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ミケのオンラインリハビリテーション  作者: 白ネコ扇子
第4章・侵攻クエスト 剣戟の攻城戦
29/87

29・リグハイン砦

 ゴルディークの装備について加筆修正しました。

 急速に動いていく太陽は既に傾き始め、空をオレンジ色に染めていた。


 長く続いてきた荒野は途切れ、丈の低い木や草の覆い茂る草原へと移り変わっていく。

 ついに空白地帯を抜け、リグハイン砦のある敵領土に足を踏み入れたのだ。


 地平線には小高い丘が並んで立ち塞がっていた。

 その奥に敵の本陣があるらしい。

 この丘陵地帯を越えた先に小高い山があり、その頂上に1つ石造りの建造物があるという。

 グレイドッグは森林の中にある小さな町だったが、リグハイン砦はこの丘陵地帯全てが巨大な防壁となる天然の要塞のようだ。


「……ん?」


 不意に目の前に金色に輝くアイコンが現れた。尖った針の様な形をしている。


「これは?」


「それはここの敵領主を指してるんだ」


 ルクスが頭上のアイコンを指差し、それから丘の向こうに指を滑らせた。

 こちらが敵の領土に到着すると、自動的に敵領主の位置を示すアイコンが現れる仕様のようだ。


 領主は侵攻クエスト期間中、自分の領土から出てはいけない。出るとその時点でその時最も近くにいた相手プレイヤーが自動的に新たな領主になる。

 とは言え、この広大な領土の中を逃げ回られても発見は難しい。それではゲームとして面白くないので、戦いを起こす為の措置だ。

 金色の針は方位磁石の様に丘の向こうを指していた。敵領主はやはりそちらか。


 意識をアイコンに向けると、自由に消したりできるみたいだ。

 ふと、意識をルクスに向けてみる。するとルクスの頭上に青いアイコンが現れた。

 神聖王国陣営のプレイヤーは青いアイコンで表示され、魔王軍陣営のプレイヤーは赤で表示されるそうだ。それで敵味方を区別できる。


 私達は敵領土に入って少し進んだ所で最後の休憩を取る事になった。

 荒野が比較的平坦だったおかげで、予定より早く着いた。

 それに、リグハイン砦自体がいくつもの丘に囲まれた広範囲の城塞である為、奇襲を警戒してより離れた場所で待機する事になったからだ。

 ここからはじっくり警戒しながら進む。


「疲れた?」


「ん……大丈夫」


 私が無事休憩場所にたどり着くと、ルクスが声をかけてきた。


「さすがに今回は特別遠いからな。普段はこんな長丁場になんてならないんだけど」


 ルクスは砦の方を眺めながら呟いた。

 周りの皆はどうなんだろう。疲れてないのかな。チラリと部隊の皆を見回してみる。

 ほとんどの人達が装備の確認や自分の武器を眺めながら、ギラギラとした笑みを浮かべている。皆やる気は十分のようだ。

 さすがこんな遠方に進軍するだけの事はある。よく訓練されたゲーマーだ。


「もしかしたら知ってるかもしれないけど、朗報だよ。特にミケには」


 なんだろう。またしても得意気なルクス。

 こういう時のルクスにはちょっと期待してもいい。


「聞かせて」


「戦闘不能になった時、経験値が減るだろ?」


 レベルが上がった時点を0%として、貯まった経験値が100%になるとレベルが上がる。

 死亡時にはその3%分がデスペナルティとして減少する。私は龍人族なのでその倍。6%減少する。

 0%を割るとレベルが下がってしまう。今までの苦労が台無しになるので、絶対に避けたい。


「対人戦で相手を倒すと、その3%分の経験値が丸ごと入ってくるんだよ」


 私は今ルクス達のパーティに所属している。

 通常モンスターを倒した場合、レベルの低いパーティメンバーにはほとんど経験値が入らない仕様になっている。それはレベル差が開くほど顕著になる。

 さらに、モンスターに与えたダメージの比率で経験値の配分も変わる為、結局得られる割合も少なくなる。

 強いパーティに付いて行って強敵から経験値を得ようとしても、効率は劣ってしまうのだ。


 だが、PKをした場合は全員にその3%分が均等に分けられるという。私はこれまた龍人族の特性でそこからさらに半分になるんだけどね。

 ソロで自分と同レベル帯のモンスターを倒した場合、1体あたりの入ってくる経験値は大体0.1~0.5%ポッチだ。

 敵は恐らくほとんどが私より遥かに格上。自分よりも高いレベルの相手を倒せば入る経験値はより多くなる。

 パーティで分散するとはいえ、今の私にとってはそれでも膨大な量になるだろう。それを考えればとても美味しい。

 一応メンバー同士は20メートル以内の距離にいないと経験値が分配されないので注意が必要だ。

 ちなみに、レイドのメンバー同士では経験値は入らない。


 要するに、侵攻クエストは経験値稼ぎには絶好の舞台であるのだ。


「おお……!」


 私は感嘆の声を上げた。

 もしかしたら、クエストを無事生き残れたらかなりレベルが上がっている可能性がある。レベルの上がりにくい私にとって、これは大きなチャンスだ。



 休憩を終え、やる気を上げつつ私達は砦のある丘陵地帯へ進んだ。

 この一帯の丘は全て丸坊主で見晴らしがいい。背の高い木が一切ないおかげで、侵入してくる敵を発見しやすくなっている。

 恐らくもうこちらの存在は敵に視認されている。いつ襲撃があってもいい様に警戒しながら登りやすい道を探す。


 ここから先頭は隊長のゴルディークとそのパーティになった。経験も豊富で防御力も高い為、どんな攻撃にも対処できるのだろう。


 その後ろに50レベル台のパーティが2つと、40レベル台のパーティが控えている。べリオンのパーティだ。出る所の出たモブ達2人を合わせた3人パーティのようだ。


 その後ろには20~30レベル台のパーティが続く。

 というか、べリオンの後ろは私達のパーティだ。なんだか気まずい。もっとも、向こうは欠片も気にしてないみたいだが。


 本来ならこの30レベル台の地域であれば部隊長を務めていてもおかしくない50レベル台のパーティが2つも配属されている。

 さらに、その上に70レベル台のゴルディークを据えるというのだ。それだけこのリグハイン砦の攻略にかける本気度が窺える。



 丘が近付いてきた。高さは20メートルくらいか。斜面はどこも急で登れなくはないが、登っている最中に襲われたら応戦は難しいだろう。


 程なく丘の境目に谷間を発見した。

 谷の奥は入り組んでいて向こう側がどうなっているのか見えない。どうやら本陣のある山の麓までいくつもの丘が乱立していて、中の道は複雑に入り組んだ迷路になっているようだ。奥に行くに従って丘の高さもより高くなっていく。

 それでも敵本陣には敵領主が控えている為、アイコンを目印にすれば方角は見失わないで済みそうだ。今の所、その位置に動きはない。


「頼む」


 ゴルディークが指示すると、隊列の中からいくつもの影が空に飛び上がっていった。


 あれは獣人族の1種、『鳥人族』だ。

 背中に翼があり、スタミナが続く限り空を飛べる。

 キャラクターメイク時に様々な鳥の種類を選べ、羽根飾りの様なデザインの耳も特徴だ。


 空から偵察するようだ。道筋の確認と索敵だ。


「ここからは敵の本陣だ。総員、警戒を厳にして進め!」


 ゴルディークが後続を振り返り、鼓舞する。

 自身も腰の両脇に提げた鞘から2振りの長剣を抜き放った。

 全長1メートル程の両刃の長剣だ。青く輝く金属で作られ、もはや鉄などのリアルにある素材ではない。

 やや黒みがかった青の刀身と、銀と青のグラデーションの刃紋。主であるゴルディークの剛腕程もある広い幅。その中央には魔力の込められた呪文が彫られており、時折霧の様に微かな光が立ち昇っていた。

 その刀身を支える様に黄金に輝く肉厚の鍔が手を守る。

 その蒼剣を両手に収めた二刀流がゴルディークの戦法のようだ。

 盾が手首に固定一体化している為、盾と剣を同時に両手で使用できる。改めて見ると、その両腕の重厚な異様が際立っている。


 ゴルディークの言葉に続く様に、総勢120余人が一斉に武器を抜いた。

 私もこの後に起こる戦闘に胸を躍らせ、拳に力を込めていた。



「敵襲ッ!!」



 不意に声が上がった。


 突然、上昇した鳥人族達を魔法の爆撃が襲った。

 全身から煙を上げる鳥人族達が地面に転がっていく。

 見上げると、谷間を挟む丘の上にいくつもの人影が映った。敵の待ち伏せだ。既に魔法や弓を地上のこちらに向け、次弾を発射していた。


「総員防御態勢! 負傷者を回復! 防御魔法が使える者は障壁を張りながら前進せよ! 」


 ゴルディークが声を張り上げる。

 壁役のシールドディフェンダーがこちらに放たれた矢を弾き、魔法職も各々敵の魔法を相殺していく。

 こちらも遠距離攻撃可能な者が応戦するものの、地の利を取られた状態ではなかなか打撃を与えられないようだ。


 敵が指示を出しているゴルディークに気付いた。にわかに攻撃がゴルディークに集中する。

 必殺技として放たれた光の矢と、色とりどりの魔法がゴルディークに命中した。


 だが、その攻撃は手前で見えない壁に遮られ、ゴルディークに届く事はなかった。


 レベルを一定まで上げ、その他いくつかの条件をクリアすると職業を昇格させる事が可能になる。

 ゴルディークの職業はシールドディフェンダーの上位職『ヘヴィウォール』。

 ヘヴィウォールには一定以下のダメージを完全に防ぐという専用スキルがある。敵のレベルが低い場合、受けた攻撃を全て封殺できる。

 それがヘヴィウォールの『オートシールド』というスキルだ。


「ゆくぞ!!」


 ゴルディークは剣を構えると、一気に左側の丘を駆け登った。

 敵はゴルディークに攻撃を集中させるが、ゴルディークは微動だにせず2本の剣と両腕の盾で次々とそれを弾き飛ばしながら走る。捌ききれなかった攻撃はオートシールドが遮った。


「プッシュウインド!」


 仲間からの風魔法がゴルディークを押し上げる。踏破困難な傾斜を文字通り風の様な速度で駆け上がっていく。


「おいおいおい! 速ぇって! 撃て撃て!!」


 敵が再度魔法のチャージタイムを終え、放とうとした瞬間。

 その眼前に両手に剣を携えた、巨大な獣が現れた。

 放たれた爆炎は腕ごと剣で切り裂かれ、次の瞬間には首が飛んでいた。


「隙あり……げぁ!?」


 その背後に位置していた弓使いの矢を弾き、弓ごと胴を薙いだ。

 くの字に体を曲げた敵を丸太の様な脚で蹴り飛ばす。

 剣だけでなく体術熟練度もかなり上げているようで、蹴られた敵は装備の破片を撒き散らしながら宙を飛んでいった。


 丘の上に陣取っていた敵は2パーティ、10人。

 総じて遠距離攻撃を得意とするメンバー構成のようだ。もう一方の丘も恐らく同様だろう。


「やべぇぞコイツ! 離れて囲め! 数で押し込め!」


 8人に減った敵は仲間がやられてすぐに距離を取った。


 だが、その背後を凶刃が襲った。


「俺らの出番無くなっちゃうじゃないですか」


 敵の背後から現れたのは味方の50レベル台のパーティだった。

 こうなる事を想定していたのか、ゴルディークの後を追い、敵の背後に回り込んでいたのだ。


「すまんな、ネスト! だが、全員でこちらに来たのか?」


「まさか! 1人向こう側にやってますよ」


 警戒を解かず、ゴルディークは敵を挟んだ向こう側の味方に声を投げた。

 ただ、見えたその数に疑問を覚えたのだった。

 敵は装備から見るに30~40レベル台。ゴルディークと50レベル台のパーティなら問題なく殲滅できるだろう。


 だが、ネストと呼ばれた彼はもう一方の丘には1人しか送っていないという。単純な動きしかしないモンスターと違い、対人戦であればたった1人で多数を相手にするのは愚策である。

 それでも、彼は飄々とした態度を崩さなかった。




 反対側、右側の丘の頂上には未だ下の隊列を攻撃している敵と、背後に現れた1人の人物に対峙している敵とに分かれていた。


「たった1人で来るなんて、レベルが上だからってナメてんのか?」


 敵の1人が弓を構えて矢より先に言葉を投げかけた。


 その相手。

 夕日を背に丘の尾根に立ち塞がったその人物は、白いローブをまとい、頭も白いフードで覆っていて顔は見えない。

 ゆったりとした長い袖口からは黒と銀の籠手が覗き、その手には銀の装飾を施した白い弓が握られている。

 そして、矢を番えた弦を引き絞って、悠々と佇んでいた。


 多勢に無勢。たった1人を相手に、敵は集団で武器を構えながら余裕の笑みを浮かべていた。


 だが、白いフードから覗く唇がわずかに動くと、集団は一気にその顔を強ばらせた。



「サモン・ビースト」



 瞬間、空間が歪み、いくつもの足音が白ローブの背後に降り立った。


 獰猛な唸り声と共に、複数の牙を打ち鳴らす音や爪で地面を抉る音が混ざる。

 総数7体の魔獣が白ローブの前に躍り出てきたのだ。


『サモナー』

 ビーストテイマーの上位職。使役するモンスターを異空間に格納しておく事が可能になっている。

 ビーストテイマーでは最大3体までしかモンスターを使役できないが、サモナーは7体まで可能となる。

 ただ、いつでも自由に呼び出せる代わりに、4体以上同時に召還すると多くのMPを消費し続けるペナルティがある。


 訓練されたモンスターは一般的なそれとは違う。フェイントや撹乱、連携とプレイヤーが教えた技術を活かした戦い方ができる。教えるプレイヤーが優秀なら、モンスターと言えどプレイヤーに匹敵する戦力となり得るのだ。

 それも、1人で計8人分の戦力を保有した。


「噛み殺せ」


 フードから覗く唇がそう囁くと、魔獣達は一斉に敵の集団に躍りかかった。


 一気に阿鼻叫喚と化す丘。

 牙が脚を捕らえ、何度も地面に叩き付けられる魔法職。弓ごと手を噛み潰され、馬乗りにされた弓使い。背後から爪で切り裂かれ、丘の下に転げ落ちていく敵。

 敵も応戦するものの、分厚い毛皮に矢が弾かれほとんどダメージが通らない。


「うちのミルフィーユに何をするのですか」


 魔獣に攻撃が通じずうろたえる敵に、白ローブは矢を放った。寸分違わず矢は眉間を捉え、敵はキリキリと丘の下に転がっていく。

 その可愛らしい名前で呼ばれた魔獣はライオンとヤギの2つの頭部を持ち、ヘビ頭の尻尾と背中にコウモリの翼を生やした怪物であったのだが。


「コ、コイツ! 『甘味軍団長』だッ!! 逃げろ!!」


 敵の1人が叫ぶ。

 ふざけた通り名だが、敵の怯えた態度を見るに相当知られているプレイヤーのようだ。

 散り散りに逃げていく敵達。

 白ローブは魔獣達を引き止めた。深追いはしなかった。まだこの無数の丘に伏兵が潜んでいる危険があるからだ。


「みんな、よくがんばりましたね。えらいえらい」


 白ローブは自分の横に舞い降りた翼竜の喉を優しく撫でていた。




「アスタルテ。そっちは片付いたか?」


 戦闘が終わり、被害状況を確認する。

 ゴルディークや50レベル台パーティも丘を降りてきていた。

 同じパーティメンバーらしき男が白ローブに声をかけた。


「ええ、ネスト。何も問題はありませんでした」


 アスタルテと呼ばれた白ローブは軽く答える。言った仲間も「だろうと思った」と軽く笑っていた。


 アスタルテは軽く首を振り、フードを取り去った。

 長い金髪を両手ですくい上げて服の外に解放すると、絹の様に柔らかな髪が風に揺れた。

 白い肌の女性。細身で長身。尖った耳から種族はエルフ族のようだ。

 切れ長の目と新緑の芽の様なグリーンの瞳。乏しい表情が少し他人を寄せ付けない雰囲気をまとわせていたが、パーティメンバー同士はあまり気にせずやり取りしている様だ。


 魔獣達は既に異空間へと帰って姿はない。

 今回は使役する全ての魔獣を投入していたが、魔獣を入れ替えながら戦う事で様々な状況に対応できるのもサモナーの強みである。



「ゴルディーク。被害は死者ゼロ。損耗も軽微だ」


「わかった。ダイバー。回復が終わり次第進行を再開する」


 ゴルディークに駆け寄ってきたのは彼のパーティメンバーだ。

 彼はスカウトの上位職『ローグ』のダイバー。斥候役を主としている。

 短い灰色の髪をした、小柄な鼠の獣人族の男だ。耳が大きく前歯がやや長い。

 枯草色の軽装鎧を身に付け、動作に一切の音が無い。

 相当の実力を有しているのだろう。先程もただ1人地上からの斥候として先行していたのを見るに、ゴルディークからの信頼も厚い事がわかる。


 他に、回復支援役のルケリア。

 魔法攻撃役のホズレット。

 前衛攻撃役のセーヴェン。

 そして、ゴルディークを合わせた5人のバランスの良いパーティだ。


 先程の戦闘では皆ゴルディークに勝るとも劣らぬ活躍をしていた。戦場を駆け回って低レベルのプレイヤーの盾となり、囮となっていたのだ。

 今は隊を回り、被害状況をまとめていた。

 結果、倒せた敵は4人だけだった。

 最初の攻撃以降は回避に徹底され、即座に退却していったからだ。やはり目的は偵察、こちらの戦力の把握か。

 ゴルディークは頷くとこの丘陵地帯の向こうにあるだろう敵本陣をにらみつけていた。



 一方、私は不満だった。

 出番が全く無かったからだ。

 降り注ぐ攻撃もスフィアルとリラが魔法で相殺し、ベイブも大剣で器用に打ち返していた。大声で「ジャストミート!」って叫んでた。ちょうど転げ落ちてきた敵に打ち返した魔法を命中させていた。

 ルクスはその影に隠れて私と一緒に休んでいた。矢がもったいないって。ベイブがやっつけた敵から経験値が入って「ラッキー!」とか言ってた。


 で、私は守られっぱなしだった。だって遠距離攻撃に乏しいんだもん。

 頬を膨らませる私をさておいて、行軍が再開した。

 次回投稿は3月6日午後8時予定です。


 前回の閲覧数がたった3日で普段の1ヶ月分を軽く超えていたんですけど……。怖い。

 確か、居酒屋回の時も妙に閲覧数増えていたし、もしかして皆さんお腹空いてるんでしょうか。

 今度以前投稿した食べ物が出てくる回を少し書き直してみようか考えてみます。


 次回第30話『開戦』


 お楽しみに!

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