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天下御免  作者: 深町珠
3/21

町娘の無事を確かめようと

右京が視線を移すと



「ありがとうございます、いつも、すみません」と


町娘は、丁寧に腰を折った。



いやいや、と

右京も、かわいい娘にそう言われると

まんざらでもない(笑)。



少し乱れた髪を、右手でかきながら

踵を返し、蕎麦屋に戻ろうと


歩みを進める。






「すごいねぇ。気配だけでやっつけちゃうなんて」と、茶店の老主人は、右京の後ろ姿を眺めながら。



暖簾の内側で。






町娘は、うん、と頷いて

右京の頼もしさを、憧れを持って見つめた。






武士と言うのは、そういうものである。

道に外れた者が居れば、正す。



刀は象徴である。滅多に抜く事はないが

ひとたび抜いたが最後、それが人生の最期かも

しれない。



そこまでの思いを持って、魂を磨くのが

武士、である。


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