娘の場合
娘の場合です。
出来る限り、簡潔に。
娘には、伴侶に選ぶ条件の"最低限"を示しましょう。
きっと彼女は、物心も付かない頃から、私が最初に好きになるように設計でもされているかの如く、幼い頃から、私を無条件に愛してくれるでしょう。
ですが、私と妻が出逢ったように、彼女もまた、愛するべき誰かに出逢います。
それは強制や期待でもなく、本能的に誰かを選び、その誰かを愛しく思うのです。
寂しくもありますが、それが彼女の自立に繋がります。
だからこそ、娘には自分が許せる範囲で、最低の"男"を演じましょう。
出来得る限りでいいのです。
出来得る以下の男が、娘に近づかないように、最低の男に見えるようにします。
それは即ち、必然と自分が認めやすい人間を、娘が選びやすくなりますから…。
やがて、もしも娘が伴侶としたい人を紹介したならば、頭ごなしに反対はせず、第三者目線で娘の選んだ人を見ましょう。
この際、娘の事は度外視でも構わないと思います。
いっぱいその人を、慈しみ、愛でましょう。
自分の子供と同様に、愛を注ぎましょう。
それだけで、娘は幸せを掴む為の基盤を手にする事が出来るのだから、安いものですよね。
酔っ払いの戯言って事で、片隅にでも置いて頂ければ幸いです。