お正月スペシャルストーリー〜バーテンダーは12匹のうさぎ達と正月を楽しむ
今回ストーリーと全く関係ない
お正月スペシャルストーリーをご用意しました。
桐斗と12匹のうさぎ達によるお正月の団欒風景です。
これはある正月のエピソードである。
皆真剣な表情で畳を見回している。
畳の上には数々の札のようなものがある。
アンナは紙に書かれた俳句の様な文章の前半を読む
「ああ痛し かさぶたのきず 喧嘩あと
モカは勢いよく畳の札にジャンプする。
「桐斗間違え 剥がしガブガブ」
(前世モカはジジと喧嘩して瘡蓋出来たが桐斗はそれを瘡蓋ではなくゴミか糞だと勘違いして剥がしたがモカは痛くて桐斗の手を噛んだという句である。)
モカは自分の前世のエピソードの為すぐに詠まれた上の句と対になる下の句の札を畳の上から確保した。
「待ちに待つ 正月前に テレビ線」
今度はすかさずカシスがジャンプして札をとる。
今度はカシスのエピソードの為カシスが早い。
「知らぬ間カシス 歯の餌食なり」
(桐斗は前世正月の年越し番組を楽しみにしていたがその前にカシスの歯でテレビ線切られてテレビが観れなくなったという句である)
「お見合いで 待ちに待ったよ 妻を迎え」
今度はノンペがすかさずジャンプして札をとる
少しモカも反応したがノンペのエピソードの為ノンペが早い。
「蹴り倒された あわれモカの夢」
(前世一番の古株のオスであるモカはやっとお見合いをしたけどノンペの方が大きくさらに強くて、張り倒され蹴られたモカはノンペを嫁に出来なかったという句です)
桐斗は全てのエピソードを知っていてこのうさぎ俳句全て作ったのに一枚も取れてない。
なぜなら皆自分のエピソードだけに山を貼っているのに対して桐斗だけは全体的に見回しているからである。
「私より デカくて大人 そろそろよ」
今度はマナナがすかさずジャンプして札をとる
マナナは身をもって体験してるからやはりマナナが早い。
「乳離れしろ 我が子ティンカー」
(前世ティンカーは産まれてからかなり長く母のマナナと同じゲージにいた。普通は乳離れは大体3ヶ月くらいなのに、半年も経ちマナナより体格がデカくなっても一向に乳離れしないティンカーにマナナはとうとう怒ってウサギパンチをしたという句である)
「追いかける 弱い男は 嫌なのよ」
今度はマナナとアスランが同時に飛び込むが一歩アスランが早かった。
「それでも負けぬ 鬼ごっこ二匹」
(前世マナの発案でマナナとアスランはお見合いをした。しかしマナは強いオスが良くアスランを袖にして逃げまくった。アスランは何とか振り向いて貰おうと追いかけるが部屋を50周くらいする羽目になったという句である)
「なぜ届く ここは2階よ 我が父よ」
今度はルイとジジが同時に札に飛びつくが体格差でジジに軍配が上がる。
「偉大な父の 背中見て育て」
(前世ジジは我が子に直接触れ合いたかった。ジジは二段ジャンプで自分の柵を脱出するとさらに、
モカのゲージの上にある我が子ルイのゲージまで二段ジャンプして入った。約150cmは跳んでいる。そこまでしてジジはルイに会いに行ったエピソードである)
桐斗は皆楽しそうに正月カルタをしてくれてるのを見て、作った甲斐があると思った。
結果は体格差もあるが素早さの早いジジが優勝であった。
カルタの後は餅つきである。
うさぎの好きな蕎麦粉とエン麦の粉で作られた
うさぎも食べられるお餅をつくる。
※これはあくまでファンタジー世界であります。
餅をつくのは体格のでかいジジで水を入れこねるのはモカである。
パン!グネ!パン!グネ!
なかなかリズムが良い。前世よく喧嘩していただけある。
出来上がった餅を13個にしてみんなで食べる
『いただきます』
『今年も良い一年になりますように』
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