モカとジジとマナナの生誕とどんどんくる黒十字軍
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時は移り統一歴138年6月15日モカとジジが産まれた。
一番ツッコミの激しいマナナだけ未だに生誕できずにプンスカ怒っていた。
「冒険者達の暴挙から一年近く平和だな!
このまま平和が続いて欲しい」
桐斗のその言葉とは裏腹に大砲は16門、
魔法入りシェイカーは10,000本近く出来ていた。
ラパンの森の拠点は4つあるので
それぞれに魔法入りシェイカーと大砲を
桐斗は運搬中だ。
ノンペは知っていた。
こっそりペロが大砲を打ち上げてる事を。
自分も大砲を撃ちたそうだ
現在神殿より北の拠点でノンペは桐斗から大砲4門と魔法入りシェイカー2000本を受け取り、
高台に配備した。
ちょうどその頃
大将軍に任命されたフレリッツが2500もの軍を率いて今度こそはとラパンの森に迫っていた。
「やーやー我こそはマウリア王国軍大将軍フレリッツである。
正々堂々勝負してくれる。
精霊術士よ出てこい」
と叫ぶが誰も出てこない。
なぜならそもそもマウリア王国は合戦の宣言書を桐斗宛に届けていない。
宣言書もないのに精霊術士が出てくるはずもない。
ラパンの森はこう見えて広大だ。
ノンペはちょうど北側を眺めていた為
結界の反応をキャッチできた。
チャンスとばかりに
フローズンダイキリ入りのシェイカー10本が詰まった弾を大砲でぶっ放した。
これはなかなか癖になるとばかりに
エメラルドミスト入りシェイカー10本が詰まった弾も大砲でぶっ放した。
聖なる風の大剣が10本切り裂きまくり、風刃は乱舞する。
フレリッツ率いる2500もの軍は最高級魔法20発の餌食となり
ほとんどの兵が死にフレリッツも戦死した。
マウリア王国軍はまたも敗戦となったのであった。
ちょうどその頃桐斗は木陰で眠っていた。
気温もちょうど良くついつい運搬途中で寝てしまう。
桐斗はラパンの森の拠点全てに大砲と魔法入りシェイカーを運び終えて神殿に帰ってきた。
ふとステータスを見てみるとまたレベルが結構上がっていた。
何でやねん!まぁ良いか!良い事は理由を深く考えない。桐斗の性格である。
ラウリア王都に敗戦の報が伝えられると宮廷で緊張が走った。
なぜなら死んだフレリッツは第三王子の従兄弟であったからだ。
完全に対面を傷つけられた第三王子派は更に戦いの準備をした。
そもそも精霊術士は数が相当少ない。
標的は1人であると言っても良い。
それなら軍でなく暗殺者の方が良い事に気づき
密かに100名の暗殺者の手練れが集められ
結界から身を守る衣装で多方面からラパンの森へ侵入作戦を開始した。
夜に奇妙な胸騒ぎを覚えた桐斗はバニラを呼んだ。
「バニラのびんだち耳は気配感知力が上がるので間違いないか?」
「はいそうですわ!私のスキルを遂に会得しますか?」
「あーお願いする。」
スキル びんだち耳を取得しました。
早速 スキルをonにすると
100人余りの気配がラパンの森に侵入しているのがわかった。遂に結界感知をすり抜ける技術が出て来たようだ。
桐斗は緊急の光源の狼煙をあげて4拠点全てに避難勧告をだした。
緊急時の避難先は以前から考えられていた。
うさぎは穴蔵を作る。
奥に広い穴蔵の入り口には罠を仕掛け、魔法入りシェイカーを穴蔵には貯蓄させている。籠城作戦だ。
桐斗はアレンヌ風のそよぎの隠遁魔法入りシェイカーを発動させて夜の森林の闇に溶けこんだ。
「もう誰も死なせない。俺がみんなを守るんだ」
その掛け声と同時にエクストラスキル毘沙門天も発動した。
今回は軍勢ではなく、
個でバラけているようだ。
暗殺者の可能性が高いと予想する。
行軍的に北側からが一番接敵が早いと判断した桐斗は目立つがブルーラグーンで一気に距離を詰める。
最初の暗殺者には「パラライカ」状態異常にさせてからの急所にビスマルクを一突きで即死だ。
すぐ様アレンヌ風のそよぎを再発動させて再び存在を闇に同化させた。
次の標的には「闇普通幻覚毒魔法」
敵は幻覚状態の中、毒にも侵される。
敵は意識朦朧として苦しみ出す。
死角からビスマルクで急所を一突き。
パラライカよりMP消費が抑えられて助かる。
一晩中森を駆け巡った桐斗は
味方の犠牲ゼロで暗殺者部隊を壊滅させた。
運良く逃げ切った暗殺者の証言からは
「精霊術士は自分達より暗殺者に向いていた。
段違いだった」と報告した。
時は統一歴138年7月30日マナナが産まれた
これで遂に前世で飼っていたうさぎが全員産まれた事になる。
精霊術士12名に精霊王1名
戦力は上がってきた。
拠点は4箇所なので拠点防衛に精霊術士3名は配置できる計算だ。
本日のカクテル
ブルームーン
ジン2
バイオレットリキュール1
レモンジュース1
上記をシェイクしたら出来上がり。




