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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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女神特製ダンジョン④

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「おい!!いつまで寝てるの早く起きなさい」


水バシャ


「はっ?ここはどこ?そう!俺はお姫様でお花畑を歩いていたはず」


健太はまだ寝ぼけているようだ。


「はぁ?ここは異世界よ!しかもお花畑じゃなくてモンスターのサファリーパークみたいなダンジョンよ」


マナはイライラして現実を突きつける。


「あ!マナだ!おはよう!朝からテンション高いなぁ〜」


「いやもう昨日から私より寝てるからね!貴方の側にある剣が新しい宝箱から出たわ!

炎の剣らしいわよ!魔法剣意味ないわね」


「えっ?朝からテンション下がる〜」


健太は炎の剣を手に取り微妙な顔をする。


「はぁ?貴方はこのダンジョン最初から役立ってないんだから今更じゃない。私の魔法は強化されたから問題ないわ」


マナは得意顔だ。何か良いスキル手にしたのだろうと健太は思った。


「魔法強化いいな〜どんな風に?」


「ふっふっふ!連続魔法を撃てるみたい。更にはアロマオイル魔法を融合してオリジナル魔法が唱えられるらしいわ」


「何かマナだけずるい!チートだ!チート」


健太は不満顔だ


「私には加護の動物がいるからね!前世で動物を飼って無かった貴方が悪いのよ」


「その理論だと○つごろうさんめちゃ強くない?」


「おおー!奇遇ね!私もそれは思ったわ!でも前世の職業も加味されるから使い方次第っていうのもあるわ」


健太は魔法使えても使いこなし方に苦労するんだなと理解した。


「そっか!んで次のエリアはどんなんだろうな?」


「少し見てきたけど水辺エリアね」


「また俺の活躍の場がない」


健太は項垂れた


「はぁ〜どうして私に寄ってくる男性は昔から頼りないのかしら」


マナはしみじみと思う。


「いやそれ本人の前で言うかね?私も頑張っておりますとも!この選ばれた勇者にして天才外科医である健太がマナを護るために」


健太スマイルはマナを不安にしかさせなかった。

私が頑張らなきゃ!マナは心に誓う。


第4階層 水辺エリアは実際水系モンスターの宝庫だった。


ウォーターフロッグ


「ゲロ」


水鉄砲をだしてくる


「アロマオイル融合魔法(ゼラニウム×ジュニバー)水結界 テンペスタタイタン」


マナは水結界を敷き(移動式)土魔法を放つ


「きゃあマナ様カッコいい私惚れてしまいそうですわ」


健太は昨日からオネエが抜けない


「ふっ!ガキにはまだ10年早いわ!俺に惚れると火傷するぜ」


マナはノリノリで前列の健太の前に立ってガンガン進んでいく!


水魔法など怖くないからだ!


ウォータースネーク、ウォーターフロッグ、ウォーターナマズ、団体さんが来ても怖くない


「フィシュレ」「風刃乱舞」


地割れを起こして風刃が巻き起こる


敵団体様も一網打尽だ


「うわぁ冗談抜きに戦闘力格差半端ないんだが」


「貴方もレベルが上がれば良い魔法を覚えるわ!勇者なんでしょ?」


「任せなさい!そうさ!後から輝くのが俺様の職業だからな」


マナは健太のテンションを維持させながら先を急ぐ!なぜなら水辺エリアでお腹を冷やしたからだ。


マナは小走りに魔法をぶちかましてモンスターを一掃する。健太は後を着いてくのがやっとだ。


「マナ様お待ちになってくださいませ〜私着いてくのがやっとですわ」


「無理!!早く次の休憩ポイントに急ぎたいの!」


途中から土系モンスター はぐれモグラやハリハリネズミ 巨大ワームも出てくるが


「風刃乱舞」「ウォータースプラッシュ」


走りながら連続魔法を唱えて一気に倒す。

風刃も水鉄砲も辺りで踊り狂う。


マナはなんとか休憩エリアに着いてトイレに辿り着けた。


「急いでた理由はそれかよ!いやでも俺が働けてないのは事実だ!昼食用意しておくか」


スッキリしたマナは健太とランチタイムだ


「何か雷系のトネールを覚えたよ!魔法剣にも出来てこれで午後からは俺頑張るわ!でも何でレベル90超えてるのにこんなに使える技少ないんだ?」


「ふーむ!多分レベル上限が1000はあるからよ!私もまだ取れないスキルあるもん」


「そうか先は長いのね!女神特製ダンジョンはレベル上げは最適だけどやっぱ異世界転生は冒険が早くしたいよな」


健太は冒険できる日々にワクワクしている。


「あーモグラ生活はもう嫌よ!はやくちゃっちゃと出たいわ」


マナはとりあえず早くダンジョンから出たい様だ。


「俺らが人類の希望かー何か実感湧かないな!

夫婦気ままなダンジョン巡りみたいな感じじゃないか?」


「あー私持病があって炭酸飲まないと死ぬの」


「いやそんな持病ないからね!私医者だから!そんな捏造効きません!でもこんな汗かいた時は大人の炭酸飲みたいよね」


健太はアルコールが欲しいと愚痴る。


「アボガドに照り焼きにオニオンリングを添えて あーダンジョンに何で酒屋がないのかしら使えない女神ね」


マナはまた女神に文句だ。どんどん要求が加速する。


「いやそのツマミセレクトは随分おっさんだね」


「何よ!私のおつまみセレクトに文句あるって言うの?」


「まぁ人の好みはそれぞれだしね!何か水だけで酔ってない?」


「酔いたくもなるわよ!二週間くらいは穴に籠もってるのよ私達」


そんな中上空からパラシュートに乗せて、お酒とツマミと手紙が降ってくる。


マナはテンションを爆上げしてお酒とツマミを方張る。美味しいハニー酒がお口に合ったようだ


「女神も気が効くじゃない!やっと私達の偉大な進み具合に褒美をよこしたって所よね」


マナは自分の功績のおかげだと疑わない。


健太もビールを飲み日頃の疲れを癒す。

あー五臓六腑に染み渡る〜


ふと女神からの手紙に目がいく

「親愛なるマナと健太へ2週間も滞在してまだ4階層ですか?こんな事言いたくはないのですがサボっていませんか?貴方達がナマ言ってくるからこちらはちゃんと要望に答えていますが、貴方達は世界を救うつもりはあるのですか?

by怒りと悲しみに満ちた女神」


今日は恐らく酒とツマミがあるからお酒も入りどんちゃん騒ぎ確定だ。

健太は静かに上空に手を合わせて女神様に謝罪した。





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