表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

モノカラ

面倒くさい。

何もかも面倒すぎる。

だるい。眠い。辛い。眠い。おやすみ。

口癖がどれもどちらかと言うとネガティブなものばかり。

世間は充実していて忙しそうだ。

羨ましい。

私は、何を生きがいにすればいいのだろう…


私は今年で高校二年だ。

年度の最初の週にインフルエンザにかかり、デビューが乗り遅れ、今日が二年になって初登校となる。

なのでクラスの人の名前を覚えていない。

そしてご察しの通り、私にはこのクラスに友達というものが存在しない。

実に残念な話だが、今更どうしていいか分からない現実。

しかも何か用があっても肩を叩かれるくらいでよそよそしい感じがすごいするのでかなり悲しい。

あぁ、どうしたらいいのかなぁ…

「ね、ねね、」

周りは楽しそうだなぁ。

「ちょっとー、聞いてるー?」

暇すぎて眠くなってきた…

「おい!やまなしゆうは!お前だよお前!」

「え…え?」

いきなり声をかけられたので結構驚いている。

そして顔が割と整ってるておしゃれな感じと思ったのが最初の印象。

しかし私の苗字よく読めたな…で、誰だっけか。

「お前俺の名前知らねぇみたいな顔してんな。」

流石、当たりです。

「俺はたかなしけいじ。漢字だとこう書く。」

メモにさらさらと文字を書きそれを渡してきた。

小鳥遊 啓至

ほぉ、これもまた珍しい苗字で。

そうそう、私の苗字をよく読めたなって言うのも、漢字で書くと 月見里 柚羽 だからだ。

「でさー、何で呼んだかって言うと」

あぁそうだ何か知らないけど呼ばれたんだった。

「俺と、友だちになってくれ」

「…はい???」

もう何かいろいろ驚きすぎて驚き疲れた。

「それは…どういう意味でしょうか」

「そんなのそのままの意味に決まってんだろ。つーわけで、よろしく!」

ま、まじすかぁ…

なんか来てそうそう波乱だなぁ…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ