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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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マナの一人旅④

今後ともよろしくお願いします。

マナはピンクの馬車RERE号を走らせて、

バナナと2人カンパーニュに向かう。

もちろん健太に何も告げない。


別れると決めたら知らない間に消える。

マナの常套手段だ。

本人は自覚しているのか無自覚なのかわからないが、

これでやり直そうと言ってくる元カレ達もいた。


失って初めてわかる私の有り難さ

これを痛感して欲しいと思っているようだ。

やっぱ自覚あるんじゃないのか?


バナナを見る

身体を舐めて綺麗綺麗している。

何て可愛いんだろう。

自分が可愛いと自覚しているのか?



マナもうさぎの可愛さには勝てないと思っている。

うさぎホストクラブがあれば貢ぐ自信がある。


「うさぎの国か〜私は辿り着けるのかなぁ?」


うさぎ形の雲を発見したマナは

うさぎ形の雲に願いを込める。


「マナナ達にまた逢えますように」





ピンクの馬車はカンパーニュの街に着いた。

虎王国に攻め入るのだから、

しっかりした準備が必要である。

主に食糧だ。


しかしマナは真っ先に最高級旅館に向かう。

女は美容が命だからね

マナは戦いの前にリフレッシュを行うようだ。


マナは湯に浸かりながら思う。

私を導いて来たラビはまだ精神体のままである。

元カレ桐斗に会ったとして、

マナナと会話できるのだろうか。


「ラビ!マナナと会ったとして会話はできるの?」


「マナナが受肉してる場合は喋れると思いますが、

マナナが精神体なら私経由でやりとりはできるかも知れません」


「えっ?ラビも受肉できるの?」


「はい!しかし特殊な条件が必要なようでして、私は今現在受肉できる対象のうさぎが居ません。」


マナは考える。

受肉できる条件!

バナナにラビは受肉出来ないなら、

成体のうさぎではなく、

産まれたてでないといけないのだろう。


いやまだ何かしら条件がありそうである。


「桐斗は人間に転生したの?

うさぎに転生したの?」


「うさぎに転生なさいました。」


なるほど!例えば自分の子供になら受肉出来るとか

ありそうだ。


まだまだありそうだ。

特殊な聖魔法が必要だったり、

召喚魔法が存在するのかも知れない。


マナは知りたかった。

何故ならラビを受肉させて、

またヨシヨシしたかったからだ。

前世ではあり得ないうさぎとの会話


なんて素晴らしい世界になるのだろう。

ワクワクが止まらない。


「桐斗や他のうさぎ達に連絡はまだ出来ないの?」


「はい!存在を感じる事は出来ますが、連絡はできません」



マナはやはり女神を脅してうさぎの島に転移させるしかないと結論付けた。



そんなマナへ随分久しぶりに女神から空輸便が届く


「親愛なるマナ様へ

流石私が見込んでた通り、

聖人にまでレベルを上げて、

人間の生存領域を増やして人類を救いましたね!

その調子でどんどん人類の為に働いてください。

psやっと希望が持てた女神より」



マナは手紙を破り捨てる。


「ラビ!女神には連絡出来るの?」


「女神はそもそも人の神です。管轄外の為不可能です。」



あのクソ女神今に見ていろと、

怒りを露わにするマナであった。

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