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たとえ転生してもうさぎを愛してる  作者: ガーネット兎
第1章〜バーテンダーはウサギ達と共に〜
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ダークウルフ戦

お気に入り登録やブックマーク登録よければお待ちしております。魔法一覧は第19部にまとめて総集しております。

イメリア公国に魔王軍多数の報を受けた聖王国アランドブルク 聖王ブルク20世はすぐさま勇者に連絡を入れた。


アランドブルクはイメリア大陸のちょうど真ん中に位置しており勇者も動きやすいという理由から聖都アランドブルクの南アレクサンドリアに拠点を構えていた。


勇者それは魔王を滅ぼすのが使命で歴代勇者と魔王は死闘を繰り広げていた。


勇者は死ぬと聖地に新たな剣が生まれそれを抜いた者が次代勇者に選ばれる


今活躍してるのは98代勇者クリムド


歴代勇者の中で唯一ティムができ、愛竜に跨り戦場を駆け抜ける。


勇者クリムドは聖王ブルク20世からの連絡を受けてイメリア公国の端へ飛んで行った。


その頃桐斗も急いでいたがラパンの森は縦に長く北端までいくのには時間がかかる為今だ道半ばである。


では魔王軍はというと

聖結界を壊すのにマジシャンズアークは苦戦していた。


マティーニそれはほぼ原液のお酒である。非常に強いお酒の為その名に違わず結界も厚みがあった。


「セイクリッドアンチマテリアルブレイカー  はぁもうだめ!今日も一時睡眠」


「マジシャンズアーク様そろそろ結界壊して頂かないと公国にバレてしまいます。」


いよいよ時間が経ちすぎてヘルハウンドも焦っていた。


「知るかーこんな頭のおかしい結界作った奴に言え!なんと言おうがMP切れだから寝るぞワシは」


何だよこいつ本当に四天王かよ使えねーな

ヘルハウンド達は愚痴ってそうな表情を浮かべてある。


ダークウルフ達も隠密作戦の為暴れられず森の前でお預けを2日以上食らっていたからだ。


魔王軍、勇者、桐斗三者三様急いでいたが1番最初に状況が動いたのは魔王軍だった!


聖結界を遂にマジシャンズアークが壊したのだ。


バリーン!


「よしダークウルフ達蹂躙を開始せよ」


良い仕事したと言わんばかりの安らかな顔を浮かべるマジシャンズアークは掛かった時間など気にしていなさそうだ。


聖結界が壊れても桐斗は焦らなかった。


錬金術でシェイカーも400以上作り半数は置いてきた。


ラビビならなんとか持ち堪えられるはず!


50本のシェイカーの中にココナッツドリーム入り 次の50本のシェイカーにはラスティナール入り その次のシェイカー50本には「土普通至近距離散弾魔法サウザショットガン」入り

さらに次のシェイカー50本には「風最高級範囲殲滅魔法エメラルドミスト」入りのを鞄に入れている。


毎日MP切れるまで用心の為に作っておいたのだった。


敵がなんであれ水分補給はするはず。

近くの川の木に隠れて足場を作り、

迎撃する事にした。


上流から敵がくるのか下流から来るのかわからない為上流下流にラスティナールを数本間隔をあけて土罠を設置した。


その後桐斗は数時間木陰で体力を回復した。

うとうとしてるとシルバーの立髪に真っ赤な瞳の狼の大軍が行軍してきた。


千いや一万は居るのかヤバすぎる。


桐斗ははぐれ狼しか見ていない為ダークウルフに危機感を感じていた。


囲まれたら終わる!!すぐさま二段ジャンプで木の上に設置した足場から敵を見つめる。


ダークウルフ族長ヘルハウンドは川辺で休憩を軍に言い渡した。


魔法を放ったらもう後戻りはできない。場所が割れてしまう。


遠距離攻撃が来ない事を祈りながら桐斗は

エメラルドミストとココナッツドリーム入りのシェイカーの栓をあけて魔法を放った。


すると何ということでしょうエメラルドミストが強すぎて狼もココナッツも切り裂いていく。エメラルドミストは広範囲に風刃を乱れ撃つ魔法だ。同時使用は相性悪いことが判明した。


それでも奇襲に成功してダークウルフ達はバタバタ倒れていく。狼弱いなこれならなんとかなる!


「一気に決めるぜエメラルドミスト×10一斉放射」


ダークウルフのいる範囲全てに風刃が舞いダークウルフは切り裂かれ放題だ。

バタバタダークウルフ達は死んでいく。

危機感を抱いたヘルハウンドは近衛兵だけでこちらに突っ込んできた。


「我は魔王軍ダークウルフ族長ヘルハウンドいざ勝負!戦場で一対多数でも恨むことなかれ」


「サウザショットガン×4」


ドオーンと甲高い音が鳴り前世で言うショットガンの弾が発射された。

全方向から突っ込んできたダークウルフ達を一気に吹っ飛ばす。


さらに

「ココナッツドリーム×10一斉放射」


聖なる硬いココナッツが広範囲にバカスカ振ってきて

エメラルドミストで弱ったダークウルフ達にトドメのココナッツ落下攻撃が来る。

「くっ!一旦退却!」

ヘルハウンドは傷を負いながら退却を命じた。


「指揮官たるヘルハウンド貴様だけは生きて帰さない。聖風最高級単騎殲滅魔法トレスマティーニ


ヘルハウンドの真後ろから心臓目掛けて聖風混合のビームが突き刺さる。


「ぐは!魔王様お許しください」


ヘルハウンドは死んだ。それを皮切りにダークウルフ達は散り散りに退却していく。


魔王城には敗残兵が到着しダークウルフは敗走したことが明らかになった。


すぐに幹部会が開かれ魔王も出席した。

・1人の青年に一万の軍勢が多重魔法で撃退

・魔法をどうやら貯蓄できる

・勇者も出張って来て共に魔王軍を蹴散らした

・ヘルハウンドはその青年に殺された

・結界を壊すにマジシャンズアークは丸3日かかる


魔王自身はうさぎ如きに敗走したとあって汚名返上の為に攻め滅ぼしたかったが勇者の動向も気がかりだ。しばらくは時期を見るのがベストだと判断した。


三国志でいうと魔王軍が魏 勇者は蜀 ラパンの森は呉のような立ち位置で互いに動けない状況だった。


下手な事をしたら精霊術士が勇者と手を組み魔王軍に挑みにくるかもしれないからだ。

何代か前の魔王はそれで滅ぼされている。



本日のカクテル

トレスマティーニ

テキーラサウザスリージェネレーションプラタとスイートベルモット適量をシェイクしてオリーブを添えたら出来上がり。

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