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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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賞金とマナの離反

うさぎは登場しないなぁと感じた

読者のみなさん!

まだ出ません泣

3章までもう少しだから待っててください。

マナはピンクの馬車に乗り、

フェデーラの首都に降り立つ。

久しぶりの街並みだが、変わったことはない様だ。


マナは王宮に入り、近衛兵士に言伝を頼んだ。


「マナが牛帝国を滅ぼして、バッファローを討ち取ったから報奨金が欲しいと伝えてもらえるかしら。後、これがバッファローの首です。」


マナはバッファローの首を近衛兵士に渡すと久しぶりの自室に帰ってきた。


まぁ予想はしていたが、健太は居なかった。

恐らく訓練に励んでいるのだろう。


以前にミネラルの温泉に入りながら考えていた事を、やはり実行するしかない。

私は私の生きる道を選ぼう。


第一の人生の旦那に第二の人生まで付き添い続ける必要がない。

もう義理は果たしたとも思っている。




マナは自室の荷物を整理し出した。

多分もうここには戻らないだろうから。

マナの自室にノックがされた。

王が詳しい話を聞きたいそうだ。


マナは王の間に向かう。


「お久しぶりである。最近王宮でマナ殿を見かけないと思ったら、大層な活躍をされたとか?牛帝国は壊滅したのかね?」


「ごきげん麗しうフェデーラ皇帝陛下

牛帝国は私がほぼ壊滅させて参りました。

帝王の首も取り、後は残党ばかりかと」


大臣達は喜びに満ち溢れ、

将軍達は今こそ領土奪還の時だと叫ぶ。


「つきましては、報酬金を頂きたく思います。

私も馬車を作ったり研鑽の旅などで、すっかり無くなってしまいました。」


宰相は手を叩く。

すると宝箱がマナの前に運ばれて来た。

中には金貨が1000枚入っていた。


マナは心の中でガッツポーズしたが、

顔にはださない。


「有り難く頂戴致します。」


マナは優雅にお辞儀をして、

宝箱を持って出て行く。





王の間では主戦論が唱えられた。

残党狩りをして、すぐに街を作る為に、

ミネラルに職人を待機させよう。

領土奪還の折にはまずは防波堤を作らなくてはならない。


山には砦を作り直し、

城も建てて城下町を作るのも良い。

すぐに先発隊が編成され、

フェデーラ軍は進軍した。



何事もなくアメルダ島の中頃まで軍は進んだが、牛が一頭も現れない。フェデーラ軍は街を作るのに適した川沿いを根城にして拠点にした。


牛達が現れない事を良い事にやりたい放題である。

何かフェデーラ軍は空き巣をしてるかの様に、やけに静かに作業をする。


職人達もやってきた。

皆あまりの平和さにびっくりしている。

少なくない数が偵察に来ても良さそうではあるが、

そんな兆候も一切ない。


防波堤を簡単につくり、後は街並み作りである。

フェデーラの街には職に困った民が山ほどいた。

彼らの新しい街として、きっと役立つだろう。


フェデーラ国はかつてないくらい領土を取り戻した。

後々の税金を思えば金貨1000枚など安いものである。



フェデーラ王は軍の様子を聞くと、

すぐに追加の職人や移住者を送るよう伝令した。


フェデーラの首都では新しい街で持ちきりである。


「俺新しい街で一旗あげようかな」


「農地もかなりあるんだろ?俺も小作農辞めて移り住もう。」


「家畜の良い放牧地になるな!わしも支店を作ろう」


みな新たな街に期待をしていた。



そんな街の様子を見ながらマナは、

ピンクの馬車でバナナと2人で王宮から出て行く。


行き先は虎王国の前に、カンパーニュである。


(温泉好きだなぁ)

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