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少女の独り言




もう、誰も信じない、

ああ、あの人形のように‥‥‥

心が無ければ

こんな感情を‥‥

持つことはなかったのに‥‥

何にも邪魔は‥‥‥させない

誰も信じない

誰も私のテリトリーに

入らないで


私はこの復讐を完璧に

精密にそして、巧妙に

あなたたちの人生を‥‥

全て全て壊して

あげる


幸福だと言っていた

あの時間

今の私にとっては

残酷な過去でしかない

だから、だから、

ぜーんぶ、ぜーんぶ

壊してあげる


そう心に誓ったのは、

確か‥‥‥

こんな、雨が強い日だった気がする

あの子が、来なければ、誘わなければ

そんなこと一体何回、何十回何百回

考えただろうか?

でも過去は、変えられない

だから、私は、私だけが私たちだけが

幸せになれる最高のシナリオを

あなた達にプレゼントしてあげる。

楽しみに待っていてね。


今、私は、この地に戻ってきた、さー、楽しい楽しい、舞台の始まりだよ‥‥



一人の少女は、まるで、世界の全てをあざ笑うかのように、そして、世界の全てに絶望したかの様に笑う。








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