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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第2章〜マッサージ師はハムスターと亀とうさぎと旦那と共に
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女神様特製ダンジョン①

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マナと健太は来る日も来る日も女神様特製ダンジョンでレベル上げを行なっていた。


「メス」

健太は右手に5本左手に5本手術用ナイフを目の前の敵に投げつける


「グギャー」バットバットは苦しみ出す。


「健太!まだ右から同じモンスター来るわよ!気を抜かないで アロマオイル魔法サンダルウッド」

 

バットバットは睡眠状態になる。


「ナイスマナ!メス」 


「同然よ!前世でマッサージをして5分で寝なかった客は殆どいなかったんだから」


健太とマナは休憩がてら休憩スペースて休む


「てか俺勇者なのに剣がないっておかしくね?

何で手術用ナイフが主武器なんだよ」


「それを言ったら私も魔法士なのに杖やロッドの類はないはね!あの女神使えないわね!ダンジョン出たら覚えてなさい!」


健太はマナのテンションが戻って来て安心していた。

自分がもし前世に飼ってた犬と戦う事を想像したら剣など向けられないと思ったからだ。


どんな結末になっても自分が人類とマナを護ると誓う。しかし10代のマナは可愛いなぁ!なんか緊張してきた。


アホな想像ばかりする健太と違いマナは考えていた。自分がうさぎを救うとなればその大陸の人類を滅亡を余裕で選択など確かに出来ない。


自分には旦那も子供もいて家族も前世で出来た。10代の荒れていた時期と比べても結婚してからは人の温もりに救われた。


しかし桐斗の過去は悲惨だ。連れ子でDVまで受けて彼は親と絶縁状態だった。唯一友達には恵まれていたが、私がメンヘラだった為に束縛しすぎて桐斗から友達も奪ってしまった。


もし孤独のままうさぎだけを愛して死んでしまったのなら

人類滅亡を自分がその立場なら即決するだろう。


更には桐斗は牡牛座だ!これが特に厄介だ。

何故かというと牡牛座は普段はとても優しい。

優しいのだが、どこか変なスイッチがありいきなりブチギレると手がつけられなくなる。


うさぎを護る戦いとは言うなれば戦争だ。

片方だけダメージなしなどほぼ無いだろう。

平和な前世から現世は一気にうさぎを護る乱世


極限の精神の中で彼は平常心を保てるのか?

いや無理だろう!!仲間がやられてブチギレて人類滅亡!!展開が読めてしまう。


多分私の説得は通じない。私は桐斗を裏切り続けて別れた酷い女なのだから。恐らく桐斗とは死闘になる。


桐斗を殺して私がうさぎを護る!

マナは女神の意図してないよくわからない覚悟を決めた。


「そろそろ早く続きやろうぜ!剣と魔法の異世界転生で勇者なんかもうワクワクが止まらないぜ!」


健太は単純だ。勇者という肩書きに興奮している。


「わかったわ!今用意するから待って」


マナは健太の裏表のない性格に救われた。

この人は私を愛してくれた沢山の男性の中で結婚してくれた唯一の人。私が認めた人だから付いて行って間違いないでしょ


マナと健太はダンジョンを進む。



3日後やっとダンジョンのボスモンスターと書かれた扉にたどり着いた。


「俺の側を離れるなよ」


「魔法援護は任せなさい」


一階ダンジョンボスは ボスバット 全長1.5mにもなる巨体からくる爪攻撃と風魔法が主攻撃だ。


マナはすかさず開幕魔法を唱える。


「アロマオイル魔法ミルラ(仲間ステータスアップ)」


健太も先制攻撃を喰らわす

「触診からの弱点へのメス」


「グギャー」


ボスバットは風魔法を唱える


マナはそれを察知して風結界を用意する。

「アロマオイル魔法(風結界)」


「俺にも魔法か剣撃を覚えさせて!メス!」


ボスバットは爪で健太のメスを弾く


ボスバットは爪攻撃を健太に繰り出す


「いて〜血が血が!!」


マナはすかさず健太に回復魔法と追撃攻撃をする


「ヒール」


「アロマボール(アロマオイル魔法を塗り込んだボール)」


「グギャー」


ボスバットは今度は爪攻撃をマナに向ける

健太はその爪攻撃をカバーして受ける。


「いて〜肋骨折れる〜」


マナは健太の傷を無視して先にトドメの魔法を加える


「ウォータースプラッシュ」←ただの水魔法だろう


ボスバットは光の粒子になり消えて宝箱と先へ進む階段がが出て来た。


「宝箱だ!何がでるかな♪」


健太は宝箱出現と同時に痛みを忘れて駆け寄る。

マナは回復魔法を唱える。


「ヒール」


「怪我の回復からしっかりしないとダメじゃない」


健太は怒られながらも笑い飛ばして宝箱を開ける。

中身はバットソードだ 作りはあまり良く無いが

やっと健太は剣をゲットして喜んでいた。


「はぁ!まだ子供ね」


「マナも言ってただろ!見た目10代になったんだから心も10代にならなくちゃって」


マナは異世界転生に不安を感じていた。しかも人類を救えだなんて。しかし無邪気に喜んでいる健太が居てくれるだけで心強かった。


「ようし次は2階へ急ぐぞ」


「はぁ?計画性を学びなさい。さっき怪我したばかりでしょ!メスしか攻撃手段のない貴方には関係ないかもしれないけど私はさっきの戦闘でMPが結構無くなってるのよ!今日は休ませなさい!」


ボスバット戦はマナが殆どの作業に当たっていた。

回復に魔法に攻撃にと大車輪である。


「そっかなら俺が腕によりをかけて料理を」


「貴方より私が料理に向いているからやるわ!それより火を起こして!この世界はライターやマッチがないのよ」


マナは料理の準備に取り掛かる。


「俺は火魔法持ってないよ」


「何よ!使えないわね!葉っぱと木材を用意して!」


マナと健太は土と風魔法とメスでどうにかこうにかして火を起こした。


「マナも火魔法ないじゃん」


「貴方は魔法なんもないじゃない」


健太は打ちのめされた!!どうか女神様私めに魔法をお授け下さいと女神様に祈りを捧げた。


「あのくそ女神風呂を準備しとけよ!」


1人罰当たりな奴が居た。


次の日

2階へマナと健太はダンジョンを賑やかに進む。

主にマナばかりが魔法を放ち倒していた。


「ウォータースプラッシュ」


「俺の名前は健太 勇者にして医者でもある

天下無双のわが剣撃にモンスター共を纏めて 纏めて...」


マナの魔法で敵モンスターは全滅した。


「ほらちやっちゃと行くわよ」


「俺の見せ場をだな!作ってください」


健太は強気から一気に頭を下げた。


「良いじゃん!私の魔法でもお互いレベル上がるんだからそれに貴方まだ魔法も剣撃も覚えてないわよね?」


マナはズバズバ指摘をする。


「昨日までの俺と一緒にするでない!さぁ見よ!この美しい連撃剣とやらを覚えたぞい」


健太は何故か得意げだ。


「はぁ?連撃剣って剣を複数回振ってるだけでしょ?つ、か、え、る、わ、ざ を早く覚えなさい」


「何そのお、も、て、な、し、みたいな言い方傷つく〜」


健太は凹み出す


「グギャー!!何でも良いけど次の休憩ポイントでお風呂が無かったら暴れるわよ!覚悟しなさいくそ女神」


「いやぁ一様女神様だからね!もうちょい感じ良くしよ」


「保存食も不味いのよ!アボガド用意しなさい

ウォータースプラッシュ」


マナと健太は2階のダンジョンを難なく進み

休憩ポイントに着いた。


掘建て小屋みたいなのがあり入るとアボガドと入浴施設があって手紙が付いていた。


「親愛なるマナと健太へ日々ダンジョン攻略お疲れ様です。ご要望通り風呂とアボガドにベッドもお付けしました。ゆっくり疲れを癒やしてください。

byくそ女神より」


「女神様すみません。うちのマナがマナだけにナマ言ってすみません。」


健太だけ必死に謝る。


「ふん!まぁダンジョンにしては良い設備ね!

褒めてあげるわ」


健太はため息をを吐きながらもマナと熱い夜を過ごす。


男は護るべきものがあると違うんだなと改めて感じた。10代のマナ半端ねー









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