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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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マナの一人旅①

沢山のブックマーク登録やお気に入りありがとうございます。まだまだたくさんの人に見てもらえるような作品にすべく精進致します。

フェデーラ王宮に帰った健太は唯我独尊流の奥義取得に夢中だ。

この流れは確実にマナは放置されると感じた。


マナは暇であった。


そうだバナナと旅に出よう


マナは支度を済ませるとバナナにハーネスを付けて旅立つ。


一様健太に書き置きを残す


「武者修行に行ってきますと」


マナは心地よい爽やかな春風が自身を通り抜けると

何だか風も自分を後押ししているように感じた。


まずはどこから向かおう。


カンパーニュから帰ったばかりだからミネラルの街方面に行ってみようか


マナは馬車停留所で切符を買うと馬車を待っていた。


バナナはタンポポの葉を美味しそうに食べている。

マナはタンポポの綿毛に息を吹きかけて飛ばしている。


バナナの鼻に綿毛が入りバナナはくしゃみをしだす。マナはバナナにごめんねと笑いかけた。


馬車停留所は忙しそうだ。

荷物を運ぶ者や馬車を手入れする者に馬に餌を与える者 

みなの働きが定期馬車の運行を可能にしている。


マナはそんな様子を見て思う。自分は何故ここに居るんだろうと


女神に選ばれて健太に付き添い成り行きで戦争に参加したけど何かを守りたかった訳ではない。


健太が頼りないから自分が頑張っただけだ。

この地での自分の目標は?自分は何がしたいのだろうか?もちろんうさぎの世界は護りたい。しかしこの島ではない。


この島を見て回る事で自分はその答えを探してみようと考えていた。


考え事をしていたら馬車が到着したようだ。

もちろんマナが選んだのは貴族が使う最高級馬車だ

やはり2日の旅だから寝心地は大事である。




1日目が終わり馬車は水辺で泊まる。

馬車の運転手は火を起こして焚き火を始めた。


マナはその焚き火を眺めながらこの世界に来てからを思い出す。


いきなりダンジョンで一か月くらいモグラ生活

とてもじゃないが怒り狂っていた。


その後フェデーラ王宮に行き、温泉に行き戦争して

また温泉にいき戦争をした。


思えば戦いの日々である。自分の第二の人生は壮絶だなと感じた。


布団に丸まりながら春の夜風から身を守る。

バナナはマナの背中がお気に入りだ。座りながら寝ていた


2日目の朝マナが目覚めると馬車は進んでいた。


マナは馬車停留所付近で買ったハムチーズパンをほうばる。寝ぼけ眼でボサボサの髪を整えたら次は歯磨きだ。まだマナは頭がいろいろと働いていない。

間違えて箸で歯を磨いていた



2日目の夕方


馬車はミネラルに到着した。

マナは島を回るなら馬車が必須である事を認識して

馬車の購入を検討する。

戦争に勝ったからフェデーラ王から報酬はたんまり貰っているから何も問題ない。


馬車!馬車!馬車!馬肉!?


マナはミネラルの街で前世好きだった馬肉の屋台を発見して美味そうに食べる。

いや違う!馬車を売ってる場所を探さねば


どこかわからないので馬車停留所まで戻り馬車屋を聞く


「すみません!馬車ってどこで売ってますか?」


「まずは馬屋に行きな!そこでどんな箱を引かせたいか要望を伝えるんだ。馬屋はミネラルの西端だよ」


「ありがとうございます」


マナは馬屋に向かう。


「いらっしゃいませ。馬を購入ですか?」


「馬も欲しいんですが馬車も欲しいんです」


「どんな馬車をお望みでしょうか?」


マナは首を傾げて紙に絵を描いた。

それはピンク色でお姫様が乗るような貴族向けのしっかりした馬車だ。


馬屋の主人は訝しげな表情をする。

こいつ金持ってるのか?


「これはこれは大変立派な作りの馬車になりますね!利用目的は何になるのでしょう?」


「私は勇者パーティのマナよ!勇者パーティがする事は人類の救済以外ないでしょ?」


そう言って勇者パーティの表示入り冒険者カードを見せる。


馬屋の主人は汗を拭きながら話し方が丁寧になる。

勇者パーティといえば以前ミネラルの街を護って貰った恩がある。


格安で行いますが日にちは2週間程かかりますと告げた。


仕方ないからマナはミネラルの温泉でバナナとゆっくり待つことにした。

旅館は以前来た時の旅館とは違い最高級の旅館にした。露天風呂はそれは見事な景色で良い場所を選んだと感じた。木々には実もなっておりリスが身を齧っている。


「ふー温泉は何度入っても良いわ!お肌が蘇る♪」


マナは絶景の景色と春風と温泉という三拍子揃った露天風呂に心も体も癒される。


マナは温泉後マッサージを受ける。

バナナはマナからマッサージを受ける。


よくわからない絵図ではあるが

マナもバナナも気持ち良さそうである。


夕食に舌鼓をうちながらマナはバナナとゆっくりとした時間を過ごすのであった。






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