ヒロインの裏の顔
私は見てしまったんだ。
あの子が…
数時間前に戻ります。
私は昼休み、いつもは保健室に行きましたが、今日は行こうとは思えずうーうーと唸っていました。
私は中庭でぼっち飯を食べていました。
最近は柚月とあまり食べないし柚月に言われて気ずいた想いを隠すために私は保健室にも行けない。
そう思っていた。
しかし中庭という選択が間違っていたのだ。
中庭に人がきた。
中庭は人がほとんどこないので私はビビってそこら変の木の後ろに隠れた。
来たのは悪役ちゃんとヒロイン。
あーあー絶対出れない…
なんで来たんだよょょおおおおおお。
まゆちゃん激怒だぞ★
麻結ちゃん本当おこだからね。
そう思いながらそっと悪役ちゃんとヒロインを見た。
ふんふん…聞こえないな。
仕方ない近ずくか…
よいしょどっこいしょ…
ガサッ
あっ…やばい。
「あら、何かしら」
おいおい近ずくなよ…
「誰かしらぁ」
「にゃ、にゃーん」
「あら、猫ですの」
よ、よかった。
しっかしよく気ずかないな。
最近の若者は頭のネジが一本抜けてるのかな?
まぁ、声が聞こえるからいっか。
「あなたは私の婚約者に付きまとってどういうつもりなの⁉︎」
おお!悪役ぽい。
「わ、私はただ歩いていたら桐さんが話しかけてきただけです」
「よく、婚約者がいる男をつきまとえるのですね」
「違います。私はただ…」
「何をおっしゃいますか?今更言っても婚約者がいる男を落とそうとした事実は残りますわ」
「だから、私は…」
「だからもでももありません。もう私の婚y」
「だぁからね‼︎私は付きまとってないって言ってるんです‼︎、話を聞け‼︎」
「え…?」
「なんで私があんな金と顔しかない男を好きにならなくちゃいけないの?私は女が好きなんだよおお」
え…?ヒ、ヒロインちゃん?いきなり豹変したと思えば自分はレズという発言⁉︎
めっちゃ悪役ちゃん困ってるよ‼︎
あと攻略者を金と顔だけのやつって…
ま、まぁ、私も攻略者のほとんどかねずr…
だって‼︎名字に音がついてる攻略者は御曹司なんだよ‼︎
めっちゃいいじゃん‼︎
金が全てなんだから…
うーん暗くなりそう…
「何を…」
「あ"?何ですか?」
あ、あのヒロインさんの声めっちゃ低かったんですけど…
ほら悪役ちゃんが涙目だぞ!
「ご、ごめんなさい…」
おおおおおお、ヒロイン勝った‼︎悪役に圧勝した‼︎
というかヒロインの裏の顔怖い。
ヒロインって案外力あったし運動神経いいから怖いんですけど…
もしヒロインに捕まったら…
怖い…想像でも怖い…
ヒロインって可愛い顔してるからその顔が冷たい笑顔を見せると背筋がぞわぞわする。
あーあー、さっさと退散しよう。
できるだけ早く