表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第1章〜バーテンダーはウサギ達と共に〜
16/96

ペロとノンペの生誕と戦力強化

お気に入り登録やブックマーク登録よければお待ちしております。魔法一覧は第19部にまとめて総集しております。

ラパンの神殿に帰ってきた桐斗を待っていたのはアンナの熱い抱擁だった。


「いつも心配かけてごめん」


「うんうんまずは決め、やり通す。それが成功の秘訣です。

貴方はうさぎを護ると決め

その為に最善を尽くしました。

だから謝らないで。ほら今はお疲れでしょ!

フルーツ盛りを作ったから栄養とって休んで」


「ありがとうアンナじゃあ一緒に食べようか」

2人で甘い時間を過ごした後

ステータスを覗いてみた


大精霊魔術僧士 ステータス LV90

 HP:1310

 MP:1360


 攻撃 :285

 防御:285

 魔法:1360

 魔法防御:1360

 速度:1405

 親愛pt:2800


スキル 融合 変身 カクテル三昧 二段ジャンプ


流石に魔王軍5000匹は格殺しただけあり、レベルの跳ね上がりが凄まじい。


親愛ptは食いしばりに魂の平穏と自動MP回復を取る事に決めた。


「ラビビ、アスラン、ノンペスキルお願い」


『アイアイサー』


これで更に貯蓄魔法が増えて状態異常耐性も得て、即死魔法も一度耐えられる。なかなか戦力が付いてきた。


念のため破壊された聖と土の結界もラパンの森全体に作り直した。以前より5倍は厚くなっている。


次の昇進いつかなぁ そんなことを考えながら牧草をモシャモシャ食べていた。


「私のラビットパンチのスキルはいつになったら取得する気かしら。私のスキルは使えないと言いたいのかしら?失礼しちゃうわ」


マナナはプリプリ怒っている。



その後桐斗は馬車を何往復かさせてラパンの森北端からダークウルフの死骸をできる限り持って帰った。


もしかしたら高値で売れるかもしれない。皮を剥ぎ肉や内臓を取り除くのには苦労した。


変身してヤドンの村に売りに行こう。鮮度が命だからな!


意を決して変身してヤドンの村へ物資を売りに来た。


商業ギルドでは身分証の発行からやらなくてはいけなかった。名は桐斗 出身はアランドブルクにした。


出身地ヤドンの村だとバレかねない。ゴザの上で綺麗な立髪のダークウルフの毛皮は貴族達の評判も悪くなく高値でバンバン売れまくった。


そのお金でチモシーやらフルーツの苗木やら雑穀もたくさん仕入れた。


ラパンの神殿は問題をいくつか抱えている

①城壁がない

②うさぎが増えて食料事情の悪化

③全うさぎを神殿でのみ管理するには手狭なので拠点をいくつか増やすべき

④普通のうさぎはシェイカーを扱えない。つまり戦力不足


①は錬成術で石垣や土類を作成

②ダークウルフの毛皮を代金にフルーツの苗などを購入及び時たまラパンの森の資源を商業ギルド経由で売りに行く事帰りに食糧調達

③1と同じで土塁や石垣を作り別の拠点制作。

④こればかりはアンナに頑張ってもらうしかない。


まだアスランとティンカーも授乳期間だがそうも言ってられない。5月にはペロノンペの誕生日だ。4月頭にアンナと交尾をした。


毎日MPを消費しながらシェイカーに貯めて順調に日々を過ごしていた。


「平和だなこのまま何もなければ良いのに」



その後さまざまな課題を桐斗は一つ一つ丁寧にこなしていた。

ペロとノンペも無事に産まれて元気にミルクを飲んでいる。


季節は統一歴136年7月15日夏 

いよいよラパンの神殿以外の拠点設置完了。


ラパンの神殿から1キロ北と南と西に3箇所離れた場所に作った。リーダーはラビビ、ルイ、ティンカー。


バナナも林檎の木も植えて城壁も石畳も兎小屋も作った。シェイカー200本ずつは持たせたから責められても何とか遅延策はできるはず。


桐斗がこの世界に来た時よりうさぎ達は生き生きしており楽しげだった。やはりうさぎ達には伸び伸び生きて欲しい。


ラパンの神殿を囲う結界の他に、ラビビ、ルイ、ティンカーの新しい3拠点と神殿が入る大きさの聖と土の結界を新たに作った。


これでラパンの森全体を護る外層の結界に拠点4箇所の結界に神殿の結界と三重にもなる堅固な結界の守りになった。人間も魔王軍も安安と攻めてはこれまい。

着々と桐斗はラパンの森の強化と基礎固めを行う。


桐斗がラパンの森に来た当初は神殿すら危うかった。

しかし今は神殿に似た拠点を3箇所増やしてうさぎ達の生息域が4倍に増えた。


ただ拠点が4倍になったわけではない拠点4箇所をつなぐ範囲内は人間や魔王軍を閉め出せた事になる。


これは大きな事だ。完全にラパンの森の領地も同然である。うさぎ達が何の心配もなくラパンの森全体を自由に散歩できる日常を早く取り戻してあげたい。


我らうさぎに幸あらん事を桐斗は強く願う。


しかしまた新しい災いが迫っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ