闇夜の聖剣戦
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ヤドンの冒険者組合にて
「なぁ最近ラパンの森に薬草採取に行った冒険者や依頼主が帰らないらしいぜ」
「あそこはうさぎの聖地なんだろ?うさぎの精霊なんかがいて排除されてるんじゃないのか?」
「いや聞いた話だと強い結界がここ一か月くらい張り巡らされてるらしいよ」
「結界かー厄介だな!ギルマスどうするんだろうなぁ?緊急クエスト発動させるのかなぁ?」
ラパンの森の噂は冒険者の中で広まり、
ここ最近では冒険者ギルドは対処に頭を悩ませていた。
ヤドン村はそんなに大きくないが、ラパンの森付近の為森での依頼が多いのだ。
冒険者ギルドマスターは大きな町の高ランク冒険者にこのラパンの森の結界除去といるであろう精霊術士の討伐の依頼を任せることにした。
数日後 1番下はFから1番上のSランクまである冒険者の階級のうちAランク冒険者 闇夜の聖剣のメンバーが集まった。
闇夜の聖剣の由来はリーダーゼルクが世界に数本しかない聖剣の一本である闇夜の聖剣ビスマルクを所持しているのが由来で盗賊マルクに暗黒騎士ゼルクに闇魔法士マーリンに破壊僧ギドの計4人の安定したパーティだ。
リーダーの暗黒騎士ゼルクは二つ返事で依頼を受けた。
なぜならここ一年ちょいで何匹もラパンの森の精霊術士を殺してきた経験者であった。
「しかし殺しても殺しても新手が出てくる。」
「どんだけいるんだよ。今回で狩り尽くすか!」
「精霊術士1匹につき金貨5枚だろ!」
「こんな美味しい仕事はないぜ」
闇夜の聖剣のメンバーは笑みを浮かべたままラパンの森に入って行った。
森で火の手が上がる。
桐斗はそちらに向かおうとした。
「うさぎの精霊術士はたて続けに人間に狩られてます。桐斗もお気を付けて。必ず戻って来てくださいね」
アンナは心配そうにしている。あー可愛いなぁ
LOVEが止まらないぜ〜
「アンナありがとう。必ず無事に戻るよ。ジジ!二段ジャンプを私に授けてくれ」
「ようやく私の力が役立つ時がきましたか」
スキル 二段ジャンプを手に入れた。
森を警戒しながら進む。
ここはまだ結界の中だから人は入れないはず。
まずはスキル変身で人間に変わって木の上から偵察する。
桐斗はスキル変身を使うと生前の20歳の姿になった。
二段ジャンプを駆使して木の天辺から様子を見る。
すると4人の人間が結界を破壊しようと結界に攻撃をくわえていた。
「く!?どんだけ硬い結界なのよ!」
魔法士らしき人が結界を壊そうとしている。
「しかも多重結界なんか初めてだぞ」
僧侶らしきハゲは結界を叩いて具合を見ている。
自分の頭をまず叩け!
「無理に入ると聖結界だからこちらに影響かなりあるよ。マーリンなんとかできない?」
盗賊らしき人が魔法士に聞いている。どうやら桐斗の結界は素晴らしい出来な様だ。
「最終手段うちらは闇耐性でかいから闇結界を張り巡らせながら入るしかないかな。
土と聖結界を壊して入るには丸2日はかかるしMP消費激しいからその後魔法援護できないよ」
魔法士のマーリンとやらは結界破壊が苦手な様だ。
「あーもういらつく!今までみたいな雑魚の精霊術士の結界ならすぐだったのに!もう森を全焼させようぜ」
リーダーらしき暗黒騎士がブチギレている。しかし君の鎧はなかなか厨二病をくすぐる。剣は何て綺麗なんだ。決めたぞ!殺して奪ってやる。しかし燃やしても結界は解けないのにバカなのか?このリーダー
「それはダメだってギルマス言ってたよ!薬草やら木々やら必要な物資まで燃えちゃうからって」
マーリンもっと言ってあげて!山火事はこちらうさぎにとってもはた迷惑だ!
「マルクは付近の偵察に!
ギドは拠点の設置!
マーリンは拠点から結界を破壊してくれ!
結界がある中で行軍は流石に危険すぎる。
少々時間かかってもいいから安全にいくぞ!
ミイラ取りがミイラにならないようにな!」
リーダーゼルクの指示で皆動き出した。
桐斗は結界内から各個撃破を考えていた。
魔法士は遠距離攻撃を得意としており、
更には人数差がある為奇襲が1番確実だからだ。
パーティの中において真っ先に消すべきなのが回復術士だ!ギドを殺して次は結界壊そうとしてる魔術士マーリンだな!ただ不気味なのは盗賊マルクだ。
ちょうど今は夜中。うさぎは夜行生物だと知らないらしい。
敵は交代で見張りを行なっており、ちょうど今回復術士が1人で火に木をくべていた。
「聖最高級状態異常魔法」
ギドは突然の奇襲魔法に対処できずに睡眠麻痺毒呪いありとあらゆる状態異常にかかり泡を吹いて横たわった。トドメとばかりに
「土最高級滅殺範囲魔法」
多数の鋭利な土槍が広範囲に土石流の様に雪崩れこみ
ギドを確殺した。
その余波は闇夜の聖剣の拠点も吹っ飛ばし、残り3人もダメージを負って起こしてしまった。
確個撃破のつもりがやってしまった。魔法間違えた。逃げよ
「何が起きてんだーおいギドしっかりしろ!おいギ、くっ!死んでやがる」
リーダーゼルクはそれはそれは取り乱している。
回復術士がいないパーティとかもう死に体じゃね?
後はどう料理するかな?桐斗は夜の闇に紛れながら魔法を放った場所から離れた。
「精霊術士って結界張るだけじゃないみたいね。私達を殺しにきてるわ。
ゼルク!一旦撤退しましょ!回復役はいないし、結界はあり、私達ダメージ深い。ここは無理する所じゃないわ」
魔法士マーリンも混乱している。夜にゲリラ戦はなかなか使えるな。
「マルク!敵は視認したか!?」
「いやこの闇夜だと方向しかわからなかった北西だ」
「そうかありがとう。
マーリン!撤退戦は1番危険だ。今敵の正確な位置もわからない。だが最低でも敵に手傷負わせないと逃げきれない。
うさぎにとってここは地の利がありすぎる。
さらには仲間やられてハイそうですかってすぐに撤退できるか!
土魔法をぶっ放してみてくれ!俺はビスマルクで飛剣を放ってみる。」
桐斗が先程まで偵察してた場所に飛剣と魔法が降り注ぐ。桐斗は自分の位置がバレてなくて安堵していた。
最高級魔法でMPの1/3は消費したが運良くレベルアップで回復した。
できれば今夜でもう一人は殺しておきたい。
てか回復いないからはやく撤退しろよと桐斗は一人愚痴る。
そこに盗賊マルクが迫っていた。もちろん気づいている。
ウサギは目は悪いが耳は良い。盗賊の静かな足跡を見逃すはずがない。
「土最高級罠魔法」
ドボン!グシャ!土罠の下には鋭利な刃物が聳え立ち剣山のようになっている。ハンターでダメージを負っていた盗賊マルクはラスティネールの土罠にはまり10mは落下して剣山に串刺しになりそのダメージに耐えきれず死んだ。
土を被せれば土葬になって良い魔法だと思った。
「マルクどーした!返事しろ!」
爆音が響き渡りゼルクは声を張り上げて仲間の安否を気にかける。
「返事はないどうやら屍のようだね。
ハゲも盗賊も俺が殺した。
回復薬をやられた段階で撤退しないなんて指揮官失格じゃないかな?
坊やはお母さんのミルクでも飲んでるのがお似合いだな」
突如現れた桐斗に対してゼルクは仲間を二人も殺された挙句おちょくられて正気を失っていた。
隊のリーダーとして彼我の戦力差の把握と情報の持ち帰りや仲間の帰還それらを真っ先に優先して考えず
勝算もなく突っ込んでくるあたりこいつは本当に隊長に向いてないな
「てめえかーよくもマルクとギドを〜」
ゼルクはビスマルクを手に結界内に突っ込んできた。
ドボン!ゼルクもラスティネールの土罠の餌食になったが流石リーダーなだけあり急所の串刺しだけは回避して虫の息はあった。
「火初級精霊魔法」
もはや虫の息のゼルクに業火の炎が(見た目ファイアーボール)ぶち当たる。
「土葬はお気に召さないみたいだから火葬にしてあげたよ。ゆっくりお休み」
リーダーの死を真近で見ていたが、マーリンは動けなかった。頼りになる仲間がほんの数分で全員死んでしまったからだ。
こんな恐怖は生まれて初めてだった。
失禁しながら気絶したのが最後の記憶となった。
桐斗は死んだ冒険者の所持品を集めて死体は火葬した。
マーリンの持つダークネスメイジにゼルクの闇夜の聖剣ビスマルクどちらも厨二心をくすぐられた。
愛用武器として重用してあげる。
冒険者の首を村に投げ入れるのも考えたが、大挙して押し寄せられても面倒だし、こちらは時間を稼がないといけないのだ。
なぜならラビビはまた赤ちゃんな上に精霊術士は自分含めて3匹しかいない。時間を稼ぎ仲間を増やす必要があった。
ところでレベル高い人間は経験値も美味しいらしい。
今までにない程レベルが上がった。
職業 精霊術士 ステータス LV50
HP:410
MP:460
攻撃 :95
防御:95
魔法:460
魔法防御:460
速度:505
親愛pt:700
スキル 融合 変身 カクテル三昧 二段ジャンプ
精霊術士の職業昇進可能レベルになりました。
本日のカクテル
ラスティネール
スコッチウィスキー2:1ドランブイ
ウィスキーリキュールの中では歴史があり有名なリキュールです。