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霊感少女、真理亜 続き

白崎家は、長崎に親戚の家がある。

父、歳三の姉、美代の嫁ぎ先が長崎だったから。

真理亜は、美代のことを、「ながさきのおばちゃん」と読んでいた。


ある日、ながさきのおばちゃんから、お菓子が送られて来た。


銘菓「ざびえる」


母、絹江は、家族みんなに「高級そうなお菓子貰ったよ。」と言った。


真理亜にも、そのなかの一つが渡された。


一口、口にすると、「何か、お酒っぽい味がする、、、」

真理亜はそう思った。

真理亜は、干しぶどうが苦手だったが、その味にも似ているような気がした。

味が濃過ぎて、食べられない。


食べかけの、ザビエルを絹恵に手渡し

「私は、もういらない。」

と言った。


両親や姉や兄は、その高級だと表現されたお菓子を、次々に食べて、あっという間に、箱は、空っぽになった。



真理亜は、空っぽになった箱に、吸い寄せられるように、歩みよった。



母、絹江に向かって真理亜は言った。


「その箱、私にちょうだい。」



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