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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第1章〜バーテンダーはウサギ達と共に〜
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ラパンの森にて③

お気に入り登録やブックマーク登録よければお待ちしております。魔法一覧は第19部にまとめて総集しております。

シュタタタタ〜 そんな効果音が似合う速度で白いうさぎは横を走り抜け、人間達は標的をこちらに変えた。


「奇妙な毛色のうさぎがいるぜ!兄貴まずこっちをやっつけちまいやしょうぜ!」


「はははそうだな!我らの獲物になれ!今夜はうさぎ鍋だぜ〜」


冒険者達は桐斗が珍しい毛並みで興味が湧いたようだ。


「何?日本語を喋ってるだと!」


桐斗は冒険者達の会話が日本語なのをびっくりした。

だってここ異世界だからだ。


「いえ桐斗よくみて奴らの口の動きを!私達が翻訳して脳内に伝わらせてるだけで奴らは日本語喋ってないでしょ」


「そっかーマナナありがとな」


しかし前世の漫画で雑魚がよく使いそうなセリフ並べたててるなこいつら

人間はこの世界では初めて見たけど強いのかね?


良い経験値になれば良いけど。


逆に吾輩の経験値にしてやる。


人間相手だが元人間の私は明らかに殺す事への抵抗感が無かったと言えば嘘になる。


しかし桐斗はもうウサギである。

人間はうさぎを狩り、肉を食い皮を剥ぐ。


天敵でしかない。捕まったら最後殺される。


情けなど起こしてはこちらが不利になるだけだ。

先手必勝とばかりに魔法をぶち当てる。


聖土混合中級範囲魔法ココナッツドリーム


大きくて硬い聖なる光を放ったココナッツが雨霰と冒険者達を襲う。


「ぐはぐはぐは!ココナッツみたいなのが空から山のように降ってくる〜」


2人の人間は気絶した!


復活しても面倒なのでトドメをさしておく!タタターンタラタタタタタタターン♪


レベルが2上がりました。


ん?人間弱いくせに経験値うますぎないか?


レベル18を過ぎてなかなかはぐれ狼やらでは上がらなかったのが人間相手だとすぐだった!


これは人類経験値化計画もやぶさかではないかも知れないな。


積極的に刈りたくはないが降りかかる火の粉は払わなければならない。


一条桐斗  ステータス LV20

 HP:110

 MP:160


 攻撃 :45

 防御:45

 魔法:160

 魔法防御:160

 速度:205

 親愛pt:500

固有スキル 融合


「カシス!カクテル三昧の固有魔法をくださいな♪」


「アイアイサー♪うーん♪私は1番役立ててる♪」


ステータス欄の固有スキル欄にカクテル三昧が加わった。しかし覚えて気がついたが、シェイカーが一つしかない!


「誰か錬金術みたいなスキル持ちのうさぎいない?」


カシス以外のうさぎ達は拗ねていた。なぜなら1番を取られたからだ。


「みんなどうしたの?みんなの技が知りたいな♪」


誰も反応しないみんなプンスカしているようだ。


「いやいやラパンの森の危機でしょ!みんな協力してよ!バナナあげるから」


生前ならバナナで釣れたはずなのに...


「わかったから!みんな全員のスキル必ず取るからね!」


ようやく機嫌をとるのに10分もかかった。


もうさっきの白いうさぎはいないかな?


振り向くと木陰に隠れながらこちらを見ている白いうさぎがいた。モンスターボールをなげますか?はい


「いやポ●モンじゃねーよ」


やっとマナナのツッコミが復活した。

てか誰も錬金術スキルは所持してないようだ。


「はじめまして一条桐斗と申します。精霊うさぎに転生してこの森を彷徨っておりました。ラパンの森の危機と聞いて中央神殿を目指しております。道中道案内をお頼みしたいのですが如何でしょうか」


これでも生前は上品なバーテンダーだ!レディへ最大限綺麗なお辞儀を心がけた。


「助けてくださってありがとうございます。私に着いてきてください」


本物のうさぎともコミニュケーション取れる事にも

目的地へつけそうな事にも安堵した。


ふーやっとうさぎの聖地へいける。





本日のカクテルは ココナッツドリーム


カシャーサ51とマリブを3:2で入れて牛乳適量と砂糖を少量加えたてシェイクしたら出来上がり。

グラスに一杯のクラッシュドアイスを詰めてね。



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