖国から罵倒され追放された。仕方ないので森で歌を嗜んでいたら何故か最強になった。今更祖国の危機で帰ってこい?もう遅いわ
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大魔王エターナルは桐斗が消えた後も、イメリア公国を蹂躙していく、
時折、イメリア十六世が桐斗の置いていった魔法入りシェイカーで応戦するものの、流石大魔王なだけあり、しっかりレジストしていく。
そんな折、大魔王エターナルはイメリア十六世を煩わしく思い、得意の闇の幻惑魔法をかける。
「闇の狂乱」
イメリア十六世は、視界を奪われただけでなく、混乱の状態異常にさせられる。
そして、イメリア十六世は恐怖と混乱のあまり、
桐斗の魔法入りシェイカーを全てあらぬ方向に撃ち出してしまった。
魔王は気付いていたのだ。
イメリア十六世自体は強くない。
怖いのは魔法入りシェイカーと桐斗だけであると。
乱発された魔法入りシェイカーはイメリアの王都を焼き、人々は阿鼻叫喚の中死んでいく。
大魔王エターナルはその様子を愉悦気味に見ながら、南進を始めた。
イメリアの民を壊滅させる為である。
大魔王エターナルの進軍は終わらない。
遂にはイメリア公国最南端のミノンまで焼き尽くした。
そこで巨大な壁を発見した大魔王エターナルは、
イメリア公国の境界線まで来たのだなと、実感した。
残すは聖王国アランドブルクと勇者だけである。
大魔王エターナルはアラルド共和国にいる四天王のコマンドアークにメッセージを伝える。
「コマンドアークよ! 東から聖王国アランドブルクに攻め入れ! 余は西から進軍して挟み撃ちにする」
「仰せのままに」
かくして、イメリア公国は滅んだ。
次は聖王国アランドブルクが大魔王エターナル率いる魔王軍の標的となった。
勇者クリムドの運命はいかに...
よろしくお願い申し上げます。




