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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第1章〜バーテンダーはウサギ達と共に〜
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初品評会と暖炉付きハウス完成

聖王国アランドブルクの貿易官は自信満々に告げる。


「こちらが我が国自慢の果物で特産品になります。因みに荷馬車10台分です」


『モグモグ』


ペロ「c」バニラ「c」アスラン「c」


「今月の聖王国アランドブルクとの取引魔法入りシェイカーは300本になります。 味努力必要」


次はアラルド共和国の貿易官の番だ。聖王国産の果物の評価の低さに緊張気味に喋りだす。


「こちら我らの国の果物で特産品になります。同じく荷馬車10台分です」


ペロ「B」バニラ「C」アスラン「B」


「今月のアラルド国との取引魔法入りシェイカーは500本になります。味後もう少し改善必要」


何をしてるかと言うと前回の世界会議で聖王国アランドブルクとアラルド共和国から魔法入りシェイカーの貿易をお願いされて、品評会の結果と果物輸出量で魔法入りシェイカーの取引量を決めると宣言したから、品評会を開いているのだ。


味見役はうさぎ達の中からランダムで決まり、

ABCで評価してもらう

Aだと3pt Bだと2pt Cだと1ptだ。


それに荷馬車1台に付き10をかけて先程の魔法入りシェイカーの輸出量が決まった。

(例聖王国アランドブルクはcが3人だから3点×荷馬車10台分なので100=300本というわけだ)


アラルド共和国の貿易官は聖王国アランドブルクの貿易官にしたり顔だ。


聖王国アランドブルクの宰相は報告を受けて果物作料布告令と

指定した果物毎の美味しさ品評会を開き年間チャンピオンには報奨金を出す旨の布告も出した。


2カ国から更に大量にフルーツが輸入されハイラビット達は笑顔だ。


これでバウムッド帝国との国境付近で植林したり、罠を作っているハイラビット達にも行き渡るはずだ。




月日は流れ統一歴141年7月5日

やっとイメリア王国から派遣してもらった職人2000人は5箇所の巨大な暖炉付き家を完成させた。たんまりの報酬を貰い職人達はウハウハだ。職人達も我が家を新築すると話していた。


床には絨毯も敷き詰められ、トイレもあり、ベッドも複数ある。何より嬉しいのは地下の食糧庫だろう。


魔法入りシェイカーを入れる弾薬庫は別にある。入居日には大勢のハイラビット達が押し寄せ住み心地を確かめた。


1箇所はラパンの森内にあり4箇所は旧マウリア領のラパンの森に比較的近い場所に作られた。


趣は5箇所とも違う。丘にあったり、近くに川があったり、森にあったり、海辺にあったりと風景が違うからだ。


神殿に神殿付近の3箇所の拠点を加えて9箇所の暖炉付き施設が出来た。これでやっとハイラビット全員が冬眠せずに冬を越せそうだ。


神殿を首都として神殿から残り8箇所に均等に食料と弾薬に薪にハイラビット警護隊を割り当てた。基本1匹は精霊術士を滞在させる。


人間で言う所の砦が増えた感覚だ。


しかし旧マウリア王国の内陸部にもいずれ拠点が必要になるだろう。バウムッド帝国からの侵略戦争に対して毎回神殿から出かけていたのでは遠すぎる。


桐斗は次の拠点は宮殿付きの城郭都市にしようと密かに考えていた。








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